2011年08月07日(日)
一冊の本 [寒蘭の勧め]
私の手元にぼろぼろになった一冊の本がある。
カンラン 寒蘭の美と栽培 誠文堂新光社 昭和四十五年十一月三十日第一版発行 昭和五十年4月15日第五版発行
ずいぶんと古い本である。
三五年前に無くなった父の遺品の中にあった本だ。
いつの間にか表紙が無くなっている。どんな表紙だったかとネットで調べたが画像は見つからなく、表紙だけのために古書を注文した。
自分の知識の大半がここの本から得られている。特に澤先生の記述はなんどもなんども読み返した。
「カンランの植物学的位置」
「カンラン花・茎・葉・根」
「カンランの繁殖」
この3点が当時高知大農学部の助教授だった澤完先生の執筆カ所であるが、カンランを学術的な内容で書かれており、唯一(私は他にこのような内容は知らない)のカンラン栽培理論の源泉である。
Posted by woods at 2011年08月07日(日) 06時48分
コメント
こんばんは
内容が違っていますね。
研究成果が更新されていたのでしょう。
先生は昭和58年頃もカンランに取り組んでいました。
第五版にはカンランの生理について他に興味深い記述もありますので後日紹介します。
懐かしい本の写真ですね。
家にあったので比べて見ました。
>昭和四十五年十一月三十日第一版発行
昭和五十年4月15日第五版発行
私の本は
昭和四十五年十一月三十日第一版発行
昭和四十八年二月二十日第三版発行
となっています。
澤 完
カンランの繁殖
栄養繁殖
株分け
ショウガ根からの繁殖
成長点培養
茎頂培養の手引き
種子繁殖
実生
種子繁殖の手引き
育種上の問題点
自然交配種
カンランの染色体数
と書かれている。
私はこの本でカンランの魅力にはまっていきました。
興味を持った頃をなつかしく思いました。
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