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2018年09月13日(木)

寒蘭の発色 [栽培技術]

PDFファイル(293KB)

(293KB)

花時期になり発色に頭を悩ましている人が多いと思います。

添付のPDFファイルは私が参考にしていた資料です。

PDFファイル(354KB)

(354KB)

難しい内容ですが、発色がどのような理屈で起こっているか解ると思います。

私もいろいろと工夫して試行錯誤で発色に挑戦している。

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第三蘭舎のボックス栽培は先に紹介したが、ここで花を咲かせたらどうだろうか?
ハウス自体はPOフィルムで覆っているので完全な紫外線カット。ボックス自体はノーポリで天井と東西南の側面を遮断している。ハウスのサイドを巻き上げたとしても紫外線は届かない。(それとこのボックスは若干遮光を強くしている)
ここで桃や黄花の発色を見たい。

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第二蘭舎は一部だが朝の直射が当たるようにしている。早朝の紫外線効果を期待している。

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また蘭棚を除けて鉢は直置きし回りに散水することも考えている。
空中湿度を保つとともに早朝の気温低下を目論んでいる。

Posted by 管理者 at 2018年09月13日(木) 06時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年04月11日(水)

飽差表 [栽培技術]

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ちょっとした質問があり、あやふやだった記憶をはっきりするために飽差表を作ってみた。

画像(300x199)・拡大画像(1200x798)

自分としては飽差値そのもので温度と湿度を管理することはなかったので特別にはその値を気にしていなかった。

ビニール被覆中の低温時は高湿になると家庭用除湿器で除湿し、

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夏期の高温乾燥時には床に散水。

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途中も過乾燥にならないよう蘭棚の天井と腰高までのサイドにはビニールを残していた。

飽差についてはネットで調べれば色々出てくる。
私はhttp://bigbearfarm.blog.fc2.com/blog-entry-306.htmlを参照。

XLSファイル(18KB)

(18KB)

このサイトにある飽差表の31℃以上を知りたくて自分で作ってみたのだ。

Posted by 管理者 at 2018年04月11日(水) 09時06分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2015年12月27日(日)

平成27年実績 [栽培技術]

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今年の防除・施肥実績をまとめた。

昨年から大きく変わったところはないが、今年は成育中にキトチンキの潅注はしなかった。
昨年の実績

Posted by 管理者 at 2015年12月27日(日) 17時51分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2015年01月19日(月)

今日は土作り [栽培技術]

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今日は植え替え用の土を作った。

私の作業の中で一番の重労働だ。
土を砕いて篩でふるう作業は腰に来る。

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配合用のダケ土は大中小と3種類作る。

今回の配合では
大が0.9杯
中が1.0杯
小が0.3杯
使った。

これだけ作るのに3時間半かかる。

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ストックしていたダケ土も底をついてきた。

昨年は6回作った。

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市販土と一緒にサンドイッチ方式に積み上げる。

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人力で混ぜるのも一苦労だ。

まぜるだけで30分。

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最後は200リッターのタンクに保管する。

土作りは4時間の作業だ。

Posted by 管理者 at 2015年01月19日(月) 20時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2015年01月05日(月)

平成26年実績 [栽培技術]

昨年の防除・施肥実績をまとめた。

昨年大きく変わったところは液肥と微量要素を多用したことだ。
病害虫防除は大きく変わらないが、キトチンキの潅注は少なかった。

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液肥を増やしたのは
ここ数年、猛暑対策に潅水回数が増えているからだ。

置き肥では長くても肥効は2ヶ月、潅水で肥料切れが早まるからだ。
施用量はグリーンキングをやり始めてから代えていない。鉢のサイズでwで異なるが1g〜4gだ。プラ鉢や駄鉢を入れた平均で約2gとなる。

キトチンキは1回だけだった。
腐敗病の心配が無いからだが、今年は潅注はやめようかと思っている。
ただし植え付け時は行う。
それと土を配合した後のタンク内に潅注。

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ちなみに25年実績

この年は液肥は1回のみ。

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24年実績

Posted by 管理者 at 2015年01月05日(月) 06時32分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2014年10月14日(火)

発色関連資料 [栽培技術]

ネットで見つけた記事です。参考までに・・・

植物の世界「花の色のメカニズム」
 
           植物の世界「花の色のメカニズム」
 
                      参考:朝日新聞社発行「植物の世界」
 
 自然界には極めて多彩な花の色があります。植物にとって花の色は,昆虫を惹き付け,
受粉するのに役立っていると考えられ,高等植物の進化に大きな役割を果たしているも
のと考えられます。
 人間にとっても,様々な花の色は生活に潤いをもたらしてくれます。またこうした要
求を満たすべく,古くから,より美しい色の花を作り出すために品種改良が行われて来
ました。近年においては色素分析の研究を基に,更に新しい品種の育成も行われ,実に
沢山の種類の色の花が見られるようになりました。
 
