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2014年08月25日(月)

山播き苗 [交配ネタ]

画像(300x168)・拡大画像(1200x675)

これは昨日山の中で見つけた自分が種を播いていたところに出ていた苗だ。

スマホで撮ったので大きく見えるが3センチ程度の苗だ。

画像(300x168)・拡大画像(1200x675)

平成24年2月19日に播種している。
その時の目印として木の枝を打ち込んでいた。

詳しいことは企業秘密なので言えないが、ピンポイントで苗を得ることができる技術を使っている。成功率はかなり高い。
この方法は今苗が見えている30センチ四方の僅かな地面からしか苗は萌えてこない。

山撒きの一番の危惧は他人に荒らされないかだが、この方法だと限りなく安全だ。普通の播き方では山の何処に生えるか解らないし生えだしたら至る処に生えてくるので人に見つかる確率がかなり高いが、この方法なら種を播いた(実際は埋けた)その場所しか生えない。

しかし見つかる可能性は0ではないので人の目に付く大きさになる前に回収しようと芽時期は忙しいのだ。

画像(300x199)・拡大画像(1200x798)

6号の駄鉢にその日採った苗と寄せ植えしている。
上の蘭は赤丸で囲んだものだ、いかに小さいか解る。


画像(300x199)・拡大画像(1200x798)

真ん中の4.5号の駄鉢には金曜日に回収した苗を植えている。
こんな苗を採ってくるのは人との競争もあるが、強敵は野生の動物だ。
人が入らない山奥では瓜坊や子鹿が緑の葉が地面から出てくるのを待ち構えている。

画像(300x199)・拡大画像(1200x798)

話は変わるがついでに・・・・

左の鉢にはそれぞれ山採り苗は1株しか植わっていない。
あとは瓶出し苗だ。
昨年5月に一芽ものの豊雪セルフ苗を山苗と寄せ植えしていた。
いずれの苗にも大きな新芽が付いている。

自分は知らなかったが無菌播種した瓶出し苗は育苗の行程の中で人為的な蘭菌の接種をしていないようだ。
瓶出し苗はいくつか作っているが大きくなった蘭の根には蘭菌が定着している。自然状態で蘭菌の胞子が飛んできて自然に根に入るのだと思うが、あえて強制的にしていないため瓶出して早い時期は枯れる物があるとのことだ。
私の苗は一本も枯れなかった。


Posted by 管理者 at 2014年08月25日(月) 19時45分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

コメント

寒蘭の瓶苗生産は商業価値はないようです。思う花が咲かないことともありコスト高で採算が合わないようです。その点山撒きはコストがほとんどかからないので多くの人が取り組んでいます。
寒蘭は雑種の選抜育種で現在の品種が成り立っています。これらを交配すると優良品種であっても形質がばらけてしまい交配しても意図する形質を持った花をつくることが非常に難しいです。大量に播いて花を咲かせその中から良い形質の物を見いだすことになります。瓶苗ではその作業がとほうもなくコスト高になってしまいます。

私の豊雪苗は一瓶に20本くらい入っていましたが豊雪芽のものは1本もなかったです。

woods 2014年08月28日 19時05分 [削除]

寒蘭にもビン苗があるのは知りませんでした。
山蒔きとちがい設備投資が必要ですが、大量に生産できるメリットが大きいと思います。
ただ狙った花ができるかの問題がありますが。
ちょっとした工夫で枯れない豊雪セルフ苗に期待です。

富貴蘭のビン苗を栽培してみて、面白いですが、やはり自分には1作開花苗が良いなと思いました。

focke 2014年08月26日 21時33分 [削除]

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