2016年09月13日(火)
竹内山のダケ [寒蘭の勧め(旧)]
今日は配合用のダケ土作りをした。
自家製ダケのストックが無くなったのでどうしようかと思っていたが、竹内が使っていたダケを思い出して先日西土佐まで採りに行っていた。
ここまで西土佐から運ぶのは大変だが、裏山を削って採るよりも採るのは楽だ。ただ、運ぶ時間とコストを考えるとどうかなだ。
竹内のダケは椎山の法面が崩れた土砂だ。そのまま土嚢袋に詰めて取ってくれば良いが、山から軽トラまで運ぶのが大変だ。
これを木槌で粉砕するのは裏のダケと同じだ。
ここまで細かくするともはや寒蘭自生地の土だ。
寒蘭はこんな土の上に生えている。
これを篩う。
エクスパンダメタル2枚重ね(1枚では粒が大きすぎる)の編み目で篩っている。
これをこの後、大中小の3つに区分けする。
Posted by woods at 2016年09月13日(火) 17時51分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
コメント
寒蘭の用土であっても他の植物の土と基本的なところは同じですね。
理想的な三相構造を作ることが上作に繋がると思います。
粒を大きくしたり微塵を必要以上に取り除くことは気相率をやみくもに大きくするだけで水持ちや肥料持ちに大事な液相と固相を減少させることになります。
いつも有用な解説有難うございます。
やはり、潅水によって鉢全体が上から下まで同じような湿り具合になることや、そのような状態をある程度の期間保持したりするには、ある程度土壌の細かな成分によって毛管現象がうまく働くことが大切なのでしょうね。肥料もその流れに乗って鉢の中に均等に広がっていくのでしょうし。
ありがとうございました
こんばんは
私は植え付け時に5mm目の篩で軽くふるって微塵は取り除いています(配合土はあらかじめ湿らしているので軽く篩ったくらいでは完全には取り除けないですが)。そして植え付け後の潅水は2、3回やっています。これでかなりは流れ出ますが、必要以上に洗い流すことをしていないです。
粘土やシルトはある程度は礫の表面に保持されていますので、それを出来るだけ残したいと思っています。
私の先輩たちは配合前のダケや鹿沼土を綺麗に水洗いしていました。そんなことをしなかった私の方が良く育ったように思います。
こんにちは
woodsさんの用土に関する記述には、このダケ土にも含まれている土壌の中の粘土分やシルトという細かな成分が土壌の保肥力などにおいて重要な役割を果たしているとあります。
ところが私は昔から植え付けや植え替えの際、植物を植え付けたあとで、水を注ぎながら鉢をトントン叩いたりしてみじんを洗い流すようにしてますが、それは蘭の生育にとって良くないのでしょうか?
目詰まりによる加湿、根腐れの防止にはこれが重要と一般には言われますが、どうでしょうか。
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