new Woodynote

    Woods@管理人のブログです。

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2016年02月08日(月)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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今日はこの冬一番の晴天だった。
そろそろ遮光を強くしないといけないか。

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遮光率60%の遮光ネット1枚では早くも明るくなりすぎていた。
1万5千ルックスを超えてくると遮光率70%に替えようと思う。

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日中は気温も上がりビーは気持ちよく昼寝していた。

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今日の入野海岸。

Posted by woods at 2016年02月08日(月) 23時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年02月07日(日)

阻害要因2 消毒 [寒蘭の勧め(旧)]

私は寒蘭の生育を一番悪くしているものは過剰施肥だと思っているが、植え替え時の根の消毒や用土への農薬潅注も土壌の生物性を損なわせて生育を悪くさせていると思う。

下の表は平成27年の農薬散布及び施肥実績だ。
ここ何年かは蘭菌のことを考えて土壌の消毒はしていない。植え付け時だけ最低限としてタチガレエース液剤1000倍液を潅注している。

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古いデータは整理できていないので平成23年になるが下表が以前の実績だ。
以前は植付け時にはタチガレエース液剤のみならずアミスター20フロアブルも潅注していた。また年間2,3回全鉢への潅注もしていた。23年はタチガレエース液剤のゲッター水和剤混合が1回と単用が1回だけだが、年によりアミスター20フロアブルやベンレートT水和剤、さらに古くはダコニールなども潅注していた。

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平成24〜26年の実績はこちら


農薬の使用はもちろん病気の発生予防だ。薬剤の用土への潅注はかつてやっかいな炭疽病や腐敗病が蔓延したため農薬散布で防除に努めた結果だが、今思えば蘭菌に大きなダメージを与えていたと思う。

現在の農薬では根組織内へ農薬成分が浸透して糸状菌を完全にやっつけるほど効果の高いものはなく腐敗病のフザリウム菌や炭素病菌が組織内に侵入してしまえば防除はお手上げ状態となる。

その点から農薬を潅注しても蘭菌を根こそぎ殺してしまうことにはならないが根組織の外部に伸びている菌糸は相当のダメージを受ける。しかしながらラン菌根菌は外部菌糸がやられても細胞内にペロトンが残っていれば菌糸を再生することができる。
参照:細胞内の菌糸細胞外の菌糸





Posted by woods at 2016年02月07日(日) 18時44分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年02月06日(土)

阻害要因1 施肥3 [寒蘭の勧め(旧)]

前回の記事は何を言いたいかよくわからなかったと思うが・・・
(一般土壌の考えでは寒蘭の説明は出来ないかもしれない。)

寒蘭では一般の作物と比べると土の粒子が大きすぎる。気相率が20〜30%以上となる粒径は赤玉土では直径2mm以上、鹿沼土やさつま土では1mm以上である。意外と小粒でも理想的な三相構造の気相率25〜35%となる。

これから見ると実際に使用している用土は必要以上に気相率が高くなっていると考えられる。当然だが微塵(直径1mm以下のもの)を除去すると固相率は低下して気相率は著しく増加する。

大粒化して気相率が高くなり固相率が減ると保水性が悪くなる。保水性が悪いと肥料の濃度障害を受けやすくなる。

私が言いたいのは濃度障害を起こさないように施肥管理しないといけないと言うことだ。

濃度障害→細胞破壊→雑菌の侵入→生物性阻害
施肥が限度を超えることによる外皮の損傷はそこで侵入を阻止していた病原菌や雑菌を皮層内に入れてしまうことになる。皮層細胞が破壊されてしまうと当然だが皮層内にいるラン菌根菌はダメージを受けることになる。

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この表は20年以上前に作成した資料です。
今までに何度も皆さんに公開してきましたが私自身これでこの20年間施肥をしてきました。

