2012年12月12日(水)
香南優勝里紅系大輪 [過去記事]
nori3232 さん
香南で優勝した里紅系大輪はこちら【12011】でした。【12006】も同じ里紅系ですので間違ってしまいました。申し訳ないです。
ただし、【12011】は撮影したとき(11/2)は第一花で90mmしかなかったです。そのため優勝時(11/5)の画像より貧弱に見えます。一方【12006】は撮影時(11/8)は101mmとなかり大きくよく見えます。
どちらも遅くまで花をおきましたが、最後は【12011】の方が大輪になっていました。
開花後、花が大きくなるのは株に力があるからだと思います。【12011】は芽数5で【12006】は4です。
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里紅 [過去記事]
里紅について少しまとめてみました。
このブログは忘備録的な意味もあるので、里紅のことを忘れないうちに書きとめてみました。
皆さんの感想を書いてもらうとありがたいです。
これからの4枚の画像は、土佐愛蘭会の会誌に掲載されていたものです。
会誌からスキャナで取り込んでいます。
【1枚目】
平成15年の会誌に載ったもの。平成14年の本部展特別賞。
一週間前に開催された中村支部展で準優勝となり支部で「里紅」と命名。花は一文字に近いので10センチを超えていたと思う。1週間前に命名した時より一回り大きくなっていた。支部展では当日ようやく開いた状態でまだ本咲きになっていなかった。
ちなみに名鑑には
「花は紅色の三角で四方咲き中輪、舌は普通の巻舌で、黄緑地に紅点を少し入れる無点系、花茎は褐色の中幹で葉上に抜ける。葉は濃緑で並の中垂れ葉。」花5.7×0.6cm 花茎53.3×3.5cm 葉47.0×1.6cm
とある。
今は副弁長が5.0センチ以上なら大輪に分類されるが、この頃は命名審査員の主観で分類されていたようだ。中輪となっている。
なぜ、特別賞かと言うと、第六花、上から2番目の花の片方の内弁先端が1ミリほど折り鶴芸のように折れ込んでいて、この時にその部分が枯れかけていた。これを傷とされて本来の審査から外されていていた。そのため敗者復活的な措置で特別賞となった。(中村支部では枯れていなかったため問題とならなかった)
【2枚目】
平成18年の会誌に掲載されたもの。平成17年本部展紅花の部金賞受賞。
これは上の命名株に開花したものだが、開花始めとあってかなり小振りに咲いていた。
【3枚目】
平成23年の会誌に掲載されたもの。平成22年80周年記念大会一般部門優勝。
里紅はかなり早い時期に竹内から貰ったもので、私の蘭舎に来て16年ほど経っている。その頃すでに開花しており竹内は「里紅蘭」と仮名で呼んでいた。私のところに来ていた割株が、平成14年に中村支部で準優勝したため私が命名した。名前は寒蘭に蘭と付けるのはおかしいと言うことで蘭を外し「里紅」とした。
本部一般優勝のこの株は命名した上の里紅の株とは別のタケウチコレクションにあった株であり、私が命名した以降に株分けしたものでなく、叔父が手元に残していたものである。
そのため、はっきりとは同じ物だとは言い切れない。
と言うのも、タケウチコレクションの中には似た花がいくつかあり、坪採りの兄弟木の可能性もあるからだ。
なおこの株は前年の中村支部展で優勝しており、そのときの花が私の記憶の「里紅」とそっくりだったので本部展では「里紅」として出品していた。
【4枚目】
平成22年の会誌に掲載されたもの。平成21年中村支部展優勝花。
これと上の3枚目は同じ株(鉢)に咲かせている。
命名「里紅」と違うだろうか?花の大きさは年による差か作による違いだろう。舌点の入り方は年によって違う。去年までは自信は無いが大きな差が無い以上は同じ花だとして良いと思っていた。
ここからの画像は今年撮影したもの。
【5枚目】
こんな写真を見せると値打ちを下げそうだが、今年咲いた命名株の花。
この時点でサイズは92mmで今までで一番小さな花となった。これもしばらく置いたが花はこれ以上大きくならなかった。
【6枚目】
里紅系別株。命名「里紅」より本部一般優勝紅に近いかそれの割株。ちなみに先の【12006】はこれの割株。
