2014年08月14日(木)
土作り2 [最近の蘭舎(旧)]
今回の配合は焼き赤玉土小粒を日東ゼオライト6号に代えたことが大きな変更となったが、全体的には粒が小さくなっている。
ゼオライトは農業分野ではポピュラーな土壌改良材で、既存の土壌の化学性を補完するために使用されている。
最大の利点は肥料保持能力であるCECが高いことにある。造成農地などでは有機物が少ないことからこのCECがかなり低い。何十倍も高いゼオライトを混入することで肥料保持能力を高めている。また施用したリン酸を不可給にしてしまうリン酸吸収係数がきわめて低いためこれを混ぜた土壌ではリン酸の効きも良くなる。また若干の肥料成分も含有しているので肥効もある。
台風後、比較的涼しく蘭舎が35℃を越えることがなくなった。
舎温抑制には床散水も効果を発揮しているかもしれない。
Posted by woods at 2014年08月14日(木) 07時11分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
日東ゼオライト6号は少し小さいですね。大きさについては何を期待して配合するかによると思います。私は最終的に5mmの篩でふるいますので、それ以上大きければ問題ないです。配合の中での収まりも良いと思います。
焼き赤玉は微細が根被に染みこんで茶色くしているように思います。使わない分、白くなるかなと思っています。
pokekichiです。
ゼオライトの話興味深く読ませて頂きました。
1つ質問ですが、日東ゼオライト6号は、焼き赤玉土小粒より少し小さくないですか、それともこれくらいのものの方が使いやすいのでしょうか?
私のところも、少し花芽が確認できました。
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