2018年06月11日(月)
肥料2 [寒蘭の勧め(旧)]
この図は施肥量の目安として土佐寒蘭栽培歴に記載している物だが、自分はもう何年もこの施用量で置き肥をしている。
表の見方は有機質肥料では5号鉢で1.9g、6号鉢で2.6g、7号鉢なら3.6gと言った感じだ。
鉢サイズは胴絞りの陶器鉢で算出している。
この量は一回の上限としている。これ以上多くやることは根痛みを起こす危険が有りお勧めできない。
よく聞かれるが肥料が上手くやれているのか解らない。多いのか少ないのか解らないと言うことだ。
この一回量は例えば1.5倍ほどこれより多くやっても半分になっても肥効としては大きく違わない。なぜなら置き肥の肥料成分の多くは潅水で流亡するからだ。窒素などは7〜8割は流れ出ていると思われる。有機質肥料が分解されてできるアンモニア態窒素は土壌のCEC(陽イオン交換容量)の大きさに左右されて土に吸着されて残る。
ここで重要なのが施肥回数だ。
私はこの一回量を3月6月9月の3回やっている。これで大きく不足するとは思わないし過剰だとも思っていない。
不足している場合は回数を多くすると良い。例えば2月4月6月8月10月とか。多いと思えば3月6月の2回にすれば良い。
Posted by woods at 2018年06月11日(月) 19時22分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
コメント
参考画像は施肥量がよく解るように最近植え替えした株がまだ張っていないものをアップしています。
品種によって施肥量を変えるのは大変でしょうね。それこそ施肥というものが解らなくなってしまいますよ。
私の栽培は施肥の前に大前提として「24ヶ月前後で新しい土に植え替える」があります。本来これで無肥料でも寒蘭は育ちます。私の祖父の時代は今よりも遙かに大きな鉢に植えて無肥料栽培していました。それでも蘭はよく花を付けていました。
また根の悪い蘭は施肥時期が来ても肥料をやることは避けた方が良いです。植え替え時に何本か根が悪いことがありますが悪い根を剪除し植え付けしたら2〜3ヶ月は肥料はやらない方が良いです。
こんばんは。
品種による肥料の量(払い越や白妙は多肥に弱いような)等肥料に関してはなかなか難しいです。
関係の無い事ですが株に対して余裕のある鉢ですね。
なんとなくですが余裕のある鉢の方が作が良いような気がします。
鉢に余裕が無いと中心部の根がよく痛んでます。
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