2013年10月26日(土)
業者会 [展示会巡り]
植木鉢センターで開催される業者会(第18回高知県寒蘭協会主催 寒蘭展示大会=10月26〜27日)へ出品してきました。
今回のこの展示会は自分も花が無かったが皆同じようで出品数のすくなす大会となった。
【ひな壇中央の写真】
三賞の両サイドを自分の蘭が飾った。
【優勝】
川村氏の「秘宝」
この花は最初から注目の的だった。
【準優勝】
野中氏の「清流」
葉も綺麗で花も芸が鮮やかで良く上がっていた。
【特別賞】
惜しくも優勝準優勝を逃した西村氏の「三世冠(ラベンダー?)」
葉と花のバランスが良かったが全体として迫力不足だったか。
猫足鉢だったのがいけなかったかも?
ついでに私の「火の鳥」
無理矢理開かせて何とか形になったが、「開ききっていないので○○」と言われていた。
もう一枚
無名「黄花」
時期的なせいもあるだろうが色がいまいち。
この花は黄金葉だが黄花の部の金賞。
Posted by woods at 2013年10月26日(土) 23時54分 パーマリンク
2013年10月25日(金)
花がない [最近の蘭舎]
雨続きで開花が遅れています。
明日の「第18回高知県寒蘭協会主催 寒蘭展示大会」へ出品する花がない。
この花が開いたら持っていこうと思っていたが・・・
明日の朝までにはもう少ししっかり開いてくれるだろうか。
この花も咲き始めだ。
これは一輪だけ開いた。
なんとか花配りで見やすくしようと思っていた青々です。
カンヌキがありすぎて仕上げられなかったですが、これを持って行こうか。
Posted by woods at 2013年10月25日(金) 18時38分 パーマリンク
2013年10月20日(日)
ひな壇 [最近の蘭舎]
この花は小花。
フラッシュ撮影したので色濃く映っている。
実際は更紗気味の紅花だ。
第二蘭舎の奥にひな壇を作ってみた。
壁の構造上本部や中村支部のひな壇上段と同じくらいの高さになってしまったが、展示会場でどう見えるかを試すにはちょうど良かった。
上の花をひな壇中央に置いてみた。
いつかこんな花で優勝してみたいものだ。
Posted by woods at 2013年10月20日(日) 21時08分 パーマリンク
2013年10月17日(木)
今朝の蘭舎 [最近の蘭舎]
今朝は今期一番の冷え込みとなった。
こちらは庭の第二蘭舎。
朝日が当たる前に葉水をしてみた。
夜露効果を狙ったものだが果たして発色は良くなるだろうか。
(今まではこの時期の葉水はしたことがなかった)
こちらは家裏の第一蘭舎。
朝日は遅いが谷間の冷気が窓を開けているとよく通り蘭を冷やしてくれる。
こちらは晴れた日の朝(5時前から昼まで間断で)は床面散水している。
湿度補給の意味が強いが発色にも良いような気がしている。
Posted by woods at 2013年10月17日(木) 06時15分 パーマリンク
2013年10月12日(土)
花の季節 [最近の蘭舎]
やっと寒蘭の花を楽しめる季節になりましたね。
蘭舎で見る花も良い。
発色中の花は
色はいまいち?
