2011年08月15日(月)
これもラン菌か? [寒蘭の勧め]
根の構造のところで観察したサンプルに、先に観測した、第一タイプや第二タイプのラン菌の塊よりも大きな塊を見つけた。
輪切りのほぼ中央に黄色い輪が見える。皮層の20〜30%を占める部分がやや黄色が濃くなっている。
【上の輪切りの根を検鏡】
黄色のが濃く輪になっているところは、細胞内にぎっしりと黄色の塊が入っていた。
【上の拡大】
大きな粒子が確認されるが菌糸が見つからない。
これもラン菌根菌かと菌糸を捜索。
ネットワークの菌糸らしき物を確認。
近くには発達途中のラン菌根菌が見つかった。
澤先生の記述では【消化中の根菌】となっているが、黄色の塊は【ペロトン】のようだ。
「細胞内いっぱいに増殖したベロトンは消化吸収されて菌糸だけが残る。残った菌糸からベロトンが再生される。」ようだ。
Posted by woods at 2011年08月15日(月) 05時30分
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