 花の色が赤や黄色など様々に見えるのは,その植物にいろいろな色素が含まれている
からです。色素の中において代表的なものは,フラボノイド,ベタレイン,カロチノイ
ド,クロロフィルの4種類の色素群です。これらが単独或いは共存して,淡黄から黄,
赤,紫,青,緑へと広い範囲の色を発現しています。これらのうちフラボノイドとベタ
レインは水に溶けやすく,花弁の細胞内の液胞エキホウに溶けて含まれますが,カロチノイ
ドとクロロフィルは水には溶けにくく,細胞内の色素体と呼ばれる小さな粒の中に含ま
れています。
 
〈最も普通な色素群〉
 フラボノイドとは,C6-C3-C6の基本化学構造を持つカルコン,フラボン,フラボノ
ール,オーロン,アントシアニンなどの色素の総称名です。フラボノイドは植物界に広
く存在しており,花のほか根,茎,葉にもあります。種類も非常に多いが,花色の中心
となっているのはアントシアニンです。アントシアニンは橙から赤,紫,青,水色まで
の広い範囲の,目立った色を発現しています。
 
 アントシアニンは配糖体(糖と結び付いて存在する物質)として存在しており,糖の
種類や結合する位置,数などによって多くの種類に分けられますが,糖を遊離させて残
った物質であるアグリコンの種類は限られており,その主なものは6種類と云われてい
ます。このうちペラルゴニジンは橙赤色,シアニジンは赤色,デルフィニジンは赤紫色
で,水酸基が増えるに連れて色調が青味を増します。また水酸基がメチル化しますと赤
味が増します(中略)。
 一方配糖体の型においては,グルコース,ガラクトース,ラムノース,キシロースな
どの糖が,アントシアニンのアグリコンに結合しているものが多いが,結合する種類や
数が異なっても,色自体は殆ど変わりません(中略)。
 またアントシアニンの中には,糖の部分に更にパラ・クマール酸,カフェ酸,フェラル
酸など芳香族の有機酸を結合しているものもありますが,これらは色調には影響しませ
ん。
 
 アントシアニンのほかに花色に関係するフラボノイドとしては,フラボン,フラボノ
ール,カルコン,オーロンなどがあります。
 フラボンやフラボノールはそれ自身は無色から淡黄色で,単独で花色を発現している
例は少ない。白い花の場合,その殆どにフラボンやフラボノールが含まれていますが,
これが白い訳ではなく,花弁の細胞間隙カンゲキに空気が入っているためです。フラボンや
フラボノールは,アルカリ性にしますと黄色になる性質があるので,その存在を確認す
るには,白い花弁をアンモニア水に浸し,黄色に変わって行くかどうかを見ればよい。
 フラボンはキンギョソウのクリーム色の花に含まれ,またフラボノールは,白やクリ
ーム色のバラやアサガオの花に含まれます。フラボンやフラボノールの色は単独では目
立たないため,共存する他の色素の色が出てくることが多い。
 ただしフラボンやフラボノールがアントシアニンと共存しますと,アントシアニンに
対して補助色素として作用し,アントシアニンの色を濃くしたり,色調を青味がかった
ものにする働きがあります。このような働きは自然界に可成り多く見られ,花色におい
てフラボンやフラボノールは,それ自身の色よりも,寧ろ裏方として重要な役割を果た
していることが多い。
 カルコンやオーロンは,フラボンやフラボノールに比べ黄色が強く,黄色から橙赤色
までの色を発現します。ダリア,ベニバナ,カーネーション,ボタンの花の黄色はカル
コン,キンギョソウの黄色はオーロンによるものです。
 
〈ベタレイン系色素の分布〉
 ベタレインは,赤から紫色のベタシアニンと,黄色のベタキサンチンの総称名です。
ベタシアニンはアカザ科のカエンサイの紅紫色の素であるベタニンに代表される色素で,
フラボノイド系色素のアントシアニンによく似た色調を示しますが,化学構造はフラボ
ノイド系色素とは全く異なっています。
 植物界においては,ベタレイン系色素の分布は限られています。それはナデシコ目の
ザクロソウ科,ツルムラサキ科(ツルムラサキなど),スベリヒユ科(マツバボタンな
ど),ヒユ科(ケイトウ,センニチコウなど),アカザ科,サボテン科,オシロイバナ
科(オシロイバナ,ブーゲンビレアなど),ヤマゴボウ科(ヨウシュヤマゴボウなど)
です。
 例えばマツバボタンの花の色は,黄,橙,赤,赤紫といろいろな種類がありますが,
全てベタレインで,アントシアニンは含まれていません。そのほかサボテンの花の黄,
赤,紫色や,オシロイバナ・ブーゲンビレア・ケイトウなどの花,果実,葉の赤から紫
色は,何れもこのベタレインによるものです。
 分類的には遠く離れているアカネ目のヤマトグサ科にもベタレインが含まれており,
ナデシコ目に分布が集中していることなどとも併せて,ベタレインの分布と系統分類の
関係が注目されています。
 