下の説明はこの表の補足説明文(既出ですが抜粋して転記)です。


5.施肥及び用土
 施肥量は経験的な必要量を置き肥で示しましたが、農業用単位で1a(100平米)当たり窒素成分量1.0kgを一回施用量の上限としました。これを越えても寒蘭がすぐに枯れることはありませんが、2.0kg、3.0kgと施用すれば窒素等の肥料成分や塩素等の有害成分の濃度が濃くなりほとんどの寒蘭は根痛みを起こします。(肥料で根痛みを起こしている場合を計算すると、1回の施用量は上限の1.0kgを3倍も4倍も超えています。)

 施肥量を増やして根痛みさえ起こさなければ寒蘭の生育は大きく向上しますが、潅水量と土壌水分の関係で失敗する場合が多いと思い。潅水時には適度の濃度であっても寒蘭の吸水と鉢からの水分の蒸発とともに肥料濃度が濃くなり根を傷めることになります。根の外部の浸透圧が高くなることにより根の細胞内の水分が奪われ、ひどいと細胞自体が破壊されてしまいます。

 蘭の根は、鉢の偏ったカ所に肥料があり、溶け出した肥料成分がその回りだけであったとしても、近くに位置する一部の根が吸収して、その後根全体に肥料成分を行き渡らせる優秀な機能を備えています。故に鉢全体に均一に施肥する必要はなく、結果的に少量の肥料でかまわないことになります。

 この1回量1.0kgの施用量で温度管理、遮光管理、水管理をバランスよく行えば年3回程度の施用(年間3.0kg)で寒蘭は十二分な生育となります。ただし、山採り苗等旺盛に育っている場合は次の置き肥までに、液肥を潅注すると良いでしょう。肥料不足は葉枯病や炭疽病の発症要因になっています。ただし、生育の悪い物、小苗などでは1回の施用量を減して施用します。

 一般には液肥の施用も行われていますが、根痛みの原理は同じです。濃い液肥を再々施用すると置き肥を多くやったのと同じとなります。

 園芸用の液肥では、ラベルに記載されている作物の使用濃度の2〜3倍薄い濃度で使用すると良いようです。1,000倍と書いていれば2,000〜3,000倍で使用します。(ただし、寒蘭専用の液肥は最初から2,000〜3,000倍の薄い倍率を使用するよう記載しています。)

 潅水代わりに液肥を施用することがありますが、寒蘭用の用土は全体的に保肥力が高いものです。何回も施用すると、どうしても肥料濃度は濃くなっていきます。潅水は潅水、施肥はたとえ薄い2,000〜3,000倍の液肥であったとしても潅水とは別に行うべきです。

 一般の作物と比べると寒蘭の施肥量はかなり制限されています。寒蘭は園芸用のシンビジウムの仲間ですが、シンビジウムと比較すると、3分の1以下の耐肥性しかありません。ちなみに耐暑性も3分の1以下です。シンビジウムと同様の管理をしても施肥量は3分の1以下としなければならないです。しかも使用鉢及び用土が土壌水分を常に低くしています。また潅水回数もシンビジウムの3分の1程度です。このため肥料成分が濃くなることを勘案して寒蘭の施肥量は決めなければなりません。植え方が特殊であるために、シンビジウムの施肥量からは3分の1を更に4分の1〜5分の1程度までに少なくする必要があると思います。

Posted by woods at 2016年02月06日(土) 20時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年02月03日(水)

阻害要因1 施肥2 [寒蘭の勧め(旧)]

施肥の問題について語る前に

土壌の「三相構造」を聞いたことがあると思うが、土壌は固形物の固相、水分の液相、空気の気相の三相に区分される。それぞれの割合を示したものが三相構造だがこの三相の割合が異なると作物の生育も違ってくる。一般的な土壌は固相40%:液相30%:気相30%である。

また水の種類は性質によって3つに区分される。
重力水=土壌中を重力によって移動する水(概ね24時間で鉢底から流れ出る)
吸着水=壌の吸着力によって保持されている水
毛管水=土壌の粒子間に保持されている水
ちなみに三相構造の液相は重力水を除いた吸着水と毛管水を足した物になる。

未熟な土壌で固相割合が高いと保肥力や排水性が劣り作物は良く育たない。三相構造は一般には土壌が熟成するにつれて土壌が単粒構造から団粒構造と変化することによって孔隙(すき間)が増え植物に有利な構造となる。




