Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

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2011年09月29日(木)

無消毒鉢の使い回し厳禁 [寒蘭の勧め]

画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

先の記事「植え替えのポイント」のなかで簡単な鉢の消毒方法を紹介したように、自分は鉢を再利用するときは全部消毒しているように思われたかもしれないが、実際は病気の心配ない鉢はそのまま使ってきた。


画像(199x300)・拡大画像(665x1000)

以前はほとんどをこの方法で消毒していたのだが、考えてみると去年も今年も一度もしていなかった。根の悪いのも当然かもしれない。

鉢を簡単に水洗いして、ケミクロンGの1000倍液へ10分間浸漬による消毒。
土が付いたままの鉢を浸けても効果はあると思うが、一応浸ける前には水洗いをしている。この作業が面倒で何年も手抜きをしていた。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

ケミクロンGは農業用の容器や用土の消毒剤である。ほぼ完璧に病原菌を滅菌できる。
成分的にはプールの消毒剤と同類。
1000倍液でもやけどを起こすので、使用時はメガネやゴム手袋が必須。液に手をいれてもすぐには問題ないが、乾くと濃くなりやけどを起こす。このため液が手や顔に散った場合はすぐに水洗いする。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

引き上げて数日放置。
白い粉が残るが気にせずに植えている。気になるようだったらこの時点で水でかけ流すとよい。
日に当てると成分の塩素が飛ぶので早く使いたい場合は日向に干すとよい。

「無消毒の鉢の使い回し厳禁」
いつでも基本はしっかりやっていかないとダメですね。

Posted by woods at 2011年09月29日(木) 15時06分

コメント

Nさん おはようございます
病的に白いのはいけないですね。薬剤の潅注を多用して菌密度を下げれば白いままであると思うのですが、そうなるとラン菌の活動も弱まって蘭の生育に影響します。
個人的には茶褐色への変色は問題にしていないです。問題は販売時に褐変や黒変があると売りにくいところです。こちらがいくら生育に影響がないと言っても買う人はいい気がしないでしょうから。そろそろオークションに出品したいと思っていたのですが、出品に自信がなくなっています。

褐変や黒変は根の表面に異物が張り付いたり、根被の表面の一部が破壊され陥没していたりしています。根被は何層になっていますが内側は内容物(ほとんど水だと思いますが)が茶色です。その内側の本来の根の表面である外皮は白いままで変色していないです。当然さらに内側の皮層や中心柱も正常です。
この根被の異物は微生物の死骸であったり根が根圏微生物により周辺より収集した肥料やミネラルを含んだ微細な土壌粒子のようです。根被の外側は寒蘭自らが根圏微生物に餌として与え食べられたような感じです。

根の構造的な多様性は当然あると思います。同じように管理しても結果が異なることが結構あります。

私が鉢を消毒したりキトサンなどを使うのは、蘭の根圏微生物のバランスをラン菌が活発に活動できるものとしたいからです。根圏微生物のバランスが悪く作物の生育が悪くなったとき、一般の農作物なら堆肥を入れて下さいと指導していましたが、寒蘭の用土でどのような堆肥(有機物)や量を投入して良いか解りません。ダンボールを入れている方もいますのでダンボールは有効かもしれませんが。また農作物では前作からの病原菌の持ち込みにとても神経質になっています。残渣の除去や堆肥を入れての土作り、ハウスであれば熱処理など徹底しています。

woods 2011年09月30日 06時24分 [削除]

woodsさん こんばんは

下の根の話ですが、わたしは全部真っ白だと逆に不安になります。
これが続くわけないとどこかで思うんでしょうかね。

こんがり狐色だと安心します。woodsさんと逆ですね。
土もかなり違いますけど、石は1/3で花の用土と赤玉で2/3
これで数年植えても真っ白な蘭があります。

色の件ですけど単に色素の沈着では?
わたしはそこまで調べないですが根の表皮、根被?ですか厚さとかに違いが有るとかは?
葉っぱにあれだけ多様性があるので根にも浸透性の違いや構造の微妙な違いがあってもおかしくないような気もします。

N 2011年09月29日 22時51分 [削除]

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