2011年11月14日(月)
中村支部展2 [展示会巡り]
フォトギラリーに入賞蘭はすべて掲載していますが、会場が暗かったためフラッシュ撮影の画像をアップしました。
中村支部はひな壇のライトアップのため植物育成用蛍光灯を使っています。このためノーフラッシュで撮影すると違った趣のある画像が撮れます。何点か紹介します。
新命名の「無限」
ひな壇の左サイドにありあまりライトアップされていなかったですが、斜め下から撮っています。
「無名更紗」
斜め方向から撮ると舌の巻具合がよくわかります。
半巻の無点舌か綺麗です。
「豊雪」
白い豊雪がより白く見えます。
(この豊雪は白いですが、少しくらい緑でもライトの下では白く見えます)
「紅風指」
紅風指は更紗ですが、ここではほとんど紅に見えます。
以前、中村支部で紅風指が優勝した時、この照明下の写真をポスターにしたのですが、紅風指を買った人からあんな色にはならないと苦情があったそうです。これを見て欲しくならないでくださいね。
「日南の誉」
紅色はより鮮やかに見えます。
この花は日向の誉のように内弁が開かないそうです。
「満天」
新芽が付かなかったため良く伸び上がっています。
色は少し緑が残っていましたが、ここでは優しい桃に見えます。
優勝し新命名の「竜王」
優勝した青花。花だけを撮ると大きさや迫力が伝わりません。全体を撮ってこそ魅力が解ると思います。このライトでは青も鮮やかで一回り大きな花に見えます。
「金紫鳥」
この花も花だけ撮影するとただの紅い花です。
全体を見せてこそ魅力が伝わると思います。
上の画像より少し明るく補正しています。
自然光で普通に見たら濃い紅ですが、このライトの下では明るい紅になります。
「三光」
発色の良い黄花ですが、白キンシのように見えます。
展示会ではいかにひな壇に載せるかが勝負です。
どんなに良い花でも裾にあると目立たないです。
ひな壇に上がることで皆から賞賛される蘭になると思います。
そのためには欠点のない蘭に仕上げないといけないですね。
Posted by woods at 2011年11月14日(月) 18時45分 パーマリンク
2011年11月13日(日)
2011年11月11日(金)
今年の花 [コレクション]
私の蘭は今年は開花が早く、咲いた花から一鉢ずつ観賞することが出来ないくらい一気に開きました。
この花は大きな株に紛れ込んでいたため見過ごすところでしたが可愛らしく咲いていました。
島の宮のチャボです。
この青は昨年命名した「成香」です。
新芽が付かずある程度伸びていますが、花数に似合った伸びがなかったです。
第一花が11センチあります。
Posted by woods at 2011年11月11日(金) 22時22分 パーマリンク
2011年11月10日(木)
無点舌 [コレクション]
最近までベタ舌が人気で集めている方も多いことだと思います。
私の所もいくつかありますが、完全なベタは少なくベタ風が多いです。
これがベタかと思うものもあり、あまりベタの話はしたくないので、蘭友が「ベタが咲いた」「ベタは良い」などと言いだすと「ベタは終わりだ」「次は無点舌だ、無点の時代が来る」といつも言い返しています。
画像は無点舌のコレクションです。
1枚目
これはほぼ完全なベタであまり巻きません。
紅に見えますが更紗の中輪。
1枚目
黒紅の初花。
舌は巻いてしまいましたが、ほとんど点はないです。
3枚目
蘭友から貰った「今日の夢」似の更紗花。
いちど本部展で金賞を取っている花です。
4枚目
舌の形は良くないですが、巻かない。
色があまり良くない中輪。
Posted by woods at 2011年11月10日(木) 23時38分 パーマリンク
2011年11月09日(水)
満天 [コレクション]
今年の花は一気に開いてしまい、早くも終盤の組が咲き始めました。
本部展用にと考えていた花達です。
画像はそう中の一つ「満天」です。
なんと花茎は80センチを越えました。
あれよあれよと思う間に伸びた感じですが、新子がなかったからです。
昨年より蕾の色が良くなかったため何日か夜露に当てたのですが、まったく効果は無く良い色にはならなかった。
花のアップ。
11センチあります。
Posted by woods at 2011年11月09日(水) 20時43分 パーマリンク
2011年11月08日(火)
2011年11月06日(日)
土佐香南愛蘭会 [展示会巡り]
土佐香南愛蘭会の寒蘭展示会へ行ってきました。
今年は大方が無くなったので咲いた花がもったいなくて西土佐に次いで香南愛蘭会へも出品することにした。
全部で6鉢の出品でしたが、西土佐で命名申請した「無限」も向こうの蘭友にお披露目したくて連れて行った。