〈カロチノイドとクロロフィル〉
 カロチノイドは黄色から橙色,赤色の範囲の色を示す色素で,カロチン類とキサント
フィル類に大別されます。カロチン類は炭化水素,キサントフィル類は酸素を含むカロ
チン誘導体で,代表的なものに,前者においてはα-カロチンや健康飲料にも含まれるβ
-カロチン,後者においてはルテインやゼアキサンチンがあります。
 黄色の花にはカロチノイドだけでなく,フラボノイド系の色素であるフラボンやフラ
ボノールが共存していることがありますが,その発色源はカロチノイドの方であること
が多い。例えばマンサクやレンギョウの黄色の花にはフラボノールが含まれていますが,
カロチノイドも多く含まれており,主にカロチノイドによって発現しています。キンセ
ンカ,バラの園芸品種の黄から橙赤色,パンジー,カボチャ,シュンギクの黄色なども
カロチノイドによるものです。
 
 またカロチノイドは,フラボノイド系色素のアントシアニンと共存して含まれている
こともあります。この場合には,カロチノイドとアントシアニンの量の比率やアントシ
アニンの種類が,花色に微妙な変化をもたらします。バラの鮮やかな朱赤色の花の品種
は,カロチノイドとアントシアニンの混合によって発現していますが,これはカロチノ
イド系の色素を持つバラと,アントシアニン系の色素を持つバラとの間の交雑によって
作り出されたものです。
 
 クロロフィルは葉緑素とも呼ばれ,緑色を発現し,葉や茎には普通に含まれています
が,多くの花も蕾ツボミの時期にクロロフィルが含まれています。花が開く頃になります
と,フラボノイド系のアントシアニンやカロチノイド系色素などが急速に合成されてく
る一方で,クロロフィルは消失して行くため,緑色から赤や黄色に染まって行くのです。
例えばアジサイやチューリップなどの花の咲く様子を観察しますと,この変化がよく分
かります。しかし花の中には,咲いてもクロロフィルがそのまま残って変色せず,緑色
のままの花もあります。
 
〈アントシアニンによる花色の発現〉
 自然界の花の色の殆どは,これまで述べました4種類の色素群によって発現している
と云ってよい。これらの中においてフラボノイド系のアントシアニン以外の色素の場合,
花色の発現は比較的単純で,クロロフィルなら緑色,カロチノイドやフラボノイド系の
カルコンなら黄色と云うように,含まれる色素そのものの色がそのまま花の色に現れて
来ます。
 一方,アントシアニンの場合は,いろいろな要因によって同じ色素でも花の色が変異
することもあります。勿論アントシアニンの種類や濃度,複数のアントシアニンが含ま
れる場合には,それらの混合比率などによって,色調は多少異なっています。
 しかしそれだけでは説明出来ない大きな変異が見られることもあります。例えばアジ
サイの花においては,含まれているアントシアニンは全く同じでも,赤くなったり,青
くなったりします。このようにアントシアニンの場合は,発現する色が単純ではなく,
橙から赤,紫,青,水色に至るまで著しい変異を示すのです。
 
 その要因を巡っては多くの研究がなされて来ました。今までに幾つかの説が出されて
いますが,その一つは1913年に発表されたドイツのミュンヘン大学有機化学者ヴィルシ
ュテッター(1872〜1942)によるpHペーハー説です。これはアントシアニンを含んでいる
溶液のpHによって,その色が赤(酸性),紫(中性),青(アルカリ性)と変わるこ
とから,花の色の変異はアントシアニンを含んでいる細胞液のpHによって変化すると
云うものです。
 しかし東京大学の植物生理学柴田桂太教授(1877〜1949)は,アルカリ性の溶液に含
まれるアントシアニンの青色は極めて不安定で,色素を含む花の細胞液のpHはアルカ
リ性ではなく,寧ろ中性乃至弱酸性であることが分かり,青色の発現についてはヴィル
シュテッターのpH説に疑問を持ちました。柴田教授は,フラボノールを酢酸とマグネ
シウムによって還元してアントシアニンを得る実験をしていたとき,青緑色の色素を得
たことを基に,1919年,青色の発現は溶液のpHによるものではなく,アントシアニン
と金属元素との錯サク化合物によると云う金属錯体サクタイ説を発表しました。
 一方,イギリスのオックスフォード大学有機化学者ロビンソン(1886〜1975)は,
1931年にコピグメント説を提唱しました。この説は,アントシアニンがフラボン,フラ
ボノール,タンニン,多糖類などコピグメントと共存しますと,青味を帯びた色調を示
すことから考えられたものです。この現象はコピグメンテーションと呼ばれています。

