2017年07月13日(木)
薬害? [雑記]
薬害はどんな農薬にもあることを前提に散布しないといけない。
「そんな農薬をやってかまわない」と聞かれるが、かまわないとは言えない。
自分は細心の注意を払って散布しているつもりだが、時と場合によっては目に見えた形で薬害が発生する。
何日か前から気になっていたがどうも薬害のようだ。直近では6月30日に散布しているが、この葉の伸び方からその前の6月20日の障害と考えられる。
その日はアミスター+バリダシン+コテツに加えメリットMを加用していた。
どれが直接の原因か解らないが4つも混ぜたので濃度が濃すぎてしまったのだろう。
ただし、たまたま出た症状であろうと思う。第一蘭舎の3鉢に出ていた。ほとんどの新芽には症状は出ていない。本数で3千はあるだろう新芽の0.1%だ。
こちらは芽かきした芽で葉の間に水は溜まるのかを実験してみた。
葉の間に入った水がどうなるかの単純なことだが、多くの人が水はしばらくたまっていると思っている。
水をかけてすぐ逆さにすると先端から水滴が何滴か落ちてくる。
同じ事を2、3分後にすると一滴も落ちては来ない。
水をたっふりかけた新芽をコップに立ててしばらく置くと、
葉の表面にかかった水と一緒に葉の間に入った水も外に出てくる。
葉の間に水が溜まらない機構が寒蘭の新芽にはあるようだ。
葉の間に入った薬液は水と同じように通常は速やかに外に排出されると考えられるが、たまたま薬液が溜まってしまうと乾燥と相まって濃度障害を起こしてしまうのだろう。
3鉢は同じ棚の近くにあった。散布を2度かけ3度かけをしてしまった可能性もある。
Posted by 管理者 at 2017年07月13日(木) 14時44分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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