2012年05月19日(土)
整枝 [最近の蘭舎]
今年は新芽の伸びが遅く、何時もの年なら始めている芽かき作業はまだまだ先のことになりそうだ。
バルブも張りいよいよ新芽が出そうとなるこの時期、葉が斜めに傾きだす。そのままにして置くと方向が定まらず古い葉とバランスが悪くなる。
そんなとき私は株元をアルミの針金で縛って矯正している。
1mm経のアルミ線。これを7〜10センチほどに切りCの字状の輪っかを作る。
この輪っかを株元に巻付け、葉が起きあがるよう指で締め付ける。
この状態で何日かおくと固まるので輪っかを外す。
こちらは(左の画像)、葉が1枚垂直に伸びている。
こんなときは葉の付け根に発泡スチロールのくさびをかまして垂直に伸びていた葉の元を斜めになるよう固定する。
これも何日かすると斜めに固まるので発泡スチロールをのける。
色んな整枝方があると思うが、この方法は比較的簡単だ。
Posted by woods at 2012年05月19日(土) 06時34分
コメント
追伸:
この方法は立葉を垂れ葉にするほど効力はないです。あくまで本来の理想的な伸びを手助けするものです。
こんにちは
整枝(本当は葉ですが意味はこちらになると思う)は当たり前だと思っていました(^o^)
ただ、その方法は人それぞれで私の方法を紹介したまでです。
一番のポイントはこの時期までに整枝していないと展示会まぎわでは遅いと言うところです。早い時期に対処しておれば慌てずに済みます。
それと徒長対策もあって心配な株はこの方法が一番ではないかと思っています。株元が開いたり斜めになって安定していないと葉元が伸びたとき葉の重さであらぬ方向へ傾いてしまいます。最悪は葉元で折れてしまうこともあります。
(早い時期に正しい方向に伸びていれば、葉先は自然とカールしてきます。重しを付ける必要もないです。)
発泡スチロールのくさびは、思いつきませんでした。
あと3年も経てば、すばらしい葉姿になりそうです。
woodsさん、倶楽部の皆さんオハヨウございます。
葉先に”おもし”をつけて、葉を垂れさせるというのは見た事あるのですが、整枝は知りませんでした。展示会の常連になると、こういう秘策を持って日夜研鑚しているのですね。大変参考になりました。
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