Posted by 管理者 at 2014年10月14日(火) 03時39分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2014年09月30日(火)

発色に関係すると思うもの [栽培技術]

今日は天気予報ではあまり暑くならないので殺虫剤散布をしようと思う。

今年は殺菌剤は混用するが、葉面散布剤のアミノメリットは混ぜない。
今までは花時期の散布にはアミノメリットを混用していた。

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画像は金紫鳥の花芽。二芽出ていたのでかいだが遅く出たのかこちらは少し色が良い。

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これをばらばらにしてみたが、色が付いているのは袴や苞(ほう)の部分だ。花茎の下部は発色しているが蕾の部分には色が付いていない。

今年は置き肥のグリーンキングを6月3日に施用してから9月15日の施用までの間に、8月2日と8月25日に液肥のクミユーキ2号とメリットMのそれぞれ1000倍液を潅注した。

アミノメリットを混用しないのは8月の2回の液肥潅注で十分事足りていると思うからだ。そしてこれからはグリーンキングが効いてくる。

花時期に肥料が欠乏すると発色に悪影響となる。花が大きく成長しないばかりか鮮やかな色が出なくなると言われている。特にリン酸は多く必要としてしているようだ。また微量要素欠乏も色素の発現に影響する。

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発色を語るときあまり重要視されていないが、光合成の同化養分の絶対量だ。光合成が不十分だと花が大きくならないばかりか発色も悪くなる。

私はこれらの基礎が出来て初めて良い花が咲くと思っている。

発色には昔から「夜露を取れと」言われてきたが、これは「蘭舎から野外に出すことによって光を受ける量が増え結果として光合成が活発になり発色が良くなる」こともあるのではないだろうか。

Posted by 管理者 at 2014年09月30日(火) 06時27分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年09月24日(水)

聞きたくない話 [栽培技術]

何でもかんでも人のせいにする人がいる。自分は悪くないと言い張る人がいる。
子供が言い訳しているようで腹が立つ。
自分が頑張れば出来たのじやないかと思うと、努力していないのではないのかとか思うと、

どうでもいい話だが、数日前のこと「今年は花が悪い。葉ばかり出来て花が細い。季候のせいだ!皆そうだ!」と人が大勢居る中で豪語している人がいた。
私は自分の下手さ加減をそんなに宣伝しなくても良いのではと思ってしまったのりだが・・・
そんな話に他人を巻き込まなくても良いのではと腹が立ったのだった。

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さて、画像は金紫鳥だが新芽を二つ出したためか昨年より花芽が幾分細い。
花芽が細いと当然花数は少ない。そして上がりも悪くなる。
ただし花茎の伸びはこの時期の管理でかなり違ってくると思う。
花は4輪以上あれば展示会で十分通用する花になることが出来る。花茎を伸ばして葉とバランス良く咲く咲かせば良いのだ。
ようはこれからが大事なのだが・・・
果たしてこの金紫鳥は今年どんな花を見せてくれるだろうか。

Posted by 管理者 at 2014年09月24日(水) 06時58分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年09月04日(木)

鉢の消毒法 [栽培技術]

次亜塩素酸カルシウム製剤である「ケミクロンG」が鉢消毒には万能だとは思っているが、使用法や処理方法を誤れば十分な効果が出ない場合もあるかもしれない。

私は基本的には鉢は洗浄してから1000倍液に10分以上浸漬しその後天日干ししている。
病気が疑われるものは、洗浄作業による菌の飛散を防ぐため一度未洗浄のまま消毒しその後(乾いてから)洗浄し再び10分以上浸漬している。
土については明らかに病気と思われる鉢の土は廃棄して再利用はしない。
なお、「腐敗病」や「ウイルス病」と診断した株は処分できる物は鉢ごと廃棄している。

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「ケミクロンG」以外の鉢の消毒方法は、こちらも効果があるのではないかと思う。

ガスコンロに鉢を逆さに掛けてあぶるのだ。

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2〜3分もかけていると100℃を越えてくる。

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上の方(特に足)が熱伝導が低い? 途中で逆にしたら良いかもしれない。

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糸状菌なら60℃10分、ウイルスはCymMV65〜70℃10分、ORSV90〜95℃10分が滅菌の目安だ。


「鉢の消毒法」の続きを読む

Posted by 管理者 at 2014年09月04日(木) 21時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 5 )

2014年08月31日(日)

病原菌フザリウム菌の土壌中でのサイクル [栽培技術]

