2016年07月03日(日)
新芽 [最近の蘭舎(旧)]
前回の続きだが
(3枚の画像は第三蘭舎の加温棚の蘭)
自分のところには芽会に出すと良いような蘭が幾つかある。
新芽の色が刷毛て綺麗な芽だ。
西谷や黄金葉あるいは葉芸ものが掛かっているような蘭だ。今では西谷以外に産地は沢山ある。20年以上前にやっていた「山に蘭を戻す運動」等の成果だ。
(これらの中には私の種まきはない。)
自分が採取した物もあるが、蘭友から分けてもらった物や交換会等で仕入れた物だ。
故に交配種かどうかは解らないが、これを自然種だと考える人もいないだろう。
余談だが、
西谷の刷毛の遺伝子は優勢的で西谷物を種子親にすると花粉親が普通花でも捌け物が出てくる。一方、普通物を種子親にして西谷の花粉を交配すると刷毛は隠れて普通芽しか出てこない。
問題は後者の第二世代の普通芽どうしを交配すると刷毛は優勢なので捌けた芽が普通芽に混じって幾らか出てくることだ。西谷を撒いた覚えが無いところに突如刷毛物が出現することがある。
そして二代ものや三代ものを交配していくと今までに無いような綺麗な芽が出てくる。特に西谷と黄金葉、春光などの葉芸ものの遺伝子が合わさると思わぬ物が出てくるようだ。
こちらは第二蘭舎の蘭。
葉が幅広で見た目も良いので芽会にと思っていたが、新芽は完全に親になってしまった。
これは小品鉢だが
新芽は親だ。
Posted by woods at 2016年07月03日(日) 22時37分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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