寒蘭の土は直径2mm以上の礫が使用される単粒構造の礫耕栽培と考えられるが実際は大きな粒の表面に砂やシルトや粘土が付着したい団粒構造とも言える。このあたりは用土の作成方法で人により大きく違っている。
一般に単粒構造よりも団粒構造の方が保水性と保肥力が高い。
寒蘭の用土は一般的な団粒構造ではないにしても大きな礫を使うことで擬似的に団粒構造にしてきたのだろう。
先人が創意工夫してこういう形になっていると思うが、土壌としては基本的にはシルトや粘土の存在が重要で見た目だけ団粒構造にしても意味が無い。

土壌水分には毛管水があり水分移動が上から下という移動でばかりでなく下から上または横から横へと移動している。いわゆる毛管現象だ。この毛管現象により根に水が長期にわたり供給される。またこの水の流れにより肥料成分も移動する。

土壌はシルトや粘土が存在することにより毛管水が多くなり毛管現象も活発となる。


注)粘土(粒径が1/256mm以下)より粒が大きく粗いもの(粒径1/16mm〜1/256mm)をシルトと言う。

私の用土作成については今までに何度も紹介した
この中で多くの方に興味を持って見て頂いたがほとんどが個別の土を何を使っているかにとどまったと思う。
私の意図としては作成過程・作成方法・粒の大きさ等見て欲しかった。

上にリンクしたYouTubeの動画でもダケ土作成も篩でふるうものの微塵(シルトや粘土)は出来るだけ残している。市販土は袋から出してそのまま混ぜている。最終的にはタンクに入れて散水しているが湿らしているのであって洗浄はしていない。

かつて私に土作りを教えてくれた先輩はそれぞれの土を微塵が無くなるまで何回も洗浄していた。ダケ土においては角が取れるまで洗っていた。

植え付けるまでに用土はしっかり馴染ませる。散水し後日キトサン(キトチンキ1000倍液)と微量のHB101液を潅注しているが、その効果の程は不明だが、前もって散水して土を湿らしておく効果は高い。これによって礫のまわりにシルトや粘土がしっかりと付着している。

こちらは植え付け時の動画だが前もって用意した土は5mmの篩にかけても微塵はあまり出ない。
それとさらに重要なことがある。ここ何年かは表土(0.5センチ前後)は5mmで篩った土をのせているが、以前は下から上まで同じ大きさで植えていた。

入門当初は教えられたように大中小に分けて底は大粒、中は中粒、上部は小粒で植えていたが、なぜそんな毛管現象を途中で絶つような植え方をするのかとすぐにすべて同じにした。

現在では小粒の表土を使っていることもあるが、鉢底は篩から気持ち大きめの粒をつかんで入れている。それでも8割は同じ大きさの用土だ。
これによって水回りと肥料回りが良好だ。

Posted by woods at 2016年02月03日(水) 07時11分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年02月02日(火)

今日も土作り [最近の蘭舎(旧)]

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年に6回こんな作業をしている。
配合土作りだ。
この作業が時間もかかり重労働なので一番嫌だが、やはり一番重要だ。
自分がしっかり配合することで安心して蘭が作れる。


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自家製ダケの三段重にゼオライト。
配合の基本ベースなのでここでしっかり混ぜた。

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番犬のクロとチョコ。

Posted by woods at 2016年02月02日(火) 17時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

阻害要因1 施肥 [寒蘭の勧め(旧)]

生物性の中で私が何を言いたいかは解ると思うが、いわゆる蘭菌が本当に重要な働きをしていると言うことだ。蘭菌=「ラン菌根菌」は寒蘭根組織の「皮層」の中に生育する。皮層の環境(皮層は生物性の領域になる)をいかに好環境に保ちこのラン菌根菌をうまく生育されるかが、寒蘭を上手に育てるコツになる。

立地条件や採光、水やりや施肥等の肥培管理も生物性に直結する。

既出の資料になるが
まずは寒蘭の根がどんな構造でどんな働きと特徴があるかを知っていないと前に進まない。

1.寒蘭の根の図から
IDとパスワードを求められたらそれぞれ hokanko


2.根の構造(顕微鏡写真)