香南愛蘭会にも20年来の会員だったが、出品は2回目だった。
ずーっと大方と開催日が一緒だったので、出品できなかったのだ。
上位入賞の4点。
こちらは笹賞の「無名更紗」。二年前の優勝花だ。
黒崎賞の「吞竜」。濃緑の花弁で、
舌は船底?、2日間巻かなかった。
なんと優勝は「無限」。土佐寒で命名申請中のため無名で出品したが、中央に上がった。
338鉢の頂点なので少しは自慢できるか!!(蘭友に自慢しに行ったのだが、褒めてはくれなかった)
西内賞の「日向の誉」。
言わずとしれた濃紅の紅花。
Posted by woods at 2011年11月06日(日) 23時16分 パーマリンク
2011年11月05日(土)
土佐小町 [コレクション]
。
私の持っている「土佐小町」が咲きました。
久しく花を見ていなかったのですが、15年ぶりくらいでしょうか。
(私の持っている株に15年ぶりに咲いたのではなくて、私がこの花を見たのがです)
こちらは角度を変えて撮ったものですが、命名時の画像と良く似ています。割株ですので似てるのは当たり前ですが・・・
こちらは命名時の写真です。
小振りの株に咲いていました。
この写真が70周年の記念写真集に載ったので一時人気が出ていましたね。
大株になると花に勢いが出来形が違って来るのは当たり前なのですが、上から1番目と3番目の花が私のと良く似ています。私のは舌に点が少し出ています。
この写真の一番下の花が、成木になったら咲くような花ではないでしょうか。
こちらは先日の業者会で見かけた土佐小町です。
70周年の記念写真集のイメージはないですね。
Posted by woods at 2011年11月05日(土) 06時30分 パーマリンク
2011年11月04日(金)
西土佐支部展2 [展示会巡り]
何枚か拡大画像をアップします。
準優勝「無限」
優勝「八峰錦」
準優勝「無名青」
原生林産の青花らしい。
最優秀賞「青玉」
かわいらしい舌が目に付きました。
優秀「無名青」
小花の青花。笹平チャボの系統とのこと。
優秀「無名青」
大型の青花。新芽が無く高く伸びていたが、良い花です。
Posted by woods at 2011年11月04日(金) 21時48分 パーマリンク
2011年11月03日(木)
西土佐支部展 [展示会巡り]
土佐愛蘭会西土佐支部の花展示会2日目の画像をアップします。
展示会は西土佐ふれあいホールのロビーで行われています。
入り口の方(手前側)に上位入賞の鉢が並んでいました。
以下は入り口から順に撮った写真ですが、鉢はダブって写っているものもあります。
Posted by woods at 2011年11月03日(木) 20時01分 パーマリンク
2011年11月02日(水)
色の良い花 [コレクション]
この花は今年で3度目の開花ですが、今まで私の所で咲いた中で一番色の濃い紅花です。
自分はあまり好きではないのですが、色が良いので何とかならないかと作り込んでいます。
好きでないというのは、花間が無いからですが、開花した花を見ているとこんな花も有って良いかなと、あと上に2輪付いた姿を想像しています。
今日、西土佐支部の展示会があり良いところに入ったら命名しようと出品してきました。
「無限」むげん ですが、命名申請してきました。
Posted by woods at 2011年11月02日(水) 22時43分 パーマリンク
2011年10月31日(月)
間の蘭 [展示会巡り]
業者会の準優勝花は四万十市間産とのことだ。
出品者の山採りだと後で知った。
花一輪は大きく見えなかったが花弁が広いこの手の花としては、珍しく花間をとった花なので一番に目に付いた。
この間の無名青と青花の部で競っていた、こちらは延光寺の無名青。
花の数ならこちらが勝ちだと思うが、少ない方が勝っていた(^o^)
延光寺の青の全体画像。葉とのバランスも良い。
延光寺の青が負けて悔しいという話ではない。
間産の青花の紹介だ。
こちらの花は今年亡くなったO氏が持っていた間の青ベタ。
おそらく大輪になる良花だ。
こちらは上の別株。一輪咲きで一文字咲きとなっている。舌は紅舌。
O氏はしきりに紅ベタだと自慢していた。
画像は朝日を受けて明るく発色している紅ベタ舌。
今朝撮ってきたが、準優勝の青といいこの花も大輪なので私好みだ。
間にも良い花があったのかと改めて感心した。
Posted by woods at 2011年10月31日(月) 17時33分 パーマリンク
2011年10月30日(日)
業者会へ行ってきました [展示会巡り]
第16回(平成23年度)高知県寒蘭協会花物展示大会へ行ってきました。この会は通称業者会と呼ばれている会ですが、高知植木鉢センターで昨日から開催されていました。
