2015年09月05日(土)
金紫鳥2 [竹内と寒蘭]
画像はバック出しの金紫鳥。この株は昨年の11月に割った3年生の親に今年の新芽がついたものだ。52センチ5枚葉と28センチ5枚葉の2芽。オークションに出品しようかと思っていたが、安いところから始まるオークションではあまり高くならないで落札となると前に高く買ってもらった人に悪いので、そんなんで出品を考え中だ。
金紫鳥は平成21年本部優勝してから分譲希望があったが、増やしたくて売りたくないので売るのなら芽20万としていた。買い手は無いだろうと思っていたらその後20万でも良いと買い手があり仕方なく売ったのだが、その人に売った手前、後もすぐには安くできなかった。そんなこんなで昨年までは成木芽15万相当で買ってもらった。
これを売るとしたら2芽として30万円になるが今年はそうはいかないだろう。
こちらは竹内の桃無点。
二株の寄せ植えで手前の新芽が見えているのが桃無点だ。
桃無点は平成4年から作っていて未だにこのサイズだ。20センチほどしか無い。
メインブログに載せた宮渕の桃無点も金紫鳥もこの桃無点も兄弟木であり同じ山から出ている。
この桃無点の葉立ちと金紫鳥の葉立ちがよく似ていることに気がついた。この桃無点の花は昭和60年だっかそこらで一度見ているのだが写真は無い。今思えば金紫鳥によく似ていたかもしれない。ただし、光線が少ないところで咲かせたか、近くで見ると白地の花弁に紫紅線の入った更紗で離れてみると淡い桃色に見えた。舌は透き通ったような白さだった。
竹内は金紫鳥をこの桃無点の坪採りとして早くから栽培していた。平成に入ってすぐにも金紫鳥と思われる黄金葉の蘭はすでに竹内の蘭棚にあった。
竹内は黄金葉を多く作っていたが、花が咲くまでに至らなかった苗も多い。なぜなら何度も枯れる寸前になっていたからだ。実際桃無点は竹内のところでは枯れている。金紫鳥も何度も新芽を痛めてだめにしていた。原因は肥料と消毒だったと思う。良いものに限ってダコニールの潅注をよくしていた。肥料で根を傷め農薬で蘭菌を殺せば思うような生育はできない。特に黄金葉は難しい。
Posted by 管理者 at 2015年09月05日(土) 20時05分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
ありがとうございます。
こちらのブログネタにはちょうど良いかなと思います。
この後も竹内の蘭を紹介していきますのでよろしくお願いします。
こんばんは。
命名者本人が正直に書いているので、とても面白いです。
ただで読ませてもらって大変申し訳なく思います。
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