「満天」
この花はいつも良い色なのだが桃になるだろうか。
「金紫鳥」
くすんでいる。
「無名桃紅」
昨年の中村支部準優勝花。
桃で命名したいが赤みが強い。
「里紅」
命名里紅はさすがに良い色をしている。
「豊雪」
葉は焼けて色が抜けたが(笑)、花芽は青い。
Posted by woods at 2013年10月12日(土) 16時39分 パーマリンク
2013年10月08日(火)
今日は [最近の蘭舎]
中4日で潅水した。
今日も雨なら明朝と思っていたが、朝起きてみると薄日が差すような天気だったので今朝やった。
明日は台風明けの消毒をしようと思う。
ここ何日か曇りや雨の日が続き気温も高めだったこともあって花茎は予想以上に伸びている。
一番良く伸びている蘭。
支柱が足らなくなった。
やり替えようと外してみたが換えの長い支柱が無かったので外したままにすることにした。
花茎の先も割としっかりしていた。
メジャーで測ってみると今日の水やり後にもさらに伸びたようで花茎は71センチあった。
平成16年に採取した物だが、初花である。初花でこんなに伸びたのは初めてだ。
これも支柱が足らなくなってやり替えた。植えの蘭に使っていた支柱だ。
この蘭は「火の鳥」。
今年の期待の星第1号。古い蘭だが展示会でひな壇に上がった物を見たことが無い。平成11年に小島氏が須崎支部で優勝させて命名したと記憶しているが、そのときの花茎が50センチ。花茎が伸びにくいためひな壇から遠ざかっていると思う。
現在59センチあるのであと数センチは伸びるだろうが、先端が花間良く伸びて65センチくらいにならないかと密かに期待している。
10月中の開花になると思うが色は抜群に良い。
Posted by woods at 2013年10月08日(火) 22時07分 パーマリンク
2013年10月07日(月)
今日は [最近の蘭舎]
台風24号が心配ですね。
私の所もとりあえず窓を閉めました。
画像は先の蕾の蘭。
更紗かと思っていたら紅花になってきた。
今年一番の開花です。
最近は変わったことも無く毎日花芽縛りをています。
この蘭は支柱の高さが足らなくなったので長い支柱にやり替えた。
この時点で花茎が59センチ。60センチを超えそうなので合格だが、残念一カ所カンヌキになっていた。
花配りで目立たなくしたい。
(一応蕾の方向を決めた)
Posted by woods at 2013年10月07日(月) 18時12分 パーマリンク
2013年10月03日(木)
日々の作業4 [最近の蘭舎]
10月に入って花芽も日増しに伸びてきていますね。
この時期朝夕に花芽がまっすぐに上がるよう毛糸で支柱に縛っているが、早い花芽は早くも支柱外しだ。
画像は今年の一番早い花。
私はこの時点には支柱を外している。
蕾が横を向いてくる頃だ。
庭の木も剪定。
第二蘭舎は7時前には直射がよく当たる。
風はあまり強くないが日の出とともに送風。
Posted by woods at 2013年10月03日(木) 22時01分 パーマリンク
2013年10月01日(火)
6時37分 [最近の蘭舎]
今日から10月ですね。
今朝は今日も暑くなりそうな感じがしていたが、20℃を切っていた。
私の蘭舎はこの時間帯に扇風機か回っている。
午後には32℃まで上がっていたが、この時期私は暑いから扇風機を回しているのではない。
今朝のことある人が「今日は暑くなれそうなので30℃超えたら扇風機を回す」と言ってた。
普通はそうなんだろうな。
Posted by woods at 2013年10月01日(火) 17時18分 パーマリンク
2013年09月29日(日)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎]
今日は前回から10日経っていたので農薬散布をしました。
今日の防除薬剤と葉面散布剤。
それぞれを
あまり良い天気でなかったので薬害防止のため薄めの3千倍で使用。
(今朝まで雨で早朝には潅水していた。午後晴れ間が見えだしたので2時頃急いで散布した。)
アディオン乳剤は3000倍で使用したが、外部から入ってくる自然な虫には効果は高い。
害虫でないのでかわいそうだがすぐ死んでいた。
花芽の伸びは早いものは間隔を取りだしているが、全体としてはあまり伸びずいつもの年よりも遅い感じだ。
早い花芽。
10月末の業者会へ出品しようか。
「満天」
本部展前には咲くだろうか。
「里紅系紅」(香南で優勝した株)
昨年は10月中に開いたが今年は2週間ほど遅くなりそうだ。
右の画像は午後4時50分頃撮影。
夕方の直射がちらほら当たっている。