出品は叶わなかったのですが、今日は雨となったため急遽写真を撮りに出かけた。
優勝は「皇徳」
更紗の大輪。見た感じ12,3センチありそうだ。賞状には皇徳と書いていたが、どこのはなだろうか?(土佐寒の登録品ではない)
準優勝は「無名青」
あまり大きな花でない。舌がベタ風に見えた。
特別賞「天勝香」
いつも早いが色がのっていた。
Posted by woods at 2011年10月30日(日) 20時51分 パーマリンク
2011年10月29日(土)
展示会モード [コレクション]
支柱もほとんど外し展示会を待っています。
支柱がまだ立っているのは遅い花もありますが、一度外し花茎が真っ直ぐでなかったため、もう少し補正している花です。
展示会用の花が咲き始めました。
この花たちは大方の展示会にちょうどだったのですが、大方愛蘭会は解散したため行き場が無くなりました。
「無名紅」
初花ですが、色の濃い良い花です。
「無名青」
これは何度か咲かせたのですが、今年は舌がまきません。
「幸星」
ことしの春に仲間入りした株ですが、株とは少しバランスが悪い小さめの花が咲きました。
「無名紅」
これも三回目の開花です。
無点に近い舌で花弁の色も濃いです。命名しようかと思っています。
Posted by woods at 2011年10月29日(土) 16時13分 パーマリンク
2011年10月26日(水)
近況 [最近の蘭舎]
気の早い初花がいくつか咲きましたが、本格的な開花はもう少し先になりそうです。
今年の花は早いとか遅いとか人によって言ってることが違いますが、私の蘭舎は平年並みかと思います。
中村支部が開催される11月12日までに8割方が開いてしまいそうです。
本部展は18日からですが、12日までに開いた花を、さらに1週間置いても花崩れしないものを、本部展へ出品していくと言う感じです。
蕾は「満天」ですが、これが中村支部に間に合うか間に合わないかでしょうか。
第二蘭舎は開花専用舎になってしまいました。
風の強い日は窓の戸は閉めますが、この状態で開花を迎えます。
これまでは早朝は曇りがちで思ったほど色がのっていませんが、これから開花までネット越しですが直射が当たるよう採光していって色を載せようと思います。
画像は夕刻です。
(この写真で山の中の涼しいところだと思われるとおもいますが、海岸からは2キロほど入っているものの、標高は僅か12、3メートルくらいしかありません。温度を下げての色出しは、夜間も窓を開放して舎内に空気を通すことくらいが精一杯です。)
Posted by woods at 2011年10月26日(水) 23時49分 パーマリンク
2011年10月24日(月)
支柱外しその後 [寒蘭の勧め]
画像の蘭は支柱外しで紹介したものです。
あの日から14日経って開花しました。
どうでしょうか?正面がしっかり出来て良い感じではないでしょうか。
この花には12日以降まったく手を入れていません。初め蕾の方向が決まれば後は本当に楽です。
よく見かけますが、花が開いてから何とかしようと方向をいじっても、なかなかうまくいかないです。
ほとんどの花は茎に対して螺旋状に付いています。方向を一定方向にそろえるだけで自然な花配りになります。
螺旋は右回り左回りどちらでも構いません。
蘭舎の偏った採光で不自然に曲がってしまう花よりも、支柱を添えて花茎を真っ直ぐにし、花を螺旋状に配る方が本来のあるべき姿ではないでしょうか。
【27日追加】
画像は3日後の写真です。この花は花弁が弱く3日花かと思いましたが、そこそこ頑張ってくれています。
下の画像は花弁の反りを修正したものです。
これ以上補正すると不自然で、また何日かすると崩れてきますが、この状態であれば花会にも十分堪えられそうです。
初花なので次の花を見ないと何とも言えないですが、副弁長が5センチありますので、大輪の青々になります。実際、副弁の先端間も9センチを越えますので見応えもあります。
自分の花を褒めても仕方ないですが、もし本部展に開花が合えば、司ノ華(高知県では青々で登録)などとがっちり喧嘩の出来る花ではないでしょうか。
カテゴリー「寒蘭の勧め」の中で私の花芽管理と開花法を紹介しましたが、これはあくまで基本形であって、色んなやり方でやられている方も多いです。
花に手を加えるのには色んな意見があると思いますが、アレンジして色々とやって綺麗に咲かせてもらいたいと思います。
Posted by woods at 2011年10月24日(月) 21時02分 パーマリンク
2011年10月20日(木)
こんなのも [寒蘭の勧め]
これは茎がつぶれたように褐変しています。
蕾が萎れてきたのでどうしたことかと見ると、茎の途中が柔らかくぐにゃぐにゃになっていた。
虫か?薬害か?
