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2019年05月19日(日)

スプレー缶殺虫剤 [他人之褌]

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市販の園芸用スプレー缶の成分が判らなくて調べていたら良い物を見つけた。
農業用のダントツ水和剤やモスピラン液剤などと同じ成分が入っている物が多い。

Posted by 管理者 at 2019年05月19日(日) 08時55分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年08月04日(金)

他人之褌シリーズ [他人之褌]

質問があってもなかなか自分の言葉では説明できないのでネットから関連記事をいくつか獲ってきました。他人之褌シリーズです。

とりあえず2件アップしました。
1.「薬害の症状」
2.「植物が1日に吸収する水分量について」

薬害の症状については、記事のようにいろんな症状があります。それは農薬毎に違っていたりします。薬害は多いか少ないか、目に見えるか見えないかで発生して当たり前と思って下さい。そのなかで出来るだけ症状の出ない散布方法を心がけることです。

植物が1日に吸収する水分量については寒蘭が必要な水分量について解らないかと思いいろいろと調べていて良いことを書いているなと思った記事です。
植物は昼も夜も水を使って活動しています。この時期寒蘭は新葉が伸びていますが、水量と比例して葉は大きくなるようです。しっかりした水管理が必要だと思います。

Posted by 管理者 at 2017年08月04日(金) 06時42分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2017年08月02日(水)

2.植物が1日に吸収する水分量について [他人之褌]

みんなのひろば 植物 Q&A 検索より

寺島 一郎(東京大学大学院理学系研究科)植物が1日に吸収する水分量について 抜粋

 植物は主として土壌の水分を吸収します。吸収には2つのモードがあります。昼間は、気孔からの蒸散によって葉の水分が奪われるので、葉が乾燥します。乾燥した葉は、道管内の水を吸収します。道管内の水は葉に引っ張られているため、圧力は負となります。根の道管内も負圧です。水を吸収しています。もう一つは、特に夜間に重要なイオン濃度差による水分吸収です。植物は呼吸で得たエネルギーを使って、根の道管内部にイオンなどの「溶質」を送り込みます。道管内の溶質の濃度が高まり、浸透圧が上昇します。土壌の水は浸透圧の高い道管に吸収されます。こうして道管内の圧力が高まります。これが「根圧」です。ヘチマ水は、根圧によって溢泌される液です。

 植物科学では、水分の動きを考える場合に、水にかかる「圧力」と水の「濃度」を考えます。これらが高い方から低い方に水は動きます。上記の蒸散の例では、ほぼ大気圧にある土壌水が負圧下にある道管に流入するのです。浸透圧が高い場合には、溶質の濃度が高いわけですから、水の濃度としてはその溶質の分だけ低いことになります。よく湿った土壌水の水の濃度は高いので、水の濃度の勾配にしたがって、水は土壌から道管内に動くわけです。

 その他に、植物体の表面についた雨滴などの水も吸収されます。よく晴れた、風の弱い夜には放射冷却が起こり、葉の表面が周りの気温よりも下がり結露する場合があります。沙漠などの乾燥地では晴れた夜が多いので、結露からの吸水は植物にとって量的に非常に重要です。パイナップル科にはTillandsiaなどのエアープラントとよばれる一群があります。これらの葉の表面は盾状の毛で覆われています。毛と葉の表面の隙間に溶質濃度の高い(水の濃度の低い)液を分泌し、これで結露を促すのです。エアープラントは、空気の湿度が極端に低くない限り、空気中から十分な水分を吸収できます。これらの植物は、サボテンやパイナップルと同じように、夜間に気孔を開くCAMと呼ばれるタイプの光合成を行っています。

 植物の蒸散の原理は、洗濯物の乾燥を考えると理解しやすいでしょう。濡れた洗濯物の表面ごく近傍の水蒸気濃度は洗濯物の表面温度における飽和水蒸気濃度に近いでしょう。乾燥した空気中の水蒸気濃度はそれよりも低く、この水蒸気濃度の差が蒸発や蒸散の原動力です。洗濯物表面近くには、空気が洗濯物表面との摩擦によってよどんでいて、これが乾燥を妨害します。この空気の層を境界層とよびます。境界層は、物体(洗濯物)の大きさが小さく、風が強いほど薄くなります。洗濯物が乾燥しやすいのは、気温が高く、空気が乾燥した、風の強い日です。小さなハンカチの方が、大きなバスタオルよりも早く乾燥します。日差しが強く、気温が高いと、洗濯物の表面の温度も高くなります。このため、飽和水蒸気濃度も高くなり、空気中の水蒸気濃度との差が大きくなります。風が強く、洗濯物のサイズが小さいと、境界層が薄くなり、蒸発が妨害されにくくなるのです。

 葉の表面はクチクラ層で覆われた表皮細胞があり、実際の蒸散は、気孔とよばれる穴を通して行われます。気孔がよく開いた時の穴の面積を合計すると、葉の表面積の1~2%程度になります。ちょっと不思議に思えますが、表面の98%以上が覆われていても、風が十分に強く境界層が薄い場合には、同じサイズの洗濯物とそれほど遜色がないほど蒸散するのです。重い洗濯物が、からからに乾くことを思うとその量はかなりのものでしょう。

