2014年09月04日(木)
鉢の消毒法 [栽培技術]
次亜塩素酸カルシウム製剤である「ケミクロンG」が鉢消毒には万能だとは思っているが、使用法や処理方法を誤れば十分な効果が出ない場合もあるかもしれない。
私は基本的には鉢は洗浄してから1000倍液に10分以上浸漬しその後天日干ししている。
病気が疑われるものは、洗浄作業による菌の飛散を防ぐため一度未洗浄のまま消毒しその後(乾いてから)洗浄し再び10分以上浸漬している。
土については明らかに病気と思われる鉢の土は廃棄して再利用はしない。
なお、「腐敗病」や「ウイルス病」と診断した株は処分できる物は鉢ごと廃棄している。
「ケミクロンG」以外の鉢の消毒方法は、こちらも効果があるのではないかと思う。
ガスコンロに鉢を逆さに掛けてあぶるのだ。
2〜3分もかけていると100℃を越えてくる。
上の方(特に足)が熱伝導が低い? 途中で逆にしたら良いかもしれない。
糸状菌なら60℃10分、ウイルスはCymMV65〜70℃10分、ORSV90〜95℃10分が滅菌の目安だ。
火を付けて2、3分もすると鉢に含まれる水分が蒸気となって噴出する。
Posted by 管理者 at 2014年09月04日(木) 21時13分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
コメント
pokekichiさん
私は一度も割ったことはないのですが・・・
次亜塩素ソーダ製品もケミクロンGと同じ効果だと思います。
ケミクロンG(次亜塩素カルシウム70%)は1000倍液10分浸漬が基本なので、ピューラックス(次亜塩素ソーダ6%)は100倍以上で使用しないと十分な効果は無いかもしれませんね。
それとピューラックスは1リットル1000円以上すると思いますが、ケミクロンGは500gで600円程度なのでコストもかからないですよ。JAに行けば誰にでも売ってくれます。
ガスコンロでの消毒は私には怖くてできないです。
ケミクロンGに代わるものとして、このHPの保管庫の中でピューラックス (次亜塩素ソーダ水溶液)が取り上げられています。
これとほとんど同じものに、ハイターなどの家庭用漂白剤がありますが、これで代用することはできないのでしょうか。
tairo1008 さん
火力が強いと割れるかもしれません。それと鉢が乾いていると熱くなりすぎるので割れやすいかと思います。
私のやり方はカセットコンロでしかも湿った鉢ですので徐々に熱くなる感じです。
focke さん
消毒はケミクロンGに軍配が上がりますね!
ガスはORSVを完全に不活性化するには時間がかかります。
ガスコンロは、時間と費用を考えるとケミクロンGに勝てないですね。
どちらの方法でも注意を怠ると怪我をする危険がありますが。
鉢を消毒するのに、ガスコンロを使った事がありますが、急激に加熱して鉢の胴の部分にパンと音がして、亀裂が走った事があるので止めました。
コンロの上に、鉢を逆さまにして置くと、丁度、胴の部分が煙突になりこの部分の温度上昇が急激になるためだと思われます。陶器鉢は釜の中で高温で焼いているので大丈夫と思ってやりましたけど割れましたね。
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