参考までに・・・・・ 本からのコピペです。

写真は腐敗病の寒蘭から抽出したフザリウム菌の大型分生胞子

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大型分生胞子

 フザリウム菌はカビの仲間であり,植物残渣などをえさとして増殖し,分生胞子や厚膜胞子を形成して,生存をつづける腐生的な生活だけを営むものと,腐生的な生活だけではなく,宿主作物の根内部にも寄生して増殖し,根内部で分生胞子や厚膜胞子を形成する寄生(病原)菌とがある。一般的には,耐久性の強い厚膜胞子は,のちに述べる土壌の静菌作用によって,胞子が発芽して発芽管を形成し,さらに活性な菌糸を伸長することができない。ところが,根からの分泌物(主として,アミノ酸や糖類)などによって,土壌の静菌作用が解除されると,厚膜胞子の発芽が促進され,発芽管(菌糸)が根に到達すると,寄生性フザリウム菌は根内部へ侵入して,作物に被害を生じることになる。したがって,土壌中にフザリウム菌の分生胞子や厚膜胞子,とくに,後者が多ければ,一般的には発病の危険性が高くなるということができる。



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フザリウム菌の部位

 同一作物を連作すると,フザリウム菌による被害が大きくなるのは,寄生性フザリウム菌によって,根内部で形成される分生胞子や厚膜胞子が,残根中に土壌微生物の攻撃をうけることなく生存することが可能となり,連作年次に応じて,土壌中で総体的に寄生性フザリウム菌の密度が高くなるからである。

土壌の静菌作用(soilfungistasis)

 フザリウム菌にかぎらず,多くのカビの胞子は,土壌中で発芽せず,休眠状態のままで生存をつづけることが可能であり,この現象を土壌の静菌作用という。

 土壌の静菌作用は,土壌を熱などによって殺菌するとなくなり,ついで,殺菌土壌に土壌微生物の懸濁液を加えると回復する。さらに,この静菌作用の回復した土壌にグルコースやアミノ酸などのえさを充分に与えると,静菌作用は消失する。あるいは,湿度またはpHなどを変えて,土壌微生物の活性を低下させると,静菌作用は低下する。また,殺菌土壌に非殺菌土壌を量を変えて添加すると,非殺菌土壌の量がふえるほど,土壌の静菌作用は低下する。

 これらの事実から,土壌のカビの胞子に対する静菌作用に,土壌微生物が関与することは疑いのないことである。

 この原因はいろいろあって定説となっていないが,次のことが考えられる。

 1)カビの胞子の発芽のために必要な物質が活性な土壌微生物によって消費され,養分欠乏の状態となって発芽できない。

 2)他の土壌微生物によって生産される発芽抑制物質であり,この物質の本体についてはまだ明らかになっていないが,非殺菌の自然土壌では,簡単に生産され,静菌作用はあるが,胞子を殺すほど強い殺菌作用はもっていない。また,この物質は,水溶性で気化しやすく,常温では不安定で,熱や紫外線などで失活するもので,セロハン膜を通過するほどの大きさの分子量をもつ化合物であるとされた。最近では,土壌微生物や植物によって生成されるエチレンによるという説がとなえられているが,一般化されていない。

 3)土壌の粘土鉱物などであり,胞子の発芽阻害の一因として,土壌の粘土鉱物と胞子の凝集が考えられている。モンモリロナイト,ハロイサイト,アロフェンおよびイモゴライトなどの粘土鉱物の懸濁液にF.oxysporum f. sp. cucumerinum――キュウリの導管部に侵入して急性萎凋をひき起こすフザリウム菌――の胞子を加えると,イモゴライトのばあいだけ胞子の発芽率が低下した。この理由としては,フザリウム菌の分生胞子は水の中で負に帯電しており,とくに,正に帯電している割合の大きいイモゴライトとは凝集を起こしやすい。そのほか,土壌中には鉄やアルミニウムの水酸化物や酸化物が存在し,土壌の反応が酸性のばあい,これらの水酸化物および酸化物は正に荷電するので,これらの物質とカビの胞子とは凝集する。

Posted by 管理者 at 2014年08月31日(日) 18時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年08月30日(土)

ケミクロンG [栽培技術]

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最近は使用済み鉢をため込まないでこまめに消毒している。

ため込むと水洗作業が大変になることもあるが、しばらく置いて無駄に菌を増殖させてもいけないかなと思うからだ。

私の周りの話だが・・・・

本当に毎年毎年蘭を枯らす人たちがいる。
今日も冗談で話していたのだが、蘭は枯れるから売れるのだと。
枯らす人がいないと動かないと言っていたが、その前にそんなに蘭が枯れたら蘭づくりが嫌になってしまうのではないだろうか?実際、それでやめた人も多いと思う。