この記事の下にあるが

澤先生の記述から
「カンランの根には根毛がなく(根の発生初期にはあるがまもなく消滅してしまう?)養分や水分は根被細胞を通じて吸水されている。このためハイポネックスなどの化学肥料を施す際には充分注意しなければならないことがある。それは植物体に影響がなさそうな濃度の液肥を与えたとしても、その後、鉢内が乾燥するにつれて、液肥を吸った根被細胞内での水分は内部への移行のみ行われ、それを補充すべき外からの水分の供給が少なくなり、その結果、根被細胞内の液肥の濃度が高くなり、結局、高濃度の液肥を外皮に施したと同じ状態になって濃度障害を引き起こすことになる。したがって、鉢内が乾燥しないように常に注意して管理するならば普通の草花と同程度の濃度の液肥を施してもかまわないが、それには手間がかかるし、逆に加湿になりやすい。したがってランに化学肥料を施すときは、草花などに施用するときよりも三〜五倍に薄め、そのかわりに施す回数を多くして灌水代わりにかけるようにすることである。」

この記述のように寒蘭は構造的に肥料に弱い。澤先生は土壌肥料は専門外なので液肥と限定しているが、置肥も同じだ。

液肥や置肥の施肥が限度を超えると根を傷めることになる。外皮が損傷するとそこで侵入を阻止していた病原菌や雑菌を皮層内に入れてしまうことになる。皮層細胞が破壊されてしまうと当然だが皮層内にいるラン菌根菌はダメージを受けることになる。

Posted by woods at 2016年02月02日(火) 00時00分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2016年01月31日(日)

遮光 [最近の蘭舎(旧)]

31日は久しぶりの晴天になった。
天気が悪く延び延びになっていた遮光資材のやり替えをした。

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こちらは第一蘭舎。遮光率25-30%のクールホワイト1枚だったが、遮光率60%の白色遮光ネットに変更。一部は重ねた。

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明るさは日差しのきついところで10時過ぎに1万ルックス程度だった。

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第三蘭舎は遮光率45-50%のクールホワイトの下に張っていた遮光率25-30%のクールホワトを遮光率35-40%のダイオネット黒に交換した。

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北側、写真では右が暗くなったのでこの後巻き上げ式のクールホワイトを少し巻き上げた。

Posted by woods at 2016年01月31日(日) 22時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月30日(土)

蘭舎猫ビビ [最近の蘭舎(旧)]

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今日も暖かかったので蘭舎で作業していた。
ハウスの出入り口を開けっ放していたら、ビビが鳴きながら入ってきた。

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どうやら腹が減ってたようで呼びに来たようだ。

Posted by woods at 2016年01月30日(土) 15時58分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

生物性3 [寒蘭の勧め(旧)]

植物を育てる方法は様々で土の使用を極限に減らした養液栽培から土の機能を最大に活用した有機栽培まで幅広い。
生物性から見ると養液栽培は土を使わないので限りなく0に近く有機栽培は微生物の餌が豊富なため生物性はMAXになる。

昭和の終わり頃、夢のような栽培方法として養液栽培が農業現場に出現した。多くの関係者が既存の栽培方法がこれに取って代わるだろうと思っていた時期があった。試験場やメーカーのデータ等では収量が飛躍的に増えると考えられていたからだ。
新しい農業として多くの農家が養液栽培に取り組んだ時期があったが、思ったほど収量は伸びず資材の高騰が農家を苦しめた。
試験場では比較的小さな施設で栽培するため換気や温度管理等が行き届き、小さなハウスだと光環境も良いため高収量を得ていたと思う。しかしながら現場では一定以上の規模がいるため管理が難しく特に夏場は高温になりやすく冬場は日照不足になりやすかった。
そのため目標の品質・収量に届かなかった農家が多かった。今思うに生物性を無視したような栽培方法は想定外の環境変化に対応できなくあまりにも脆いのではないだろうか。

