2011年09月24日(土)
花芽管理 [寒蘭の勧め]
もう一ヶ月もすると花時期ですね。いよいよ本番が近づいてきました。この時期は花芽をムシに食べられないようにすることはもちろん、花軸が曲がらないように伸ばすことも大切な管理になってきます。
展示会では曲がった花軸では、審査でどうしても減点され上位入賞が難しくなります。家庭用なので花軸は曲がっていても良いじゃないかという人もいますが、ほったらかしで曲がったのでは魅力が半減します。放任で咲かせた花は自然咲きで良いようですが、鉢植えしていること自体が不自然ですのでもう一細工して、その花の魅力を引き出してあげたいものです。花軸を真っ直ぐすることで、見違えるほど良くなります。
(いつかは意図的に曲げて生け花的観賞をするようになるかもしれませんが・・)
花軸を真っ直ぐ伸ばすためにはやっぱり支柱立てが必要です。他の方法もありますが、鉢を回したり、開花してから花軸をいじったりするより、支柱立てが一番楽で良いのじゃないかと思っています。立てるときはしんどいですが、花配りをして蕾の方向が決まるとその後はほとんど手が掛かりません。花軸が伸びて最後の蕾が傾き始めたころが支柱の外し時ですが、ここまで真っ直ぐ伸ばしていると支柱を除けても花は自然とまとまります。
よく展示会当日(会場)まで支柱を立てている人を見かけますが、会場で支柱を外してから姿勢直しにバタバタしています。
画像は支柱を立てた直後
昨日今日と一気に200本ほど支柱を立てた。基本的な支柱立ての方法は今までも何度かブログに載せているのでそちらを見てください。
初めはこんな感じで花茎の元から縛っています。
元の方は硬くなっていますが先は柔らかく折れやすいので注意して下さい。
花芽が上部に伸びるにつれて上へ上へと縛っていきます。
寒蘭は花軸を真っ直ぐ伸ばすことで花の魅力が引き出されているのではないでしょうか。
Posted by woods at 2011年09月24日(土) 19時26分
コメント
蒲克さん お久しぶりです
支柱立ては蘭を始めてからずっとやっていますので、早く立てないと落ち着かないですね。今日数えると225本立っていましたが、あと40〜50本は立ちそうです。
止まる花芽は結構ありますよ。例年よりは多いかな。一割はないですが20鉢近く止まっているかもしれません。天候の影響も大きいです。
花芽は6月の花芽分化期の栄養状態である程度伸びてきますが、そのあと新葉や根の成長に養分を取られると花芽を育てるだけの力がなくなって止まっていると考えられます。大きな新芽が付くと小さな花芽すら付かないですね。
この点からも花を楽しむなら初夏の芽かき作業は大切です。
*原生竜早いですね!!
fockeさん
花に手を加えることに違和感を覚える人も多いと思いますが、最低これぐらいはいいかなと思います。
それと支柱立ては花芽の保護という意味合いも強いです。
支柱が立っていないのが間にあると知らず知らずの内に先を飛ばしていることがあります。
woodsさん、こんばんは。
「鉢植えしていること自体が不自然ですのでもう一細工」、そのとおりですね。
1年に1度の晴れ舞台、これぞ寒蘭になりますね。
woodsさん、おひさしぶりです。
愛蘭家には楽しみであり多忙な時期ですね、特に開花株の多いwoodsさんは支柱立ても大変ですね。
自分のお蘭様は花芽を途中で伸びるのを止めた蘭が今年は非常に多いですがwoodsさんの棚ではどうですか。
日ごろのDvのせいですかねー。
PS、いただいた源生竜は勢いの有る新芽がほぼ仕上がり
来年は開花期待です。
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