Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

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2012年07月23日(月)

薬害 [寒蘭の勧め]

薬害について書いた所がないかと捜していたら良い資料が見つかった。
専門的な内容となっているが、端的にまとめてわかりやすいので皆さんにも参考となると思う。
薬害の症状(宮崎県病害虫防除所)

寒蘭の場合、明らかに薬害だという酷い症状は少ないが、薬害ではないかと思われる事例は少なくない。意外と薬害は頻繁に起こっているかもしれない。

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一つは「葉先枯れ症状」だ。二次的に葉枯れ病や炭そ病が発生して枯れ込んでいるが、これらの病気は生育旺盛な葉先に発生することはほとんど無く、葉焼けや薬害などで弱った所に出ている。先端が1センチ前後黒化しているのもよく見かけるが、これらも薬剤が葉先を痛めているのかもしれない。

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もう一つは、「袴の枯れ込み症状」だ。袴はバルブが肥大するにつれて立てに裂け、裂け口が傷となり病気が侵入しやすいため直接病気も出やすいが、じわじわっと枯れている場合などは先に薬害で弱ってるのではないだろうか。

Posted by woods at 2012年07月23日(月) 21時12分   パーマリンク

2012年07月15日(日)

花芽分化8 [寒蘭の勧め]

「花芽を付けるた水を切りたいが、いつ頃が良いだろうか?」
これに対する解答は結論から言うと、5月末〜6月中旬頃ではないかと思う。あまり明確な根拠は見つからなかったが、次のように植物ホルモンが関係しているようだ。ただし、これをしたからと言って確実に花が来る訳ではない。水を切ることは植物をいじめる事で花が付いたとしても決して良い結果には成らないだろう。勧められるものではない。

【水を切る】→【乾燥】→【アブシジン酸生成】→【サイトカイニンの抑制】→【開花ホルモンのフロリゲンの発現】
若い根では栄養成長しようとサイトカイニンが沢山作られているが、植物は乾燥状態が続くと気孔を閉じて水分蒸発を防ぐ機構が働く。この時アブシジン酸が生成されて気孔を閉じる(アブシジン酸には植物を休眠させる働きもある)。同時にサイトカイニンの生成を抑制する。フロリゲンとサイトカイニンとの関係はよく解らないが、花芽分化はサイトカイニンが少なる環境で起こっている。

水を切って乾燥させると花芽が付くのはこう言う理屈ではないだろうか。

これとは別に自分なりに花芽分化について何か結論づけたかったのだが、参考となる資料やデータがなくいくつか課題として残ってしまった。(中途半端ですが、花芽分化シリーズはこれで終わりにします)

Posted by woods at 2012年07月15日(日) 21時41分   パーマリンク

2012年07月09日(月)

今日の農薬散布 [最近の蘭舎]

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こちらは梅雨明けしたかのように今日は良い天気でした。

いろいろとやりたい作業もあったのだが、今日はダニの防除をしておこうと農薬散布をした。

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使用した農薬はコテツフロアブル。
ついでに炭そ病防除も兼ねてアミスター20フロアブル。
各2,000倍になるよう混合散布した。

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「最近の第一蘭舎」
第一蘭舎の立て直しは、整地作業中だがなかなか作業が進まない。
蘭舎が建つのはいつのことになるやら(^_^;)

Posted by woods at 2012年07月09日(月) 16時37分   パーマリンク

2012年07月08日(日)

中村支部芽会 [展示会巡り]

8日の日曜日中村支部の芽会が開催されました。
出品数は155鉢でした。

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優勝は西土佐の中脇氏の無名刷毛芽でした。

Posted by woods at 2012年07月08日(日) 22時34分   パーマリンク

2012年07月07日(土)

明日は芽会 [最近の蘭舎]

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明日は中村支部の芽会。
今日はどれをだそうか思案していたが、とりあえずこの5鉢に決めた。

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今年一番綺麗な芽となった「満天」。優勝候補か(^_^;)

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無名青。特別良くはないが伸びている方だ。

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小品鉢。これもいまいちだが、5枚葉だ。

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無名黄花。緑がかなり載っているが、葉とのバランスの良い芽となっている。

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未開花株。全体的に薄い刷毛ものだが、株に比べて芽が大きい。

【結果報告】
上から
特別賞
銀賞
銀賞
参加賞
参加賞
でした。

Posted by woods at 2012年07月07日(土) 19時04分   パーマリンク

2012年07月06日(金)

花芽分化7 [寒蘭の勧め]

実際、5〜6月の照度はどれ位あったらいいのか。葉焼けを心配しない環境であれば、光合成の光飽和度以上にあることが望ましいが、寒蘭の場合は照度が高いと簡単に日焼けしてしまうので(一般に蘭類の光合成は30,000ルックス前後で最大となる。蘭によっては50,000〜60,000ルックスのものもある。)寒蘭については3万ルックスが良いよとはなかなか言えない。