枯らす人の話を聞いていると概して蘭鉢の消毒が不完全だ。
腐敗病で枯れた鉢は廃棄するのが一番良いが、ほとんどの人が簡単な消毒で再利用している。

「水洗いして天日で干す」×
「沸騰したお湯に入れて煮る」△〜× 腐敗病には効果が低い
「新聞紙を丸めて突っ込んで燃やす」XX

こんな感じだ。

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私がケミクロンGを使い出したのは
腐敗病の感染を疑ったとき最後に残った感染経路が使用済みの鉢だったからだ。それまでは水洗いして天日で干していたのだが、腐敗病が出た鉢を見てみると何年か前に腐敗病の蘭を植えている鉢だった。

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最後は使用済み土の消毒。

私は以前は土の再利用はしていなかった。
ケミクロンGで消毒すれば病気を心配しなくても良いことは知っていたが、他の理由で使わなかった。
鉢数が多くなった今ではコスト対策で再利用をしている。

その理由は、
「土塊がくずれて目詰まりしやすくなる」
「肥料成分の残留(意外と硝酸態窒素が多い)と微量要素の欠乏」
「土の酸性化」
などだ。

再利用で留意している点

表土2〜3センチは肥料残りもあるので破棄。
病気だけなら数時間の浸漬で良いが、数日浸して過剰な水に溶け出す肥料成分を除去。
取り上げ後は何日かは雨ざらしにする。雨がなければ水をかける。
使用前にキトサンやHB101で土作り(寝かして土をなじませる)をする。
植え付け中に微量要素(液肥)の補給をする。

Posted by 管理者 at 2014年08月30日(土) 20時10分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2014年08月28日(木)

窓の話 [栽培技術]

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あまり深く考えたことはなかったが、私の蘭作りはこの窓のせいで成功してきたのではないだろうか。

左の画像には第一蘭舎の入り口と左と右にそれぞれの窓が写っている。
夏の間窓はこれ以上空けていない(出入り口も常に閉めている)。右側はこれ以上開かないが、左の窓は跳ね上げると70度くらいは開く。あえて45度くらいまでに押さえている。
この窓の構造は今まで建てた全蘭舎(ハウスは別)共通だった。空気の流れは壁に沿って下から上がって窓に入りそれから天井の窓へと流れている。直接蘭に当たらない構造となっている。これが寒蘭の生育に良かったと思う。(ただし、中は扇風機で風を回し、天井の熱い空気は換気扇で排気している。)

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ちらはハウスで妻窓は跳ね上げ式だが、サイドは巻き上げ方式である。

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昨年は高温対策のため窓を全開していたのだが、それがいけなかったように思う。葉にダメージを受けた。

今年は全開とはしなかった。サイド窓には防風ネットと遮光ネットを張っているが、さらに下半分は遮光ネット2重張りにして風を押さえてている。中は寒蘭の葉の高さまでポリで囲って直接風が当たらないようにしている。

Posted by 管理者 at 2014年08月28日(木) 21時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年08月26日(火)

私が液肥をする理由 [栽培技術]

タイトルのように なぜかと言うと、「葉を綺麗に作りたい」からだ。

夏場に肥料が切れてしまうと
「高温障害」や「光障害」をより受けやすいのではないだろうか?

自分は置き肥をしているが、クリーンキングの肥効がメーカーによると約2ヶ月で、6月上旬の置き肥は8月中旬には効果がなくなっていることになる。次の置き肥は9月20日頃を予定しているのでこの時期1ヶ月は肥料切れになってしまう。

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Posted by 管理者 at 2014年08月26日(火) 06時11分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 1 )

2014年08月23日(土)

薬害 [栽培技術]

自分がこの時期に殺虫剤を散布していると言うと、未だに驚かれる。「やって大丈夫か」とか「薬害はないのか」とか聞かれる。
自分は説明するのも嫌なので「薬害はある」と答えているが、そう言うとそれ以上訊かれなくなる。話が終わるのだ。自分もやって見ようかという者は皆無だ。

今でも殺虫剤の花芽への散布はNGだと思っている人が多い。私は、反対に聞きたい。「殺虫剤を散布して薬害を出したことがあるのか?」と。実際に聞いてみると本人は出したことがない人がほとんどだ。当然散布経験が無いからであると思うが、都市伝説みたいな話で実際はたいしたことは無いのに大げさに吹聴されて「殺虫剤を花芽に直接散布すると花がダメになる」と信じてしまうのだろう。

薬害は薬剤や環境、そけとどんな噴霧器を使っているか等の散布方法によって出方が大きく違ってくる。一概に言えないが私が使用している農薬については先に記述した通りで、薬害はたいしたことは無い。実際出ても私は気にしていない。バッタやナメクジに食われるよりもダメージの程度は遙かに少ないからだ。

私の殺虫剤使用は8月から10月の花への食害対策としての6〜7回の散布とダニやカイガラムシ対応の6,7月の1〜2回の散布である。

これで1年を通じて虫害を防いでいる。「私は自分の蘭舎内ではこれまでに一度もナメクジを見たことがない」と言うと不思議がられるが、これだけ散布していればナメクジも嫌になるのだろう。


