2015年09月11日(金)
竹内の蘭舎 [竹内と寒蘭]
西土佐に行ってきたので竹内の蘭舎を撮ってきた。
こちらの家に人が住まなくなって5年。家の裏にある蘭舎は悲惨な状態だが、ここがタケウチコレクションの原点だ。ここで育てた蘭で数々の賞を取っていた。
撮影は14時36分。
右の建物は古屋で物置。その西隣に開花室をこしらえていた。
草で覆われているので解りづらいが画像中央の4畳半ほどの小屋だ。毎年9月にはここに花芽の付いた蘭を持ってきていた。主に色物の蘭で床は谷水が流れコンクリートブロックの上に2鉢ずつ蘭を置いていた。
画像では草に覆われて見えないがこの奥に2つ蘭舎がある。
右が古い蘭舎で左が新しい蘭舎。右の蘭舎は半分日陰に入っているが、陰ってきたのでは無くこれから日が当たるところだ。
山際で土地が無かったのもあるが、日を求めて住居から10メートル以上高い場所に蘭舎を建てていた。
竹内と展示会に行っているとよく言われていた。
「西土佐村は夏涼しくて蘭には良いところだろう」と立地が良いから色物が良く咲いているのかと思われていた。しかし口屋内は標高40m位しか無い。この発色小屋でも50m前後だ。ここで色付けするのは至難の業だったと思う。ちなみに夏は高知県一暑い。
Posted by 管理者 at 2015年09月11日(金) 20時12分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
コメント
竹内は諦めずにいろいろとやっていました。
目頭が熱くなり、言葉が出ません。
蘭作りの名人 竹内国芳氏の貴重な蘭小屋の写真を見て、蘭作りはテクニックだなと思った。蘭の性質を知り、その特性を上手に引き出す技術を熟知している人だったなあーと色々思いを馳せながら拝見しました。西土佐は高温地域、蘭にとって夏の暑さは大敵と思いきや。小屋を見て、採光に気をつければ暑さは問題ないと感じました。発色小屋に谷の水を引いているとのこと、室温を下げ、湿度を保つ工夫と想像しました。今夜は、数々の名品を作出した名人竹内氏の蘭小屋を拝見し、培養、発色等研究しなければと痛感した次第です。
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