土を使う慣行栽培では同じような施設で同じように環境不良になっても一定の収量を得ていた。
高知県ではナスやキュウリ、ミョウガやニラなどがハウスで栽培されていて私はハウスの土壌分析・診断にも関わったことがある。その中でやはり生物性を無視したような栽培をしている農家ほど悪環境に苦戦していた。化学肥料の量を制限したり堆肥投入等で土作りに力を入れている農家ほど夏場の高温障害や冬場の日照不作に対応できていた。

寒蘭にとっての理想の生物性を説明するのは難しいが、生物性を阻害する要因はいくつかあり、この阻害要因を一つ一つ排除することで理想の生物性が確保できるのではないかと思う。

Posted by woods at 2016年01月30日(土) 06時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月29日(金)

植え替え [最近の蘭舎(旧)]

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今日は朝から雨だったが気温が高く寒くなかったので植え替えをしていた。

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今日植え替えした鉢は2年前の1月に植え替えしたものだ。
この紫月も前回からちょうど24ヶ月なので植え替えた。

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根は茶色いところが多いものの傷んだところはなかった。欲張って昨年は3芽出したがそれぞれ順調に育っていた。

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古い土と新しい土。

Posted by woods at 2016年01月29日(金) 17時28分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年01月28日(木)

生物性2 [寒蘭の勧め(旧)]

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ブログネタに土の話でもと思い生物性を思いついたが、この話は簡単に記事にはできない。解らないことが多いからだ。

ただ簡単に表すとこれだ。
画像の蘭だが、3年ほど前に不要なバックバルブを植えていた物が大きく育った物だ。

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この3年間何一つ世話をしていない。まして肥料は完全な無施用だ。
長靴と比べて欲しい。蘭舎で育てるよりずっと大きな葉が育っている。

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ここはこんな場所だ。25年ほど前に文旦や日向夏の苗を植えた畑。この片隅に寒蘭を植えてみた。

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柑橘の苗を植えてから4,5年までは肥料をした記憶があるが、その後20年間は全く何もしていない。草が生えたら年に2,3度草刈り機で刈るだけだ。それでもこの日向夏のように毎年実を付けてくれる。

Posted by woods at 2016年01月28日(木) 17時54分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

11月15日撮影から [今日の一枚(旧)]

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中村支部2日目の撮影だが、支部では出品数が多くなく良い物はひな壇に上がっているので平棚で撮影している画像はほとんど無かった。
そのなかでもいくつかは撮っていた。

「不明更紗」
何を撮っていたか忘れた。

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西村氏の「仮名桃天紅(のちに久岡氏が流歌と命名)」
何故か自分の桃天紅は持ってきていなかった。この鉢を借りて命名しようかとこの時は思った。

Posted by woods at 2016年01月28日(木) 17時46分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月25日(月)

今朝の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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昨日の予報では黒潮町の最低温度は氷点下5℃になっていた。

画像は今朝の6時のアメダス。予想よりは高かった。

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昨日の朝も5センチほど積雪があったが午後には溶けていた。
今朝も少し積もっていた。

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昨日の予報で驚いて第一蘭舎はビニール枠の外に石油ストーブを一晩中付けていた。ビニールで囲っていない部分なので結構下がっていたが、外気温プラス2℃はある。

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ビニール内は電気ストーブだが結構暖かい。
ビーが暖をとっていた。

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第三蘭舎は石油ヒーター2台炊いていた。
いつもは1台だが、さすがに昨日は心配になって2台にした。

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第二蘭舎。
小さな小屋なので保温効果が低い。昨日も一日中付いていた。

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国道も車が走りだした。
出て行けないかと心配していたが大丈夫そうだ。
これからいつもの所に出勤だ!7時20分


Posted by woods at 2016年01月25日(月) 07時02分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年01月24日(日)

11月14日撮影から6 [今日の一枚(旧)]

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この日は中村支部で7点命名された。
(会場での撮影は4点。命名添付写真は原則として申請者が準備する。)

新命名「京桜」
宿毛市楠山産の桃更紗花。

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新命名「愛南の誉」
愛南町正木藤ヶ駄馬産の青花。

Posted by woods at 2016年01月24日(日) 08時55分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月23日(土)