 植物の蒸散量は、気孔の開き具合と気象条件によります。蒸散が盛んに行われるとき、森林全体では、雨量と同じ表し方をすると、1日あたり数mmの蒸散量となります。樹木1本あたりでは、木のサイズにもよりますが、数十から数百kgの水を蒸散します。草本植物の蒸散量は樹木よりも多くなることがあり、草原や耕地の蒸散量は1日あたり、10 mmに達することもあります。これらは森林や草原の例ですが、孤立個体では、群落状態よりも大きな値を示す傾向があります。群落内部では、高湿度化、風速の低下などによって蒸散が抑えられているためです。草本植物が蒸散を盛んに行う場合には、その生重量と同じくらいの水を吸収し蒸散をするという見積もりになります。

Posted by 管理者 at 2017年08月02日(水) 10時27分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年08月01日(火)

1.薬害の症状 [他人之褌]

資料:平成12年12月9日 宮崎県病害虫防除所 より抜粋

1薬害とは
農薬を散布した結果、作物の外観、機能、品質等に障害を受けること。 葉が枯れたり、黄化したり、枯れたりする外観的な変化は容易に観察するこ とができるのでしばしば問題にされる。一方、機能が劣る場合、たとえば光合 成機能が低下し果実の肥大が劣ったりする場合は、農薬散布との関係が分かり にくく見過ごされることが多い。

2薬害の回復
薬害症状が現れた後の作物の成長は、農薬を茎葉に散布したのか、土壌に散 布したのか、あるいは薬害の程度によって様々な経過をたどる。土壌に処理し た農薬が長期間残留し、作物が継続的に農薬を吸収する場合は、その影響は長 く続くことになる。一方茎葉散布剤の場合は、農薬の影響は一定の期間に限ら れる。葉に薬斑が生じたり、奇形葉になったとしても、通常はその後に新しい 健全な葉が抽出してくるし、一時的に成長が停滞しても、その後にまた成長を 続けることになる。ただ植物の場合は動物と異なり、一度枯れた葉や奇形にな った葉が元に戻ることはなく、枯れるか落葉するまで症状を現したままである。

3薬害と収量
薬害症状の発現は一過性であることが多い。この場合、収穫物に薬斑が生じ るものでは商品価値に影響があるので薬害として重要であるが、そうでない場 合、たとえばイネの葉における一過性の薬斑であれば薬害と考えなくてもよい 場合がある。ある程度以下の薬斑であれば、時期によっては収量に影響しない こともあり得るが、ある程度というのはどの位か、その時期はいつ頃なのかこ れは作物によっても異なり明らかにはなっていない。

4茎葉に現れる症状
1)クロロシス 葉の葉緑素がぬけて白くなる現象。葉全体、葉縁、葉脈間など様々な部位 に現れる。その色調は農薬の種類により、あるいは作物の種類により様々で、 完全な白化、黄白化、退緑色、黄緑色が観察される。

2)ネクロシス 生態の一部である器官、組織、細胞などが死ぬことを言う。クロロシスと 同様に葉全体、葉縁、葉脈間など様々な部位に現れ、形状も色調も一様でな い。 時間の経過によってまずクロロシスが生じ、のちネクロシスとなる場合が ある。また軽い症状の時にクロロシス、激しい時にネクロシスが生じる場合 がある。

3)落葉 クロロシスやネクロシスを起こしたあと離層が形成され、落葉が生じるこ とがある。このような例は果樹に多い。特にカンキツの葉は黄変または褐変 症状を伴うことが多い。

4)奇形葉 奇形葉の現れ方にはいくつかのタイプがある。 ・フェノキシ系、安息香酸系除草剤など オ−キシン活性を有する化合物では、ホルモン様症状(柳葉、捻転葉、 部分的な異常肥大)が現れる。 ・生長点がネクロシスを起こすと、周辺部から天狗巣状に芽や葉が出る。 ・展開中の葉の周辺部がネクロシスになると、葉の中央部のみが伸長して 葉がカップ状になる。

5作物の形態と農薬の付着量
農薬の付着量が多くなる部分で薬害が現れやすい。付着量は作物の形態に左 右され、特に葉、果実の表面の性質や構造の違いによる影響が大きい。ワック スの多い作物では薬液をはじきやすく付着量は少なくなる。また平面的でなめ らかな表面に比べ、ウロコ状のもの、凹凸があるもの、毛茸が密生しているも のは付着量が多くなる傾向がある。また薬液が貯留した部分では水分が蒸発し た後に、薬剤が高濃度で残ることになり薬斑が発生しやすくなる。

6農薬に対する感受性
農薬に対する感受性は同じ作物でも品種によって異なることがある。作物の ステ−ジによっても感受性は異なり、幼苗期、若葉といった若い時期は一般的 に感受性が高い。 また高温時の散布、散布後の強光などによって薬害が生じることがある。散 布前の弱光により薬害は大きくなる。弱光下では苗は軟弱になるが、このよう な苗ではクチクラ層の厚さが減少したりするため、薬剤の侵入量が増加するこ とが考えられる。また弱光下では光合成能が低下して、解毒機構の一つである クルコシド生成に必要な光合成産物が低下し、そのために害作用が強く現れる ことがある。

Posted by 管理者 at 2017年08月01日(火) 20時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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