2011年10月20日(木)
今年の農薬散布実績 [栽培技術]
この記事は性質上メインに載せるよりこちらが良いので持ってきました。
【今年の農薬散布実績】
(農薬については登録がない関係や真似をされて事故があってもこまるのでサイト上では公にしたくな事項ですが、要望が多かったので掲載します。これらの農薬についてはあくまで自己責任で使用してください。)
2月20日 ゲッター水和剤 1000倍 + バリダシン液剤5 1000倍
4月2日 アミスター20フロアブル 2000倍 + バリダシン液剤5 1000倍
5月1日 アミスター20フロアブル 2000倍 + バリダシン液剤5 1000倍 + コテツフロアブル 2000倍
5月25日 ベンレートT水和剤20 1500倍 + コテツフロアブル 2000倍
6月10日 アミスター20フロアブル 2000倍 + バリダシン液剤5 1000倍
7月4日 ゲッター水和剤 1000倍 + ダコニール1000フロアブル 1000倍
7月20日 アミスター20フロアブル 2000倍 + バリダシン液剤5 1000倍 + コテツフロアブル 2000倍
8月7日 セイビアーフロアブル20 1000倍 + バリダシン液剤5 1000倍 + コテツフロアブル 2000倍
8月26日 アミスター20フロアブル 2000倍 + バリダシン液剤5 1000倍 + ロディー乳剤 2000倍
9月3日 セイビアーフロアブル 1000倍 + アディオン乳剤 2000倍
9月12日 ダコニール1000フロアブル 1000倍 + ロディー乳剤 2000倍
9月21日 セイビアーフロアブル20 1000倍 + バリダシン液剤5 1000倍 + アディオン乳剤 2000倍
10月1日 セイビアーフロアブル20 1000倍 + アディオン乳剤 2000倍
10月12日 アミスター20フロアブル 2000倍 + ロディー乳剤 2000倍
補足及び注意事項
ゲッター・アミスター・セイビア−は炭そ病、ベンレートTは腐敗病防除目的です。ダコニールは炭そ病には効果がないと思われますがローテーションの中で使用しています。セイビア−はアミスターが炭そ病に効かなくなったときの代わりにと考えています。
バリダシンは細菌病にも高い効果を示すことから使用していますが、リゾクトニア菌に特異的に効きますので潅注処理は厳禁です。潅注すると蘭菌まで殺菌します。また全身獲得抵抗性誘導によりフザリウム病予防も期待できます。
コテツはホコリダニの防除目的に使用していますが、ハモグリバエにも効果があります。ただ薬害が不明なので花芽伸張期には使用していません。
最後の散布
今日は第一と第二蘭舎に殺虫剤散布をした。展示会用の花に最後の消毒だ。アディオン乳剤を2000倍で、ついでにアミノメリット黄も2000倍で混合。殺菌剤はいままで天候も良かったのでカットした。
今日で最後の散布になると思うが、私の1年は12月から始まるので、12月にビニール被覆すれば炭そ病予防の散布をする。
昨年は12月8日にゲッター水和剤 1000倍 + ダコニール1000フロアブル 1000倍+ バリダシン液剤5 1000倍 を散布していた。
1年間の散布回数が14回となったが、多いだろうか。
通常の施設野菜から見ると半分以下である。まったく防除しなくて立派に作られている方も多いが、私は心配性なのでこの回数となったいる。
また、こんなに大変だろうと思われるかもしれないが、農薬散布は水やりの1/4の時間で終わる作業なのでたいしたことではない。農薬を調合し、約40リットルを電動のポンプで配管を切り替えることで3ヶ所の蘭舎に一回で散布できる。30分もあったら終わるのだ。
一番大変なのは潅注処理だが、これは同じポンプと配管で300〜500リッターをかけている。半日はかかってしまう。
Posted by 管理者 at 2011年10月20日(木) 08時41分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
こんばんは
潅水で病気を蔓延させている人は多いですね。
私もその一人でしたが、3年くらい前からは概ね抑えられているかなと思います。
woodsさん、こんばんは。
今年は11回散布しており、あと1回するので合計12回散布になります。おかげで葉切がとても少なくなりました。
そのほかに、水遣りは如雨露はやめて、ホースでシャワーにして葉にかからないようやっていました。ただし月1回は天気の良い日に葉にもかけましたが。
水で病菌が広がることを教えていただいたからです。
あと2年も経てば、とても良くなる予感がします。
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