2014年10月07日(火)
今朝の第二蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今朝7時過ぎの第二蘭舎です。
蘭舎入り口から撮影。
朝日が蘭舎の奥まで差し込んでいる。
南側。
こちらはもう少し早くから日が差し込んでいたと思う。
今朝はこの秋一番の冷え込みだった。
15℃を下回ってくると発色はグンと良くなる。
「桃紅(4)」
この桃紅(4と25と52は同じ物)が一番色が良い。本当は桃を強く出したいがここでは出芽期の温度が高すぎて桃色を強く出す(桃でいること)ことは難しい。これからは日を当てることで色を鮮やかにしたい。
「桃天紅」
桃天紅は何鉢か花が付いたがこの株は(この株も?)緑が強く出て色が悪い。
これからは日に当てて紅を強く出すしかないだろう。
綺麗な桃紅に咲かすにはこの時点で緑が載りすぎている。
*方法は難しいが・・・
理論としては葉緑素は一定の寒さで退化する。また強光を受けると葉緑素は破壊される。一方で日を当てる=紫外線が当たるでは紅が強く出過ぎる。
昔から言われている「屋外に出して夜露に当てて朝日を採る」発色技術はこれにより緑を減らして良い色にしていたのだろう。(屋外に出すと紫外線を多く浴びるため増える色素も多い。逆に蘭舎では昼間温度が上がってしまいやすいため、せっかく生産された色素も光合成や呼吸などで消費されて減ってしまう。)
「金紫鳥」
これも葉緑素が載って色が悪い。
発色の良い花なのでこのままでは終わらないと思うが、ここまでにあまり緑は載せたくない。
この時点で緑がのっていないと名前の通り桃紅に紫が入ったような色になるのだが、今年の気候では無理だ。
(紅が強く発色する花は緑がごまかされて解らなくなる。普通の紅花が赤黒いのは緑が混ざっているからだ。)
8時20分頃。
昨日 木の枝を間引いたので日が当たりだした。
昨日まではこの時間帯は日が陰ってしまっていた。
この時間帯になってやっと第一蘭舎は日が当たりだす。
まだ日が高いので奥までは差し込まない。
こちらは東の窓の隙間からの木漏れ日がちらほら当たっている。
Posted by woods at 2014年10月07日(火) 15時32分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
コメント
おはようございます。
発色には皆さん苦労していますね!
マニュアルがあってその通りすれば良い色になるのなら良いですが、そんなものは無いですね。
寒蘭の発色にはいろんな色素が関係し複雑に絡み合っています。紫外線を当てないと発色しないもの、明るいだけで発色するもの、寒くないといけないものなど、真逆の場合もあります。
それだから面白いのですね。
こんばんは。
「葉緑素は一定の寒さで退化」、この辺の温度と積算時間が難しいです。
気温が低いと花芽の伸びと花間に影響が出るし、人工的にすべての要素がコントロールできたとしても、たぶん思うように咲かないだろうし・・・、だから面白いと思います。
今晩は
私の色だしの場所は、午前6時30分ごろから朝日が当たり11時ごろまで日が当たります。この場所には花間が取れだす頃よりこの場所に置いています。我が家の東・北の角の所です、以前は蘭舎の横に棚を作り置いていましたが、隣の家が2階の上に大きな物入れを建てられ日を取れなくなったので、今ここに置いています。
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