2015年09月07日(月)
「緋の舞」 [竹内と寒蘭]
叔父の残した蘭には金紫鳥以外にも私が命名したものだけで8点ある。「恵」「里紅」「鈴華」「結」「紫音」「紫月」「緋の里」「緋月」などだ。竹内の命名では「満天」「金華鳥」「土佐黄金」「緋の舞」「風月」「土佐小町」「清流殿」がある。
今回は「緋の舞」を紹介する。
画像は平成25年のものだ。
このときは4芽に花が付き花茎の伸びが悪かったが花一輪は満足のいく花だった。
こちらは平成22年
大株に花が付いている。この頃は新芽が複数付いてどうしても花が弱かった。
昨年は花芽が付かなかったか早く掻いたため花を見ていない。
今年は良い株になったので期待している。
この何年か葉作りに力を入れた。複数芽が付きやすい蘭なので芽掻きで1芽にし大きな葉になるように作ってきた。
画像は会誌の紹介ベ−ジだ。花は葉の上に伸びているように見える。これが本来の命名株だ。緋の舞の命名は平成2年だが、そのときの花は葉上高くよく伸び上がっていた。
私は竹内が居間に写真を飾っていてよく目にしていたので自分のイメージではこの花は決して藪咲きの癖は無いと思っていた。
私のところには平成5年にバック出しの小苗が来ていた。もちろん命名株だ。それから20年以上経ってやっと満足のいく株ができた。
緋の舞は竹内の山採りではなく、十川の知人が咲かせたのを購入した物だ。坪採りがどれほどあったか知らないが、この命名株はそんなに出回っていないと思う。自分が展示会で目にする緋の舞と竹内の緋の舞のイメージがかけ離れているのだ。
Posted by 管理者 at 2015年09月07日(月) 19時51分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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