花時期の虫害対策は人それぞれだでいろいろと工夫するのも楽しいだろう。ただ床にダイジストンを大量に播いて虫よりも人間の方がやばくなってしまう人もいる。ドアの開閉に異常に神経質になっている人もいる。
そんなのを見るのは自分は嫌だ。

殺虫剤散布は知識を持って正しくやれば何の問題も無いことを解って欲しいが、私の周りでは理解してもらう行動はエネルギーがかかりすぎてようしない。

Posted by 管理者 at 2014年08月23日(土) 17時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

ロディー乳剤 [栽培技術]

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今日は花芽の害虫対策用の殺虫剤を散布したが、長らく使ってきたロディー乳剤を何とかしたいと思っていた。

液剤と乳剤やフロアブルの農薬は冷蔵庫で保管しているので、開封しても数年は保つと思っている。
ロディー乳剤は500mlを買っているので、自分の使用量では空になるのに何年もかかってしまう。そんなこともあってさぞ古くなっているのではと思い開封の日付を確認したが、なんとこのロディーに限って書いていなかった。
そこで農薬には使用期限がラベルされているがそれを見ると09.10と刻印されていた。これは2009年10月で恐ろしく古いものを使っていたことになる。古いのは画像の右の容器。まだ4分の1位残っているが、急遽左を買ってきた。こちらは2017年10月まである。しっかり開封日も書き込んだ。

何とかしたいと思っていたことはもう一つある。
そろそろ別の薬剤に代えたかった。薬剤抵抗性の発現も心配されるからだ。候補はペイオフME液剤だ。ロディーで効かなくなった虫もペイオフでは効くようだ。
私はアディオンの前にペイオフ乳剤を使っていたが、それの新しい形のME液剤だ。乳剤よりも薬害が軽減されて汚れも残らない。

今朝JAと前川種苗にいったが取り扱っていなかった。

平成5年の作業記録を見てみるとペイオフとロディーが載っていた。使っていたのはずいぶんと前だ。
ペイオフ乳剤が手に入らなくなくなってからアディオン乳剤を使い出したのだが、それまで柑橘農家がペイオフ乳剤をよく使っていた。初めはハダニに効果があり多用されていた。その後薬剤抵抗性が発現したハダニが大発生したためペイオフ乳剤は使われなくなってしまったのだ。
殺虫スペクトルは広くハダニ以外にはよく効くので、しかもME剤化していて薬害もなさそうなのでなんとか手に入れたい。

ロディー乳剤の薬害は、記録に取っていないので記憶だけになるが・・・
それとアディオン乳剤も使っているので明確には区分できないが、おおよそ鉢数で出る年で1〜2%だ。出ない年も多い。
蕾が割れたように奇形になるが、蕾の数で言えば一鉢に1〜2花くらいなので蕾の奇形率は0.5%も無いことになる。もちろん使用方法を間違えばもっと頻度は高くなるが普通に倍率などを注意すればこの程度に収まる。

Posted by 管理者 at 2014年08月23日(土) 13時29分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年07月10日(木)

防除と肥料の考察 [栽培技術]

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被害に遭われた方には申し訳ないが・・・
今日の台風は何処に行ったの?だった。

三時頃風雨が酷くて目が覚めたがその時がピークで台風が最接近した正午にはこんな天気になっていた。

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そんなこともあって早速農薬散布をした。

今日使ったのはこれだが、よく考えるとバリダシンは毎回使っていた。少し使い方を考えないといけないと思い今年の散布状況を見てみた。

今年になってからの散布状況
2月1日
アミスター20フロアブル2000倍+バリダシン液剤51000倍+アミノメリット特青1400倍
2月17日(潅注) 
キトチンキ2000倍+アミノメリット青2000倍
3月1日
セイビアーフロアブル1000倍+バリダシン液剤51000倍+アミノメリット青2000倍
3月16日
アミスター20フロアブル2000倍+バリダシン液剤51000倍
3月31日
セイビアーフロアブル1000倍+バリダシン液剤51000倍
4月21日
アミスター20フロアブル2000倍+バリダシン液剤51000倍+アミノメリット青1000倍
5月16日
セイビアーフロアブル1000倍+バリダシン液剤51000倍+アミノメリットM1000倍
6月1日
アミスター20フロアブル2000倍+バリダシン液剤51000倍+アミノメリット特青1000倍
6月20日
ゲッター水和剤1500倍+バリダシン液剤51000倍+コテツフロアブル2000倍
7月10日
アミスター20フロアブル2000倍+バリダシン液剤51000倍+コテツフロアブル2000倍


植え付け時潅注
タチガレエース液剤1000倍+キトチンキ1000倍+HB101微量

その他肥料など
3月5日グリーンキング
4月30日カルプラ1000倍(潅注)
5月4日メリットM1000倍+クミユーキ2号1000倍(潅注)
6月3日グリーンキング