今年、命名「里紅」が命名時のような満作に咲いていればいらぬ心配をしなくて良かったのだが、これだけ不作となると、命名「里紅」が本部一般優勝の「里紅」と同じ物だと言い切れなくなった。それ以上に命名「里紅」に本部で優勝できるような花がこれから咲くのか不安になってきた。
どちらにせよ命名「里紅」と本部一般優勝「里紅」=里紅系大輪は区分して扱う必要があるだろう。
Posted by 管理者 at 2012年12月12日(水) 21時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年12月08日(土)
12006.12059.12118.12142.12194.12239.12327.12404 [過去記事]
12006.12059.12118.12142.12194.12239.12327.12404 の画像アップします。
「里紅系大輪」です。
香南で優勝し、中村支部で銀賞となった株です。
今年は10月中に開花してしまいましたが、12月の遅花会まで咲かせていました。長持ちする花です。
「無名紅花」
中村支部で金賞となった紅です。咲いて2〜3日は良いのですが内弁が開く癖があるようです。
展示会の日まで内弁が開かないように毛糸で縛っていたのですが、毛糸を除けるとすぐ開いてしまいました。
「司の華」
良く咲いていたと思いますが、もう一輪か二輪上に欲しかったです。
「金紫鳥」です。
本部で金賞となった株ですが、花配りが悪かったです。下の方の左側に一輪向いていたら言うことなかったですが。
初花です。
色が薄かったと思いますが大輪で良い花です。
花弁が少し弱いかもしれません。
こちらも初花です。
良い花だとは思いますが中輪なので大輪の花と比べると少し貧弱です。
「太湖」
3芽の株に花が付きました。花は太湖らしくて良かったですが、展示会へは後2年は株を作らないといけないと思います。
これは「成香」です。
今までで一番良く咲いたのですが、中村支部で銀賞、本部で銅賞でした。
Posted by 管理者 at 2012年12月08日(土) 05時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2012年12月07日(金)
コンタクトシート [過去記事]
【写真の整理】
自分の開花蘭は毎年写真に撮ってきたが、今年は全部撮らずに良い花だけにした。全部撮っていると整理がつかないので最初から手放すつもりの花は写真に撮らなかった。(コレクションにしている蘭の他、初花でもう一度花を見ようと残した物だが、中にはすでに手放した花もある)
それでも写真の整理は大変だったがなんとか整理がついてコンタクトシートにまとめることができた。
Posted by 管理者 at 2012年12月07日(金) 10時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年11月28日(水)
先人たちの営み3 [過去記事]
【12355】十川産の刷毛
期待の星で紹介した十川の刷毛物にやっと花が咲いた。
咲き方や花弁の質感が日光によく似ている。
【12369】森沢の桃
こちらは下で紹介した森沢の桃。
西谷物のようには見えないが、やや赤みの強い桃花。
間の桃花によく似ている。
【12203】無名黄白
この花は西谷以上に西谷物らしい。
Posted by 管理者 at 2012年11月28日(水) 20時32分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年11月07日(水)
先人たちの営み2 [過去記事]
先に紹介した蘭が開いた。
こちらは森沢の刷毛ものだが、桃味がかった花が咲いた。
こちらは浮鞭の黄花。
黄味は少ないが白っぽい花が咲いていた。(スマートフォンで逆光のなか撮っているで画質が悪くて申し訳ない)
こちらは別の浮鞭の黄花。
Posted by 管理者 at 2012年11月07日(水) 10時21分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年10月22日(月)
先人たちの営み [過去記事]
【文化】を辞書で引くと
ぶん‐か【文化】─クヮ〘名〙
