2018年06月20日(水)
花芽分化 [寒蘭の勧め(旧)]
今年は明日が夏至だ。
寒蘭の花芽分化を考えたときこの日がボーダーかなと思う。
花芽分化については以前のブログで解説したので理解してもらっていると思う。
エビネや春蘭も同等だと思うが寒蘭の花芽分化も【日長や温度に直接依存せず,日照条件に支配される炭水化物の体内含量が関与している。】で説明できる。
これを光合成管理から考えると、特に先日提唱した「飽差」の概念から、気孔を閉じて光合成が出来ない時間が多くなるこれからよりも、天気さえ良ければ気孔が開いて活発な光合成をしていた4〜5月が花芽分化に大切な時期だったと言うことが解ると思う。夏至を迎えるこれからは花芽分化は期待できないかもしれない。
(私は出来ないと思っている。ただし昨年の芽であって新芽は少し違ってくるようだ。)
それでは何故、今の時期もこれから先も芽かきをするのか?
これから新芽が伸びてくると新芽に養分を取られせっかく花芽分化した花芽が成長続けられずに途中で止まってしまうかもしれないからだ。また展示会用なら複数芽を1芽にすることで輪数を確保し花間良くより大輪にすることが出来るからだ。審査上無芽にするのは避けるが、全ての芽をかぐと花はより立派に咲いてくれる。
花芽が伸びた満天。
1週間ほど前に気がついたが満天に花芽が付いていた。
早くに花芽分化したのだろうが、たまに気の早い蘭がある。
ここまで伸びるには花芽分化して2〜3ヶ月は掛かると思う。
3月下旬から4月中旬頃にしていたのだろうか?
新芽の画像は花芽分化と関係ない。
記録程度に載せている。
これは「土佐黄金」。危うく絶滅になりかけた絶滅危惧種だ。
Posted by woods at 2018年06月20日(水) 20時10分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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