(発色には有効だと思う)
「宮渕の桃無点」
今は発色は良くないがこれから朝晩日を当てるとどうなるだろうか。
「土佐優月」
こちらも良い色ではない。
いろいろだが私の蘭の花芽はこんな感じです。
Posted by woods at 2013年09月29日(日) 19時08分 パーマリンク
2013年09月24日(火)
発色法2 [最近の蘭舎]
発色の原理は先に述べたようなことですが、実際は上手く行かないことの方が多いですね。
その大きな要因が花弁の細胞内にできる葉緑体(細胞内の葉緑素の塊)が多くなることだ。
花弁の色は桃や黄の色素の入った細胞と透明な何も入っていない細胞(あるいはその中に葉緑体の入った緑の細胞)がいろんな割合で混在していることによって決まる。
葉緑体が多くなるに従って花は濁ってくる。
完全な桃花はピンクの細胞と透明な細胞だけで葉緑体の入った細胞は見られない。飛燕などの紅花はピンクの細胞と葉緑体の入った細胞が混在しているが色素の入った細胞の絶対量が多い。
画像は夏に導入した棚下散水を花用に再度設置したもの。
一つは乾燥防止だが、タイマーで早朝散水することで夜露効果を狙った。
私は夜露効果は「花を野外に置くことで、花の温度が低く保たれた状態のなかで紫外線が当たるため発色が良くなる」と考えている。色素が増えるとともに低温に置くことで葉緑素の発生が抑えられているのではないだろうか。
こちらは第三蘭舎
上の第一蘭舎よりも1時間ほど早く朝日が当たる。
桃色系の花を置いてみた。
ここだけは一枚多く遮光している。
Posted by woods at 2013年09月24日(火) 22時14分 パーマリンク
2013年09月23日(月)
発色法 [寒蘭の勧め]
この時期寒蘭の花を良い色に咲かせようと皆さん苦労していると思います。
わたしも毎年苦労していますが、この時期はいつも澤先生の記述を参考にしています。古くからの人には既出の内容ですが新たな人もいると思いますので紹介します。
要約すると下記のような内容です。
1.寒蘭の発色色素
・アントシアニン (紫 赤紫 桃 紅)
・カロチノイド (黄 オレンジ 赤)
・クロロフィル (緑 黄緑色)
2.寒蘭の花の色を良くするのは
赤色などの波長の長い光線ではなく。可視光の青色から波長の短い紫外線が、発色成分であるアントシアニン系色素及びカロチノイド系色素を増加させる。
これらの色素はクロロフィル(葉緑素、これは恐らく可視光で増加)と混ざり合って色彩が濁ってくる。
色の質については、遺伝的なところによることが多いが、量については光エネルギーによるところ大。
(光は大きく分けて紫外線(1-380nm)、可視光( 380-760nm)、赤外線(760-1000mn)があります。)
3.花色発現にはアントシアニンの構成成分となる糖の植物体内での蓄積も影響する。
このため夜温が高く昼間に光合成で生成された糖が夜間の呼吸作用により消費されると色素の形成はなされない。したがって昼間は光線量のみでなく25−30℃程度の光合成を高めるような高温に、夜間は15−20℃の呼吸を抑えるような低温にするなどの温度管理も必要。
この記述から私の一番の対策は
画像のように窓(出入り口も含めて)を開け広げることをしている。
この窓から午前中の直射日光を取り込んでいる。
なぜならこの第一蘭舎は全面ポリカの波板で紫外線をカットしてしまい、紫外線は開けた窓からしか入らないからだ。
第二蘭舎は発色を十分考えて建てた蘭舎で、直射日光の取り込み窓は大きい。
屋根は紫外線カットのポリカ波板だが、こちら面の波板は紫外線をカットしない塩ビのタキロン波板としている。
第三蘭舎はハウス構造でこちらも紫外線カットフィルムを張っている。
紫外線は巻き上げたサイド窓からしか入ってこない。
Posted by woods at 2013年09月23日(月) 17時42分 パーマリンク
2013年09月20日(金)
日々の作業3 [最近の蘭舎]
今日は今年3回目の置肥をしました。
施用量は鉢のサイズで決めているが、最近は慣れもあって適当になっていた。
今回は一つまみで2g摘まめるように練習してからやってみた。
この秤はg単位なので5回でちょうど10gになるように試した。
2時間ほどかかって全鉢に施用したが5kg入り袋がちょうど空になった。鉢数が2300ほどあるので、一鉢あたり2g強で上手いこと施用出来たと思う。
Posted by woods at 2013年09月20日(金) 23時06分 パーマリンク
2013年09月19日(木)
日々の作業2 [最近の蘭舎]