@ある民族・地域・社会などでつくり出され、その社会の人々に共有・習得されながら受け継がれてきた固有の行動様式・生活様式の総体。「─遺産・─人類学」「地方─史」
A人間がその精神的な働きによって生み出した、思想・宗教・科学・芸術などの成果の総体。◇物質的な成果の総体は特に「文明」として区別される。
B世の中が開けて、生活水準が向上すること。「─生活」
と出てくる。
自分はこのサイト創設以来その文化に触れてきた。
まさにAの意味で「寒蘭を趣味として愛好すること」は先人たちが築いてきた文化だと思う。
(シリーズ化しようと構想を練っていたが、なかなかまとまらないので行き当たりばったりで書いていきます。)
画像は土佐愛蘭会の会誌「寒蘭」第77号(平成6年)の178ページと179ページ。
宿毛・中村支部座談会の中で出ていた話題。
平成6年当時、西谷系の蘭が採取される産地が幡多郡で9カ所知られていて、それ以外にもたくさんある。それの多くが種まきだという内容だ。
【森沢の桃】
その中の一つの坪の蘭が花を付けた。平成18年に知人に株分けをもらったもので2度目の開花となるが、今年は朝日に当てたので桃の発色が良い。
【土佐優月No3】
こちらは命名「土佐優月」でなく3番目らしいが、花芽は桃色で上がってきた。
【ジョークの黄花】
浮鞭の刷毛もの。近くの喫茶店の蘭だが、豊雪の蕾のように青い。
Posted by 管理者 at 2012年10月22日(月) 06時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年08月23日(木)
第1202号 [過去記事]
録 第1202号 洸 (こう) サラサ
花は緑地に先紅風のサラサ 一文字咲の大輪で内弁同色の斉棒咲 舌は並の巻き舌で黄白地に先ベタ風の紅褐色の点を入れる 腮は紅褐色 芯体は褐色 葯は淡黄 子房は濃褐色 花柄は濃褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲
花冠は葉上に高く抜ける 葉は緑で並の垂れ葉
花5.0×0.6 花茎66.0×5.5 葉85.0×1.5
採取地 室戸市 吉良川町 名ノ浦
命名者 川村 五介 室戸市室戸岬町5891−2 東部遅花会命名
この花については東部遅花会で命名しているので、全く情報がないです。
写真では一文字咲きで花弁が広いため大きく見えますが、副弁長5.0センチですね。
Posted by 管理者 at 2012年08月23日(木) 21時56分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
第1201号 [過去記事]
登録 第1201号 孤舟 (こしゅう) 覆輪
花は緑色の一文字咲の大輪で 内外弁同色の斉棒咲 舌は並の巻き舌で黄緑地に桃紅の並点を打つ 腮は紫紅色 芯体は茶緑色 葯は黄緑 子房は紅褐色
花柄は緑褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に高く抜ける
葉は濃緑の並の垂れ葉で白覆輪をかける
花5.8×0.8 花茎75.0×6.5 葉86.0×1.8
採取地 不明
命名者 猪野 均 安芸郡芸西村西分甲2080 本部展命名
この花はよく見かける「こしゅう」と呼ばれる蘭で漢字は「弧舟」と書かれていることが多い。
土佐愛蘭会の審査命名規定では入賞審査として
「優勝は本会に登録されたものであって、二花以上開花した花付きであることを条件とする。ただし、年度内に登録されたものおよび県外他団体の命名登録品も可とする。」
とある。
県内の他団体命名品は無名扱いなのだ。県外他団体もかつては無名品扱いで「司ノ華」「緑宝」などは土佐愛蘭会で新たに命名された。
「こしゅう」は誰もが県外他団体の命名かと思っていたが、よく調べると県内他団体の「日本寒蘭会」で登録されていた。
このため、土佐愛蘭会での命名となった。
漢字は「孤舟」としたが、これは日寒で命名した当時はこの字であったとのことから。
Posted by 管理者 at 2012年08月23日(木) 20時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年08月22日(水)
第1200号 [過去記事]
登録 第1200号 半島の月 (はんとうのつき) サラサ
