2014年10月08日(水)
今日の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今日の時点で第一蘭舎で直接朝日が当たっている蘭は少ない。
私はかなりな蘭に朝日を直接当てているというイメージがあると思うが当たらない蘭も多い。
この場所はほとんど紅花だがそれぞれ良い色になっている。
ここに見えている蘭には今まで直射は当たっていない。
秋深くなり日が傾いてくるとここまで日が差し込むが現時点では窓際の一部の鉢に限られる。
発色の悪い蘭は何とかしようと思っていろいろと試しているが、基本は蘭舎内だ。野外に出す物はごく僅かで、今のところ屋外に出したからといって特別に発色は良くなっていない。
それでも舎内でまあまあの発色をしているのは窓を大きく開放しているからだと思う。
光の乱反射が良いのだろう。特に自分は紫外線カットのポリカ波板を使っているので窓を閉めていると紫外線は入ってこない。出入り口と窓だけが紫外線の入ってくるところとなっている。
それと現時点ではこの窓には防風ネットの内側にクールホワイトを張っている。今思うにあまり強い日差しは発色に必要ないのかもしれない。
以前はこの時点で3万から4万ルックスを越える朝日を花芽に当てていた。
出入り口(防風ネット1枚)も直射が入るようにしているが、ここからは直接蘭には日は当たらない。
第二蘭舎は直接花芽に日が当たる蘭が多いが、第一蘭舎と比べ特に発色が良いかというと今のところ微妙だ。
Posted by woods at 2014年10月08日(水) 17時34分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
コメント
tairo1008 さん
西谷物の桃品種の発色は難しいですね!
すぐに葉緑素が入ってきます。
葉緑素をのせないで良い発色をさせるには15℃以下の気温が必要かと思います。
良い花にしたいと思うのは皆一緒です。展示会までもう一ヶ月を切ってしまいました。いろいろやって良い花を咲かせて下さい。
focke さん
強い直射は葉緑素を破壊すると思いますが、発色には光合成が行なえられるだけあれば十分だと思います。以前は3万とか4万ルックスを越える光を当てていましたが無理をしていると葉を黄色くしてしまいました。それと紅花の発色に必要な紫外線は目に見えないですが、地面からの乱反射が多く窓を開けていればかなりな量が入ってきていると思います。http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-76uvindex_mini.html
また発色に最も大事なのは光合成で、正常な発育をして初めて色素が生成されます。色素形成には呼吸と光合成が大きく関与しているようです。当然肥料分も十二分にあることが必要です。ただし窒素過多(葉緑素が多くなる)は避けリンを多めに。当然微量要素も欠乏しないように。
日光、光玉殿等桃花の色だしのため、二十四節気の白露(九月八日頃)をすぎた頃から夜間は、稲の育苗ハウス(ビニールは撤去)に入れて、気温を下げ、朝日が上がってくると蘭舎に入れて30%、防虫ネット越しの光を当てている。15輪ある蕾はばらけてきているが、緑も入った濃い紅色でとてもピンクには変化しそうにない。今朝、移動していて下から2番蕾が折れてしまった。鷲羽も曲がりを矯正していて花軸を折ってしまった。度をすぎるとろくな事はありませんね。コンクールは色を出してなんぼの世界。色々なことに挑戦しないといけませんね。
こんばんは。
「あまり強い日差しは発色に必要ないのかも・・・」と言うことは、肥料や微量要素も発色の要因に加えなくてはですか。
花色が澄んでハッキリとする即効性活力剤があれば良いですね。
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