今日の作業です。
早朝潅水後、午前中に消毒した。
前回から10日目だがロディー乳剤をメインに炭そ病のケッター水和剤にさらにバリダマイシンを加用した。それぞれ2,000倍、1,500倍、1,000倍で使用。
私がこの時期にロディー乳剤を使う理由が、もちろんハモグリバエの防除が主だが、私の蘭舎周辺に様々な害虫がいてそれらに対する対策も必要だからだ。
画像は隣家の畑、雑草を綺麗に刈り払われた。
ここにはバッタやコオロギ、蛇やムカデなども潜んでいる。
ロディー乳剤はそこにいる虫を殺す能力も高いが、虫を寄せ付けない効果もある。虫の侵入口へ薬液を散布しておればそれ以上虫を寄せ付けない忌避効果も高いのだ。
ゲッター等の水和剤は薬液が薬斑として残る。
あまり遅い時期に散布すると葉に残る物は拭き取れば良いが蕾に残った物はなかなか取り除けない。そのためこの時期に使用している。
Posted by woods at 2013年09月19日(木) 22時23分 パーマリンク
2013年09月18日(水)
日々の作業 [最近の蘭舎]
今日一日の出来事です。
クロのお気に入りの場所は第一蘭舎の出入り口の階段だ。邪魔でしょうがないが番犬の自覚があるのだろうか、私が帰ってくるといつもこの場所に陣取っている。
夕方、植え替えした鉢をケミクロンGで消毒した。
1000倍液に10分浸漬処理後、作業台へ移動。
浸漬後は水洗いはしていない。以前はよくわからなかったので水道水をかけてから干していた。
ケミクロンGの薬液には最後に使用済み土を土嚢袋にいれて沈めた。
一晩おく予定だが、忘れて何日も漬けっぱなしの時もある。
以前は使用済みの土は寒蘭には使わなかったが、これからはバック出しの苗はこれで植えようかと思う。
前回のケミクロンG処理土。
ミカンコンテナに入れて雨ざらしにしている。
午後は植え替え。
この時期は花の付いていない株やバックのおかしい鉢を植え替えしているが、この鉢は株分け後植え付けて初めて花芽が上がっていたのに気がついた。
気がつかないはずだ。
昨年のバルブでなくて一昨年のバルブに花芽が来ていた。
こちらは先日植え替えした払い越し。
花が来ても良いのにいつまでも見えないのであきらめて植え替えしていたら、土に埋もれた新芽の下方に真っ赤な芽が付いていた。葉芽かと思ったが、花芽のようだ。
今日も最高温度は30℃。
なぜか全然暑くない。涼しいくらいだ。
Posted by woods at 2013年09月18日(水) 17時52分 パーマリンク
2013年09月16日(月)
今日から支柱立て [最近の蘭舎]
今日は早い花芽に支柱立てをしました。
7鉢ほど立てた。
画像の花芽なら10月中に開花してしまいそうなのでいつもなら展示会には早いと見送るのだが、今年は良い花になったら業者会に出品しようと思う。
第一蘭舎に支柱立て専用の作業台を構えた。
業者会の案内文
Posted by woods at 2013年09月16日(月) 19時59分 パーマリンク
2013年09月15日(日)
鉢の話 [雑記]
どうでも良いような話で申し訳ないですが・・・・
今日、高知に行った帰りに陶器鉢を箱で買ってきた。
買ったのは6号の青銅鉢12個、5.5号杵鉢白12個、同じく黒12個の計36個だ。
箱買いは大人買いをしたいわけで無く少しでも安くしてもらいたいからなのだが、買った場所は高知植木鉢センター、実際かなり負けてもらった。
私はこの手の鉢は年間を通じてたかなりな数買っている。なぜなら蘭を売るときにこれらの鉢に植えたまま売ることが多いからだ。
蘭を買う人は裸の苗と鉢に植わっている苗とどちらが良いのだろうか?私は絶対に鉢に植えられているものだと思う。それもプラ鉢より陶器鉢の方が良い。
(遠方の方には苔巻きで送っているので申し訳ないが、気持ちとしては鉢植えの蘭を手渡したいと思っている。)
Posted by woods at 2013年09月15日(日) 20時59分 パーマリンク
2013年09月14日(土)
花芽 [最近の蘭舎]
ご無沙汰していましたが、蘭舎はこの一週間特に変わったことはありません。
花芽が出そろったという感じですが、今年は昨年に比べると100鉢ほど花が少ないです。写真を撮るためにラベルを付けたのが327鉢。
一番早く伸び始めた花芽。
こんな鉢が5〜6鉢あるだろうか。
ほとんどはこんな感じだ。
早い花芽は色つきが悪いので少しでも良くしようとこの蘭舎の一番早く日が当たる場所を確保した。
Posted by woods at 2013年09月14日(土) 21時48分 パーマリンク
2013年09月08日(日)