花は紫褐色の大輪で平肩咲 内外弁同色で内弁少し開く 舌は中型で並の巻き舌 黄緑地の前面無点 芯体は茶褐色 葯は黄緑色 腮は茶褐色 子房は濃紫褐色 花柄は紫褐色 花茎は濃緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける 葉は濃緑で厚葉の中立葉
花5.0×0.5 花茎72.0×4.5 葉62.0×1.5
採取地 四万十市 西土佐
命名者 久岡 一 高岡郡梼原町松原552 本部展命名
玖木の半島産のサラサ無点花で、命名の名はここから採ったとのこと。
命名者は採取者から譲り受けたと聞いている。
この時は、1週間前の中村支部展に引き続いての出品で、この花は内弁はやや開いたものの型崩れのないしっかりした花である。
Posted by 管理者 at 2012年08月22日(水) 20時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
第1199号 [過去記事]
登録 第1199号 紫音 (しおん) 紅
花は濃紅色の大輪で三角咲 内外弁同色で斉棒咲 舌は並の巻き舌で黄緑地の前面無点 子房 芯体 腮 共に濃紅色 葯は黄色 花茎は茶褐色の中幹で四方咲
花冠は葉上に抜ける 葉は濃緑の広葉で肉厚の中立葉
花5.0×0.7 花茎62.0×6.0 葉62.0×2.0
採取地 四万十市 西土佐
命名者 森 裕二 幡多郡黒潮町上田の口9−1 本部展命名
タケウチコレクションの中の一鉢で、この時三度目の開花だった。
一度目平成二十一年(金紫鳥が優勝した時)は本部で金賞となったが、命名の機会を逃した。(自分は金紫鳥よりこちらが上だと思い出品したが、金紫鳥に負けた。そんなこともあって命名しなかった。)
昨年銀賞となったのを契機に命名。
抱え咲きになので魅力に乏しいが、完全に咲ききれば、またはアイロンをかければぱっちり咲いて見栄えがする。
Posted by 管理者 at 2012年08月22日(水) 20時11分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年08月18日(土)
第1198号 [過去記事]
登録 第1198号 日本 (にっぽん) 葉芸
葉は濃緑のしわをうった立葉で ねじれの入った つやの無い波打ち葉 葉元から上に横しわの刻印芸が入る 甲竜芸も入る 寒蘭では極めて珍しい厚葉のラシャ葉で立葉である
花未開花 葉16.5×1.5
採取地 高知県
命名者 小野山 豊 高知市行川588−3 本部展命名
葉芸での登録だが、一見何だろうと思ってしまう変わった蘭。
本部展で自分も現物を見ているが??な蘭だった。
命名者にもどうしたものか尋ねたが、わからないのか教えてくれなかった。
*この画像は大きすぎてクリックするだけだと画面が切れるかもしれない。右クリックメニューの「リンクを新しいウィンドウで開く」で開いてみてください。
Posted by 管理者 at 2012年08月18日(土) 13時33分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年08月17日(金)
第1197号 [過去記事]
登録 第1197号 土佐竜王 (とさりゅうおう) 青
花は緑色の平肩咲で大輪の斉棒咲 内外弁同色 基部に一条の茶褐色の細線が入る
舌は大型の半巻き舌 白地に茶褐色の大点が入る 芯体は緑褐色で先端茶褐色 葯は黄白 腮は茶褐色に染む 子房は茶褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける
葉は濃緑で垂れ葉に近い中垂れ葉
花5.0×0.8 花茎62.0×4.1 葉64.0×1.8
採取地 四万十市 間
命名者 川添 秀夫 四万十市竹島262−1 中村支部命名
四万十市間産の青花。中村支部で優勝し命名した。この花はその後の本部展で金賞を受賞している。
一見普通の青花に見えるが、葉上高く上がる姿は迫力があり、23年度の青花の中では一人貫禄勝ちといったところであった。
また、前年の80周年でも青花の部の金賞を受賞している。
命名者は本名忘れたがあだ名で有名な「えんま先生」から譲ってもらたのとこと。
命名時は「竜王」であったが、九州産に同名があるとのことで、後日土佐を付けた。