11月14日撮影から5 [今日の一枚(旧)]

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新命名「まどか」
この時は無名で1週間後の本部展で命名。本部ではどこかで見たことのある花だと思っていたがここに出ていた花だった。

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「無名青」

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「秋水」

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「野望の花」
払越しの更紗のようだ。

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「鈴華」
私の命名花。茨木氏はいつも良く咲かせてくれている。

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「無名紅」

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「豊雪」

Posted by woods at 2016年01月23日(土) 06時55分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月22日(金)

生物性 [寒蘭の勧め(旧)]

土の生物性は化学性、物理性以上に植物にとっては大事なことだがよく知られていない。特に寒蘭では多くが解っていない。
生物性はほとんどが根圏微生物の話で、根の内部を含め根の表面からわずか数ミリ程度の範囲で行われている生物活動だ。(リンク先は農文教のホームページ。詳しい資料を見るには会員にならないといけないが要約ページは只で見られる。このサイト参考になると思う。)
寒蘭を良く作るにはこの環境をいかに菌根菌など有益な微生物に都合の良い場にするかにかかっている。

かつて私は土壌改良材や施肥による化学性・物理性の改善には長けていたが生物性についてはあまり深く考えてこなかった。もちろん土作りに生物性(微生物の餌となる有機物施用等)が有効なのは理解していた。

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昔話になるが、私は農業改良普及員(後の普及指導員)として農地造成事業の営農担当の仕事をしていた。県に30年勤めた半分の15年間携わった。画像は黒潮町の造成団地だが、高知県西部では昭和の終わりから平成の初め何もない山の中に農地が多く造成された。

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私の仕事は化学性調査に基づいて造成事業としては堆肥を初めとした石灰やリン等の投入量を決定していた。営農開始後は作物ごとに土作りや施肥計画等を指導していた。

先に紹介した土壌の化学性の各項目は実際に分析していた。土壌改良の経年変化も多くの作物で見てきた。


生物性について考え出したのは県を辞めて本格的に寒蘭栽培を始めてからだ。それまでは漠然と蘭菌も大事かなと思っていた程度だが、調べるにつれて蘭菌=ラン菌根菌を初めとした根圏微生物がとても重要な働きをしていることを理解した。

今では施肥などで化学性を変えるより生物性を安定させることの方が重要だと思っている。
「大事なランほど肥料を控えろ!」がモットーとなった。実際、寒蘭では施肥が生物性を損ねている事例が多すぎる。

Posted by woods at 2016年01月22日(金) 10時18分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

11月14日撮影から4 [今日の一枚(旧)]

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準優勝の「姫百合」

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優勝の「瑞鶴」
昨年は瑞鶴の当たり年だった。

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特別賞の「名城」
名城は花間の間隔が良い。

Posted by woods at 2016年01月22日(金) 07時46分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月21日(木)

11月14日撮影から3 [今日の一枚(旧)]

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この日は宿毛市まで足を伸ばし宿毛支部展を見てきた。

時間が無くゆっくり撮れていないのでフォトギャラリーにはアップしていません。
こちらで紹介します。

「元翠」
あまり展示会では見かけない素心花。私も持っているがここまで高く上がる花だとは思わなかった。





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「琴姫」
26年の命名。チャボ咲きの桃花。

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「新城の誉」
24年の命名。葉芸品。

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「翡翠」

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「酔玉」

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「無名」

Posted by woods at 2016年01月21日(木) 20時43分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月20日(水)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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今朝は雪が積もって薄暗い第一蘭舎で暖を採っていたが席を立った少しの隙にビーに横取りされてしまった。

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午前中には溶けたが5センチほど積もった。

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Posted by woods at 2016年01月20日(水) 14時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年01月19日(火)

11月14日撮影から2 [今日の一枚(旧)]

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「春光」
西浦氏出品。西土佐支部の優勝花。
少し手直しすれば本部展にも十分通用したと思うが中村が最後となった。

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無名更紗「楠山鉄管産」
川田氏出品の更紗無点花。舌がなんとも魅力だった。

Posted by woods at 2016年01月19日(火) 10時29分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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