たぶん、毛糸で強く縛りすぎたんだろう。
こんな失敗もたまにあります(^_^;)
これは
花茎の曲がりを補正しきれなくなった状態。
毛糸の花が花盛り(^o^)
下の画像のように蕾の重さで茎が傾き元に戻らなくなってしまったのを、無理に縛って戻そうとしています。はたしてもどるでしょうか・・・
Posted by woods at 2011年10月20日(木) 10時51分 パーマリンク
虫害 [寒蘭の勧め]
たまにはこんなのもあります。
散布間隔が10日〜14日くらいなので、その間にタイミング良く産卵されると加害されることがある。
虫は死んでいないが、蕾に痕が残った。
3輪の内2輪は無事だが、茎もかじられてた。
これらは蕾がほうき(こちらでは蕾がかたまって見えている時を言います)の時やられています。9月の上旬頃でしょうか。
殺虫剤は虫や卵に直接かからないと殺せないものや、散布成分が植物の表面(幾分浸透し)に残効として残って、その後、虫がたかると死んでしまうものや産卵した卵をダメにする物など様々なものあります。また成分に忌避効果のあるものもあり、対象とする虫に応じた薬剤選択が必要です。
画像の蕾もこれだけですので、薬剤が十分かかっていたら残効で効果があったと思いますが、たまたまかかっていなかったか、かけむらがあったからだと思います。もしこんなのが沢山あるようでしたら薬剤や散布方法を見直してください。
*これをかじった虫はおそらくハモグリバエだと思いますがすでにいなくなっていたので特定できていません。
Posted by woods at 2011年10月20日(木) 10時27分 パーマリンク
2011年10月19日(水)
薬害か [寒蘭の勧め]
今年は蕾の奇形は無いと安心していましたが、今日蘭舎で見ていたらいくつかおかしくなっているのを見つけました。
画像は第一蘭舎内で蕾が割れていたもの。薬害が疑われる。
蕾が割れるのは薬害の症状の一つだと考えられるが、この画像の蕾が薬害であるかどうかは解からない。花弁の一つが何らかの障害を受け生育が遅延し正常に発育する花弁とズレが生じ発生している。(虫の汁液吸収や、扇風機の風を強く当てすぎたときなども蕾が割れるようです)
第一蘭舎には100ほど花が来ているが、この症状が見られるのはこの鉢だけ。
こちらは第三蘭舎で見つけた蕾。
今のところ蕾が割れているのはこの鉢だけだが、この鉢には通常の薬剤散布(噴霧)に加えて、近くで腐敗病が発生していたため2〜3回ベンレートT水和剤1000倍を潅注していた。
こちらも第一蘭舎。
こちらは薬害かどうか解らないが、蕾が小さなままで止まっていた。
全体で300本ほど花芽が上がっているが(20本ほど伸張が止まったものもある)、薬害の可能性のあるものはこれら3鉢。止まった中に薬害もあったかもしれないがよくわからない。今までも多くてもこんな蕾が5〜6鉢あったくらいだ。
Posted by woods at 2011年10月19日(水) 18時38分 パーマリンク
2011年10月16日(日)
蒼竜 [コレクション]
この花は蒼竜です。
先日友人宅に行ったとき、好きな花だと言ったら開花まぎわのこの鉢をくれた。
西土佐産の古い青花だが、今でも展示会に出ると見応えのある広弁の大輪花は多くの人を魅了する。古い花だと気づかず、新花かと思ってしまう人も多い。
瑞鶴のような細弁の大輪でなく、長い花弁に似合った弁幅をしている。私はこの手の蘭でこれほど大きい青花は見たことがない。
充実した株であれば12センチほどになると思うが、写真の蘭は10センチ弱、副弁長は5センチを越えているので大輪だが、蒼竜にしたらまだまだ小花だ。
友人はこの花は良い花だが欠点があると言っていたが、開き初めて2日目のこの花からはどこが悪いのか解らない。
花弁と比べ花柄が短く見えるがこれだろうか。今のままなら花間は十分だが、多数付いたら詰んでしまうのだろうか。まさか3日経ったら万歳するのでは無いと思うが、この程度の欠点なら十分克服できると思う。
欠点のない花は無い。それを見た人に全く気にさせないように咲かすこと、魅力有る花に仕上げることが、花作りの一番の醍醐味である。いつかはこの花で皆を驚かせたい。
Posted by woods at 2011年10月16日(日) 21時01分 パーマリンク
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