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2012年12月12日(水)

里紅 [過去記事]

里紅について少しまとめてみました。
このブログは忘備録的な意味もあるので、里紅のことを忘れないうちに書きとめてみました。

皆さんの感想を書いてもらうとありがたいです。

画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

これからの4枚の画像は、土佐愛蘭会の会誌に掲載されていたものです。
会誌からスキャナで取り込んでいます。

【1枚目】
平成15年の会誌に載ったもの。平成14年の本部展特別賞。
一週間前に開催された中村支部展で準優勝となり支部で「里紅」と命名。花は一文字に近いので10センチを超えていたと思う。1週間前に命名した時より一回り大きくなっていた。支部展では当日ようやく開いた状態でまだ本咲きになっていなかった。

ちなみに名鑑には
「花は紅色の三角で四方咲き中輪、舌は普通の巻舌で、黄緑地に紅点を少し入れる無点系、花茎は褐色の中幹で葉上に抜ける。葉は濃緑で並の中垂れ葉。」花5.7×0.6cm 花茎53.3×3.5cm 葉47.0×1.6cm
とある。
今は副弁長が5.0センチ以上なら大輪に分類されるが、この頃は命名審査員の主観で分類されていたようだ。中輪となっている。

なぜ、特別賞かと言うと、第六花、上から2番目の花の片方の内弁先端が1ミリほど折り鶴芸のように折れ込んでいて、この時にその部分が枯れかけていた。これを傷とされて本来の審査から外されていていた。そのため敗者復活的な措置で特別賞となった。(中村支部では枯れていなかったため問題とならなかった)

画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

【2枚目】
平成18年の会誌に掲載されたもの。平成17年本部展紅花の部金賞受賞。
これは上の命名株に開花したものだが、開花始めとあってかなり小振りに咲いていた。

画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

【3枚目】
平成23年の会誌に掲載されたもの。平成22年80周年記念大会一般部門優勝。

里紅はかなり早い時期に竹内から貰ったもので、私の蘭舎に来て16年ほど経っている。その頃すでに開花しており竹内は「里紅蘭」と仮名で呼んでいた。私のところに来ていた割株が、平成14年に中村支部で準優勝したため私が命名した。名前は寒蘭に蘭と付けるのはおかしいと言うことで蘭を外し「里紅」とした。

本部一般優勝のこの株は命名した上の里紅の株とは別のタケウチコレクションにあった株であり、私が命名した以降に株分けしたものでなく、叔父が手元に残していたものである。
そのため、はっきりとは同じ物だとは言い切れない。
と言うのも、タケウチコレクションの中には似た花がいくつかあり、坪採りの兄弟木の可能性もあるからだ。

なおこの株は前年の中村支部展で優勝しており、そのときの花が私の記憶の「里紅」とそっくりだったので本部展では「里紅」として出品していた。

画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

【4枚目】
平成22年の会誌に掲載されたもの。平成21年中村支部展優勝花。
これと上の3枚目は同じ株(鉢)に咲かせている。

命名「里紅」と違うだろうか?花の大きさは年による差か作による違いだろう。舌点の入り方は年によって違う。去年までは自信は無いが大きな差が無い以上は同じ花だとして良いと思っていた。

画像(199x300)・拡大画像(797x1200)

ここからの画像は今年撮影したもの。

【5枚目】
こんな写真を見せると値打ちを下げそうだが、今年咲いた命名株の花。
この時点でサイズは92mmで今までで一番小さな花となった。これもしばらく置いたが花はこれ以上大きくならなかった。





画像(199x300)・拡大画像(797x1200)

【6枚目】
里紅系別株。命名「里紅」より本部一般優勝紅に近いかそれの割株。ちなみに先の【12006】はこれの割株。

今年、命名「里紅」が命名時のような満作に咲いていればいらぬ心配をしなくて良かったのだが、これだけ不作となると、命名「里紅」が本部一般優勝の「里紅」と同じ物だと言い切れなくなった。それ以上に命名「里紅」に本部で優勝できるような花がこれから咲くのか不安になってきた。

どちらにせよ命名「里紅」と本部一般優勝「里紅」=里紅系大輪は区分して扱う必要があるだろう。


Posted by 管理者 at 2012年12月12日(水) 21時17分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

コメント

focke さん こんにちは
コメントありがとうございます。

fockeさんの里紅の54ミリは十分大きいですね。私の里紅が不作過ぎたのでしょう。輪数の付き方によっても開花後大きくなるのは違うかもしれません。私のは花が付きすぎていました。
この里紅系は改めて命名すると言うことは無いと思いますが、分譲するときは「命名里紅」とは区分したいと思います。

woods 2012年12月14日 15時10分 [削除]

私は区分して扱う必要は、無いと思います。
理由は、
@、花は年により同じには咲かない事。
A、命名者がラベル無しでは判別が難しい事。
B、将来普及品として流通する時に、価値に差が出ると高い方の名前にされる事。
C、両者とも「里紅」として賞をもらっている事。
D、区分すると同じ特徴を持った花なので、命名しずらい事。

ちなみに今、初めて咲いた里紅の第1花の副弁を測定したら54ミリでした。恵より2ミリ大きかったです。

focke 2012年12月13日 20時16分 [削除]

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