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散布時期や回数はこれで良いと思うが、やはりバリダシンが多い。もう一剤増やしてバリダシンの散布回数を減そうと思う。
炭そ病の耐性菌のこともあるが、アミスター、セイビア、ゲッターの3剤のローテーションでしばらくは良いのかなと思う。ちなみに私がバリダシンを多用しているのは(炭そ病の登録はないが)炭そ病にも効果があるのではかと考えているからだ。

腐敗病対策のキトチンキの潅注は今年は1回だけだ。昨年は2回でそれ以前は3〜4回していたが、これからは頭からかける潅注は植え付け時の潅注だけにしてやめようかと思う。

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今までは腐敗病予防という考えがあったので蘭の頭から潅注していたが、これからは配合土に直接潅注して土作り効果を計ったらどうかと思う。キトチンキは土作りのためにはとても良い剤には間違いない。それとこっちのほうがかなり楽である。

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もう一つ、土作りと言えばHB101も良いような気がする。

何回か使ってみたが悪いことはない。

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話は変わるが先日、工場扇を換気扇にしようと思い工事をした。
2台回すと妻窓から強力な排気が可能となった。

Posted by 管理者 at 2014年07月10日(木) 16時38分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2014年06月17日(火)

エビネの肥料 [栽培技術]

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昨年の反省から今年はエビネには液肥を散布している。

この4ヶ月間は月に3回、計12回液肥を散布した。

使っている液肥は「クミユーキ2号(6-8-4)」。倍率は1,000倍均一。

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この液肥のやり方が合っているのかどうか今日は土を調べてみた。

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この2鉢のPhとECを計った。

PHの変化もなく、ECは低いままだ。
全く過剰害は出ていない。むしろ少ないくらいだ。
肥料をやっていると行き過ぎなのか少ないのか解らなくなってしまうときがあるが、そんなときはPHとECを測定するに限る。
解ってしまうと安心だ。

Posted by 管理者 at 2014年06月17日(火) 21時23分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2014年02月17日(月)

キトチンキ+メリット潅注 [栽培技術]

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今日はキトチンキとアミノメリットを潅注した。

それぞれ2000倍になるように混合したが、アミノメリットは特青と黄を半々に混ぜた。

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キトチンキは腐敗病の発生抑制のために行っていたが、私の蘭舎ではその使命はすでに無くなっている。そのため今回は2000倍で潅注した。
(昨年、腐敗病と思われた隔離した鉢は2、3鉢だった。腐敗病と思われるものは外部から入れて1年未満の物だったので、最初から区分して栽培していたため他の蘭が感染する心配も無かった。)



今回はキトチンキの潅注よりも肥料を効かせたかったことのほうが大きい。

Posted by 管理者 at 2014年02月17日(月) 20時09分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年02月01日(土)

今年初めての農薬散布 [栽培技術]

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今日は暖かい日が続いたので炭そ病の予防にと農薬散布をした。

主役はアミスターフロアブルだがバリダマイシンとアミノメリットを加用した。それぞれ2000倍、1000倍、1400倍。

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第3蘭舎

現在の遮光状態。
3カ所ともクールホワイトの下に不織布を一枚張っている。

【第3蘭舎】
ハウスだけあって昼間は一番暑い。晴れた日は25℃を越えている。



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第1蘭舎

【第1蘭舎】
ハウスほどではないが屋根が新しいので結構明るい。

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第2蘭舎

【第2蘭舎】
庭のこちらは建物が古いので一番温度が上がらない。
それでも20℃は超えている。

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第3蘭舎内のエビネ棚。

Posted by 管理者 at 2014年02月01日(土) 13時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2013年09月02日(月)

今日の防除 [栽培技術]

此処も台風の16号によってやっとまとまった雨があった。
今日は雨間に急いで薬剤散布を行った。

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散布したのはアディオン2,000倍+バリダシン1,000倍だが、今回もまたアミノメリット(黄2,000倍)を混合した。

アミノメリットを使うのはアミノ酸、有機酸、糖等が入っておりミネラル補給以外に即効的な効果を期待してだ。
本来正常に発育している植物に葉面散布は必要ないが、今年ほど葉にダメージを受けている場合(実は根のダメージも大きい)は葉面散布は効果が高い施肥法なのだ。

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画像は平成3年12月〜4年11月と4年12月〜5年11月の2年間の栽培記録を抜粋して栽培歴に落とし込んだものだ。

当時はアミノメリットをかなり多用していた。


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振り返ってみると私の蘭栽培にとってアミノメリットの葉面散布は私がその効果を認識していなかっただけで実は大きな意味があったのかもしれない。

Posted by 管理者 at 2013年09月02日(月) 22時28分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 7 )

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