Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

5

2008


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索


カテゴリーリスト

広告

2008年05月02日(金)

今回の配合 [最近の蘭舎]

画像(280x210)・拡大画像(900x675)

私は市販土を数種類配合して用土としています。
あまり、深く考えず昔から土佐白根土を主体に配合しています。
今回は、白根大粒3袋、中2袋、小1袋、超硬質鹿沼土中2袋、さつま土大2、中1、赤玉土(半焼)中1、焼白根土小1、焼赤玉土(ホウセン)小1の14袋を配合しました。

以前紹介した配合と少し違っていますが、昨年の猛暑を経験して、少し水持を良くしたいと思い、白根とさつまの大粒を多くしました。

画像(280x210)・拡大画像(900x675)

【ワンポイントアドバイス】
配合で重要なのは粒の大きさです。小さい粒から大きい物までバランス良く混ざっていることが大事です。砂のような微塵も大事な役割を持っています。

私も混合後は水を掛け流していますが、微塵を洗い流しているわけではありません。水を掛けることによって配合土を化学的に安定させています(PHやイオン濃度)。
植え付け直前の配合は根傷みのもとです。用土は前もって用意しましょう。

Posted by woods at 2008年05月02日(金) 19時15分

コメント

tamaです。詳しいご説明ありがとうございました。気になっていた保水力が思ったより低いことが分かり参考になりました。今後もよろしくお願いします。

2008年05月08日 19時46分 [削除]

tamaさん こんばんは
いつも見て頂いてありがとうございます。
最近、ネタ不足で寂しいHPになっていて申し訳ないです。

ご質問の件ですが、こちらでも土佐白根土の使用量は人まちまちですね。
全量白根で植えている事例を私は見たこと無いですが、全量植でも問題ないようです。

土佐愛蘭会の会誌「寒蘭」第73号(平成2年)へ「白根土の上手な使い方」として掲載されていますが、そのなかで使用法は次のように書かれています。「使う前にザルなどに入れて水洗いします。こうして土の表面に付いている粉土をありまし流してから、日に直接当てず陰干ししたものを用意しておいて、鉢の底には必ず大粒を入れ、その上はほとんど中流で仕上げて、最後は上に少し化粧用として小粒を入れて仕上がりとなります。」

次に保水性ですが、これも同じ会誌の記事にありますが、日向土14.5%に対して10.1%とあります。また、次のようにも書かれています。「白根土はボラや鹿沼土、あるいはクレイベストなとどと比較して吸水性・保水性、言い換えれば水持ちが低いので、(中略)潅水回数を少し多くする必要があるわけです」
単用の場合はこの通りだと思いますが、配合によって変わりますので、このことが言えるかどうかわかりません。(潅水は試行錯誤でやるしかないのではと思います)

最後に、土佐香南愛蘭会会誌「蘭友」第29号(平成13年)にも「白根土を使った蘭作り」が掲載されていますが、その中で、市販の「ラン土」と「ランパワー」は土佐白根土が配合されたものとの記載があります。前者は白根土35%、日向土35%、焼白根土15%、ゼオライト15%であり、後者は割合は書かれていませんが赤ボラ、かのや土、白根土、焼白根土、ゼオライトの5種類の配合とあります。
なお、この2種類の用土は高知植木鉢センターさんが販売しています。

配合はいろんな考えがあって行われていますが、基本は「通気性」・「透水性」・「保水性」の土壌の【物理性】をいかに構築するかだと思います。

woods 2008年05月08日 18時56分 [削除]

woodsさんこんばんは。いつも静かに見させていただいてますtamaと申します。とても参考になる話をいつもありがとうございます。私は以前より「土佐白根土」に興味を持っていましたが(名前がとても良いです)私の住んでいる鹿児島ではまったく使用されていません。今回試してみようと思い四国から取り寄せて、さつま土7:白根土3で配合してみましたが、地元の人はどのような配合をしているのでしょうか。(単用でも使用できるのでしょうか)。また保水力はボラ土と比べていかほどでしょうか。今までどおり夏場にかけて3〜4日に1回の割合で水掛けを考えていますが水のかけすぎになるのではとも思っています。いかがなものでしょうか。いつも半年に1回程の投稿で、しかも毎回お尋ね事ばかりで申し訳なく思っていますが今回も宜しくお願いします。

2008年05月07日 21時17分 [削除]

woodsさん、懇切丁寧に教えて頂いて有り難う御座います
それぞれ栽培環境の違いがありますから、共通の栽培方法なんて考えられませんよね、その場所に一番適した方法の選択しかないのでしょうね。一歩でもいい栽培方法に近ずけるように自分流を見つけだしたいと思います。水やりでは、大変大きな月謝を払いました、いいと思っていたことが、結果的に大失敗でした。現在は、いい状態に戻っています。一度失敗すると取り返すのは無理ですね。かなりのダメージがあります。

nana 2008年05月04日 11時03分 [削除]

こんばんは
私がここで言いたかったのは、用土は配合後の物理性と科学性が大事ですよと言うことです。

配合例を紹介すると、この土は良くないのでは、あの土が良いのではないかと良く質問があるのですが、私は単用で使用しない限り、一つの用土が寒蘭の生育に大きく影響を与えるものではないと考えています。
大切なのは配合した後、どんな物理性になっているのか化学性はどうなったのかです。簡単ではないですが、主眼はこの点において用土を準備してもらいたいと思っています。

また、私の配合は一例で、ベストであるとは思っていないですし、いろんな配合があってしかるべきだと考えています。
ただ、私としては昨年の反省から、粒の大きさを大きめにシフトすることが、私の環境ではベターではないかと考えたと言うことです。

nana さんの質問の水持ちですが、私の配合では大粒の割合を増やした方が良くなります。保水力は土壌の物理性や配合後の毛細管現象の出方によって微妙に異なってくるため、大小では決まりません。

それと私も鉢底へは大粒が多く入っていると思います。上部になる程粒は小さくなっています。これは私の植え方では(5ミリのフルイにかけ微塵を取り除いた用土を使用しています)、フルイにある土を手でつかんで鉢に入れていますが、最初に入れるのはどうしても大粒になってしまいます。後に小粒が残ってしまい、鉢の上部になるにつれ粒が小さくなっています。

shibaさん 用土は経験上で紹介していることがほとんどで、理論の紹介がない場合が多いです。私もですが、物理性、科学性、生物性が複雑に絡み合っているため、わかりやすく説明出来ないのが本当のところです。 

woods 2008年05月03日 21時45分 [削除]

woodsさん、お早う御座います。配合を見せて貰って自分の土管理と違っているので戸惑っています。鉢底には大粒2〜3センチ次に中5〜6センチ小を株元まで1センチくらい化粧土、小の中に竹炭の中粒を入れています。
大粒は水持ちがいいのですか?私は小の方が水持ちがいいのかと思っていました。大中小と混合するのですね?
白根大3+さつま大2(5)+中(6)+小(3)の割合ですね。今年は全部終了していますので。来年から参考にしたいと思います。

nana 2008年05月03日 09時41分 [削除]

woodsさん、おはようございます。
私も、woodsさんお勧めの大、中、小混合で植えつけるようにしています。
栽培書に書いてあることを妄信してはいけない。ということですね。

shiba 2008年05月03日 08時13分 [削除]

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

トラックバック

トラックバックURL

http://www.tosaran.com/ablog/tb.php?ID=449

ページのトップへ ページのトップへ

広告

最近の記事

最近のコメント

リンク集

RSS1.0 RSS2.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 Tosakanran's Site Woodynote All rights reserved.