2017年05月18日(木)
今朝の消毒 [最近の蘭舎(旧)]
前回の消毒から3週間経った。
天気が良いからしばらく消毒するのを忘れていた。
画像は九時前の第一蘭舎。7時前に散布して約2時間後だ。
薬液はほとんど乾いているがまだ所々に残っている。
赤丸のところに残っている。
まだ2時間なので心配していないが、これが何時間も乾かないと薬害が心配される。しっかりした親葉なら薬害も少ないが若葉だと後から黒点を生じて見苦しくなる。
こちらは早い芽で葉が展開しかかっているものだ。
これも赤丸のところに薬害が心配される。
たまった薬液が長時間乾燥しないと液がたまったヶ所に薬害を生じることがある。
葉が伸びてきたとき葉緑素が抜け落ちたり、茶黒く変質してきて気がつく。
今日散布した農薬と葉面散布剤。
アミスターやメリットMはいつものことだが、
今日は次の置き肥までまだしばらくあるのでアミノメリット特青を2,000倍で加えた。ストロビーはまだ細菌病は心配いらないかと思いいつものバリダシンの代わりに使ってみた。
今日は久しぶりの快晴。
こんな日の散布は薬害の心配は無い。普通は!
薬害らしきものが出た場合、普通はその時の天候や倍率そして何を混合したかを聞き、前例から薬害だと結論付ける。
そのなかで聞き漏らす意外な落とし穴がある。薬液が余ったのでもう一度かけた。これは大事なので2回も3回もかけたと。
湿っている内に大量にかけることは問題ないが、一度乾いたところに2回3回とかけると濃度が濃くなる。乾きかけの濃度が通常の何倍も濃くなり薬害を発生させていることが多い。
基本は1回散布ですぐに乾くことだ。
こちらは第三蘭舎。
散布前に枯れ葉を除去した。
バック木が多いこともあり一度回るだけでこれだけあった。
それでも以前からすると炭そ病と思われる葉はずいぶんと少なくなった。
私の蘭が良く育つと言ってくれる人があるが、それは炭そ病の防除が良く出来ているからだと思う。
Posted by woods at 2017年05月18日(木) 09時08分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
黒点はいろいろな原因があると思います。
薬剤散布も薬害が起こる可能性があることを認識してやらないといけないですね。
潅水は考えすぎではないですか。私の所は潅水後朝日は結構強く当たっています。
昨年のことであるが、払い越しに以下のような事があった。新葉が4枚伸びてきて、5枚目はと、中心を覗き込むと黒いものがあり、これはしまった炭素が来たと思い、それ以上伝染しないようにと5枚目の黒くなった先を除去することがあった。しかし、今年になってからは何ら心配しなくなって来た。黒い部分を残しておいても、それ以上は広がらないことがわかって来たからだ。そして黒い部分をつけたまま5枚目がちゃんと伸びてくるからだ。
新葉の中心部分に、水や薬が溜まっている時に光線が差して来て煮えた状態になったものだと考えるようになって来た。woodsさんの説明と同感です。
このようなことが起きないように、朝水をやる時、東側に寒冷紗を4重にして蘭舎内を暗室のように暗くして潅水し、終わったら扇風機で葉の表面の水滴を無くするようにしている。今年は別の払い越しが黒くなったが、どうも払い越しは黒くなりやすい性質を持っているように考えだした。
tairo1008
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