Posted by 管理者 at 2012年08月17日(金) 17時43分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年08月16日(木)
第1196号 [過去記事]
登録 第1196号 啓紅 (けいこう) 紅
花は濃紅色平肩咲で中輪の斉棒咲 内外弁同色
舌は並の巻き舌 黄白地に紫紅色の並点が入る 芯体は濃紅色 葯は黄色 腮は濃紅色 子房は茶褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける
葉は濃緑で葉幅の広い中垂れ葉
花4.6×0.6 花茎61.0×5.7 葉53.0×2.0
採取地 土佐清水市 緑ケ丘
命名者 野口 智旦 幡多郡黒潮町入野3796−1 中村支部命名
土佐清水産の中輪の色の濃い紅花。命名者の野口氏は土佐清水市の小川氏より入れている。
小川氏は何回か展示会に出展していた。そのときは「紅切子(べにきりこ)」と仮称していた。
結構古い蘭で、私が「紅切子」の名を聞いてからでも10年は経っている。小川氏のグループ内で増えていたので「紅切子」でかなり流通していると思う。
Posted by 管理者 at 2012年08月16日(木) 18時57分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
第1195号 [過去記事]
登録 第1195号 結(ゆい)紅
花は 紅色の三角咲の中輪で 内外弁同色で斉棒咲 舌は並の巻き舌で前面無点 芯体と腮は濃紅色 葯は黄色 花柄と子房は濃紅色 花茎は茶褐色で中幹の四方咲 花冠は葉にかかる 葉は淡緑色の幅広の中立葉
花4.6×0.6花径51.0×5.0葉57.5×1.8
採取地 四万十市 西土佐
命名者 森 裕二 幡多郡黒潮町上田の口9−1 中村支部命名
西土佐産の紅無点花。14年ほど前に竹内からもらったホルモン苗の内の1本。4〜5年で初花を見たが、1花で丸舌の無点花だった。そのときは「京の夢」より良い花が咲いたと思ったほどの花だった。
その後は、なかなか花が付かず、付いたときは花数が多く丸舌とはならず私がイメージしていた花にはかなり遠かったものの、2006年に西部遅花会で優勝した実績がある(次に良い花が咲いたら命名しようと思っていた)。
昨年はN氏の出品鉢が中村支部で銀賞を受賞したため、私の出品鉢はひな壇に上がらなかったものの命名申請した。
Posted by 管理者 at 2012年08月16日(木) 18時56分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年08月15日(水)
第1194号 [過去記事]
登録 第1194号 木霊 (こだま) 青
花は 淡緑色三角咲の中輪 内外弁同色で斉棒咲 基部に紫紅色の短線が入る
舌は並の巻き舌 淡緑白地に紫紅色のベタ舌 芯体 葯共淡黄緑 腮は紫紅色で子房は紫褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける 葉は濃緑で並の中垂れ葉
花4.7×0.5 花茎42.0×4.6 葉48.0×1.8
採取地 四万十市 間
命名者 嶋津 淳三 幡多郡黒潮町下田の口1176 西土佐支部命名
四万十市間産のベタ舌の青花で、命名者は四万十市の故小川澄夫氏から購入していた。小川氏は採取者の故鳥谷角次氏から株分けして貰っていたようだ。
小川氏が愛倍していたもので、故人を偲んで「木霊」と命名した。
Posted by 管理者 at 2012年08月15日(水) 16時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
第1193号 [過去記事]
登禄 第1193号 無限 (むげん) 紅
花は濃紅色 平肩咲大輪で内外弁同色の斉棒咲 舌は黄緑色に紫紅色の並点で並の巻き舌 芯体 腮は濃紅色 葯は黄色 子房は茶褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける 葉は濃緑の広葉で 中垂れ葉
花5.0×0.8 花茎 48,0×3.7 葉53.0×2.0
採取地 高知県 幡多郡
命名者 森 裕二 幡多郡黒潮町上田の口9−1 西土佐支部命名
