2017年09月03日(日)
種子の収穫? [交配ネタ]
なんと言ったらいいのだろう?
今日は種付けしていた種の入った鞘を収穫した。種の収穫では無い。これから追熟させて種子を得るのだが、今のところ未熟種子の詰まった鞘だ。果実のように果肉があれば実だが鞘の中には種しか入っていない。
そんなことはどうでも良いが、今日はこれを茎元から切り取って、花を活けるように水切りし瓶に指した。
しばらく瓶に活けて追熟さす。
白く見える鞘は熟しているのではない。左側の白いのは満天で桃や黄花は鞘も淡い。茎や鞘は葉緑素を持っていて生きている限り光合成をしている。自然に尽きる(枯れる)のを待つ。今鞘を空けると白い綿状の固まりしか得られない。種子が鞘から分離していない状態で。その固まりで置くとその内腐ってしまう。鞘のまま追熟させて種子が分離するのを待たないといけない。
画像は3週間ほど前に茎から外し乾かしていた鞘。鞘を割って種子を出してみた。まだ不完全だが種子がまあまあ分離している。
この作業をいつするのかは悩ましいところだ。早いと鞘ごと腐ってしまう。株上で自然に熟すのは早くて12月で、それまで待てないので早めに茎元で切って瓶に活ける。昨年は10月に入ってからだったと思うが今年は9月の頭にした。果たしてどうなることか・・・
Posted by 管理者 at 2017年09月03日(日) 19時44分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
花茎と鞘は葉緑素を持っているので水さえあればしばらくは生きています。1ヶ月は平気だと思います。
自然であれば12ヶ月もすると鞘が割けて種子が外に出てきますが、暖かい蘭舎ではいつまでも青いままです。そのため切って枯らす必要があります。
カンランの種子は受粉後8ヶ月で十分な発芽能力があるようです。ですので今切っても問題ないはずです。
こんばんは。
種は花が終わりしばらくして茎が枯れ、その後に鞘の中で春には熟し、鞘が乾燥した秋に種を蒔くものと思っていました。
長いこと茎が生きているとは驚きです。
鞘の中の極小な種を大きな画像で見れて良かったです。
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