植え替え [季節の作業]
私は植え付けして2年経ったら植え替えしている。
3年で良いのでは?と問われるが2年でもかなりなダメージが根に生じている。それとこの時期に大丈夫かともよく聞かれる。
植え替えはダメージを受けたカ所を剪除し新たな組織を再生させるために行う作業だ。遅れるより早い方が良いにきまっている。
上の鉢をうつしてみると案の定根が傷んでいた。
中程や先端が、バックバルブの根を中心にカスカス状態だった。
症状としては過湿である。
私は悪くなった所から切っている。この株はほぼ半分の根が無くなった。
過湿だから水のかけ過ぎかとなるがそうではないだろう。
原因はバックバルブの葉が早く傷んできたからではないだろうか。
葉の光合成機能が衰えてしまうと根も衰えるようだ。
多くは根被だけで黒褐変はとまっているが、この場合は皮層(根の構造は過去記事を参照してください)に大きなダメージを受けていた。中心柱は白くまだ機能しているので、病気や肥料過多による根腐れではないだろう。
(途中が腐っても先端が正常な根はここまで剪除しなくてもカスカスになっている部分だけ取り除いたのでも良かったと思う。)
左の株は全く同じように植えて同じ場所に置いていた。
上の過湿障害が土や水のやり方に問題があるならば、こちらにもなんらかの症状があっても良いのではないだろうか。
右も同じ土で同じ場所に置いていたもの。
一見根は良く見えるが、先端に老化症状が見える。
伸びようとしても鉢の底なのでそれ以上伸びられない。
24ヶ月でこれならこれから植え替えせずの1年後はもっと老化が進み褐変しているだろう。
この部分を少し間引き、バックバルブを外し、一回り大きな鉢に植えると良いだろう。
こちらも条件は同じだが黒褐変している根が目立つ。
よく見てみると黒褐変しているカ所は伸びきっていない根の半分から先端であり、その根の最先端は白くて伸長している。(この部分は夏場の高温時に伸長していたと想像できる。それまでに伸長していた部分は白い。)
ただし黒褐変しているからどうした?と言うことになるが、この根の持ち主である昨年の芽や今年の芽の生長はすこぶる良く、まったく生育に悪影響はみられない。それどころかこんな根の方が新芽が大きく育っている。
実際こんな根を検鏡してみると根被の部分(根被表面に土や不純物などが付着している様な感じ)だけが変色しているだけで、外皮から下に変化は見られない。全く正常だ。(ちなみに根が白く見えるのは根被に空気が入って光を反射するためである。)
Posted by woods at 2013年09月08日(日) 15時55分 パーマリンク
2013年09月06日(金)
Auctionねた [雑記]
今日は久しぶりにWoodyAuctionへ蘭を出すことにしました。
とりあえず第一弾として下の5鉢を出品。
今日の話は出品する場合に使用する画像をどう選ぶかということだが、
これがなかなか難しい。
左は同じ花の3年分の写真だ。
今回は直近の24年(下の端)をアップした。年によってこれだけ差があるのでどの画像を使用するかで入札金額に影響するだろう。
色も大切な要素だろう。
3枚はそれぞれ色が違うが、これは実際の花弁の発色の違いがあること以外にも撮影時の条件、フラッシュを焚いた場合、自然光、蛍光灯下であるかなどで色温度が異なっている。入札者を納得させる色を出すのは至難の業なのだ。
こちらの3枚も同じ花だ。
花の年による差もかなり大きい。
23年は花が小さいため24年よりも舌が大きく見える。一般的に株が出来て力が付いてくると副弁が上がってき花形も三角咲きからより一文字咲きに近くなる。
撮影時期も問題である。自分の画像は展示会会場等以外は記録用なので花が8割方開いたら撮影している。花本来の写真を撮ろうと思ったら満開を過ぎて3〜4日、完全に開ききるまでおく必要がある(この間に花は一回り大きくなる)。ただし舌は巻くので、舌を綺麗に撮ろうと思ったら開花直後に撮らないといけない。
左のアップ画像は、上の花の第4花を撮ったものである。
撮った時間は上の画像を撮った半日か一日前だと思う。そしてやや下から撮影するとより一層きれいに見える。
この写真は嘘ではないが、展示会場で普通に見たら舌は内弁に隠れて目立たないだろう。
写真を見る場合はどんな条件で撮っているのか、光はどうか、どの方向から撮っているか等をよく考えないといけないと思う。
Posted by woods at 2013年09月06日(金) 22時40分 パーマリンク
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