平成11年に自分が山採りしたものであるが交配物だと思う。
花間や咲き方など普通の花であるが同じ頃採った他の蘭に比べ色が格段に良かったので残していた。
昨年は3回目の開花で7輪付いて伸び上がったため西土佐支部に出展。準優勝を契機に命名したが、花間が無いので自分としては期待していなかった。その後の香南愛蘭会では優勝となったので私が思う以上に人に好まれる花かもしれない。
Posted by 管理者 at 2012年08月15日(水) 16時46分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年08月14日(火)
第1192号 [過去記事]
登録 第1192号 真古都 (まっこと) 青
花は緑色で一文字に近い三角咲の中輪 内外弁同色で斉棒咲 舌は淡緑白地に紫紅色の べた状の点で半巻き舌 腮は紫紅色で 葯は白 芯体は淡緑白色 子房は褐色 花柄は緑褐色 花茎は緑褐色の中幹で四方咲 花冠は葉にかかる 葉は濃緑の厚めの中垂れ葉
花4.2×0.6 花茎45.0×4.0 葉50.0×1.5
採取地 室戸市 吉良川町
命名者 池 望 土佐市高岡町丁1509 植木鉢センタ−命名
この蘭も現物を見ていないので評価しにくいが、写真から青ヤタ系と思われる。
花は副弁長が4.2センチとなっているのでやや小振りと思われる。
葉は普通の葉のようだ。
第1191号第1192号とも植木鉢センタ−命名となっているが、この会場で支部展が行われたのだろうか?
命名は本部展か支部展でないと出来ないはずなので、どなたか詳細がわかれば情報提供していただけませんか?よろしくお願いします。
Posted by 管理者 at 2012年08月14日(火) 17時06分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2012年08月13日(月)
23年度新命名第1191号 [過去記事]
土佐愛蘭会の平成23年度新命名蘭を検索サイトより詳しく(高解像で)アップします。
登録 第1191号 金太郎 (きんたろう) 黄
花は黄色で一文字に近い三角咲の中輪 内外弁同色で基部に紅線が入る 内弁やや開く 舌は黄白地に紅褐色のべた状の点で巻き舌 芯体は黄色 葯は黄色 腮は紅褐色で子房は褐色 花茎は淡褐色の中幹で四方咲 花冠は葉上に抜ける 葉は黄緑の中垂れの黄金葉
花4.5×0.6 花茎38.0×4.0 葉35.5×1.5
採取地 東洋町 野根
命名者 野田 雅弘 南国市比江663−2 植木鉢センタ−命名
黄金葉のベタ舌黄花。
現物を見ていないので詳細は判らないが、写真では完全なベタになっている。
黄金葉のこれだけ綺麗なベタは他に無いのでは。
一見、清流(荒城の月)に良く似ている。
Posted by 管理者 at 2012年08月13日(月) 15時09分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年03月18日(日)
ハウスの補強法 [過去記事]
昔の写真を整理していると懐かしいものが見つかった。
ハウスの補強作業だ。
自分たちが試験用ハウスを設置しているのだが、農家から学ぶことも多かった。
いつかは自分も参考にしようと写真を撮っていた。
こちらで「エビのクソ」と呼んでいる赤土でのモルタル作りだ。
普通は砂が材料だが、かわりに山にある泥を使う方法。
土の大きな塊をこなしてからセメントを混ぜる。
この農家のおじさんからこの方法を習っているのだが、おまえらは「手袋しろよ」といいながら自分は素手でまぜていた。
全く砂と砂利で作る方法と同じだ。
セメントが混ざると水を入れてこねる。
柱を埋める穴に投入。
上から水を追加し
さらに混ぜていた。
こんな感じで泥にしか見えないが、しっかり固まっている。
セメントは砂や砂利と混ぜるものだとばかり思っていた。
この時、泥と混ぜても強度が出ることを初めて知った。
Posted by 管理者 at 2012年03月18日(日) 17時54分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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