気温の上がる5月以降は葉焼けをしない照度にしないといけない。この照度を私は15,000〜20,000ルックス程度ではないかと考えている。30分でも強い光が当たると葉焼けを起こすので最大値となり、これ以上の強い光は当てられない。しかし光合成のためには日焼けをしないように環境を整えてこの照度を確保したいところだ。
(最大値をこのあたりで管理すると蘭舎の構造にもよるが実際に寒蘭が受ける昼間の平均的な照度は7,000〜10,000ルックス位になる。)

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遮光率75%の遮熱ネット

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遮光率45〜50%の遮光ネット

私は今年5月4日から上の資材で遮光している。
屋根は透明のポリカ波板(光透過率は90%)

【これらの資材での計算上の照度】
屋外最大値=120,000ルックス
ポリカ波板透過後=120,000×90%=108,000ルックス
遮熱ネット透過後=108,000×25%= 27,000ルックス
遮熱ネット透過後= 27,000×55〜50%=14,800〜13,500ルックス

計算上は14,800〜13,500ルックスなので葉焼けはしないと考えているが、問題はこれで十分な花芽分化が期待できるかだ。
明るくして試すしかないが、なかなか試せない。

Posted by woods at 2012年07月06日(金) 05時56分   パーマリンク

2012年07月05日(木)

花芽分化6 [寒蘭の勧め]

花芽分化について書いてきたが、解っていることはあまりにも少なく、わからないことが多すぎる。
大きな疑問がある。

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【5〜6月頃花芽分化した芽は確実に地上に出てくるのだろうか?】

地上に出てくる前に何らかの理由で、止まっているものもあるのではないだろうか。
昨年の新芽は、春には未分化の芽をバルブの基部に沢山持っていて、バルブの充実と春先の気温の上昇に伴い、その中のいくつかが葉芽となる。5、6月頃になると残った未分化の芽が花芽に分化している。花芽に分化した芽は7月の下旬当たりから一つのバルブから一つか二つ伸びてくるが、地上に出ないで地中で止まってしまう芽も少なくないのではと思うのである。

奴芽を一芽にしているが、これは花芽分化を促進するためでなく、花芽分化した花芽を途中で止めることなく伸ばし続けるために行っているのではないだろうか。(逆に栽培管理が不適でせっかく花芽分化した芽を止めていることも多いのではないだろうか)

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【遅い花芽は遅く分化しているのだろうか?】

花芽分化は7月とか8月になってもするのだろうか。本当は花芽分化は5〜6月頃にしているのに途中で止まってしまった花芽が、これも何らかの理由で遅くに伸びだしただけでははないのか。

7月下旬から8月上旬に地上に出た花芽を観察していて思うのだが、最も暑くなる8月中旬から9月上旬の1ヶ月間は伸張が止まっているように見える。9月の中下旬になってやや涼しく感じるようになると伸びてくる。
地中でも止まっていて、9月中下旬に地上に伸びてきているだけではないだろうか。

実際、花を咲かせるだけの力がなくて途中で止まっているものもあると思うが、寒蘭自らが自己防御のため花芽の伸張を止めているのではないだろうか。このまま伸張さすと暑さでブラインドになると判断し、盛夏をやり過ごしているように思えてならない。夏場に花芽は休眠しているようにしか見えないのだ。


秋遅くなってもバルブが充実すれば花芽が付くなら開花調整も可能であるが、5〜6月頃にしか花芽分化しないのであれば任意の時期に開花させられないことも当然であるのかもしれない。

Posted by woods at 2012年07月05日(木) 20時26分   パーマリンク

2012年07月03日(火)

花芽分化5 [寒蘭の勧め]

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1成木の3年生バルブ

寒蘭のバルブを検鏡してみた。

こちらは、成木の成熟したバルブ(3年生)。
びっしりとデンプン粒が蓄積されている。

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2中木の昨年のバルブ(新芽付き)

こちらは、中木の2年生バルブ(昨年の芽に新芽付き)。

デンプン粒はまばら。しかも小粒である。

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3成木2年生バルブ(奴芽付き)

こちらは、成木の2年生バルブだが、新芽が奴で付いていたもの。

まったくデンプン粒は見られない。

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これは、上の3のバルブの成熟した根。

十分伸張した根の中程からやや上であるが、デンプン粒が詰まった細胞が見られる。

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3のバルブの伸張中の根。

まったく内容物が見られない。

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これは、上の3のバルブの別の成熟した根。

蘭菌のペロトンが見られる。
(蘭菌の見つかる頻度は非常に少なかった。)

上の拡大。

ペロトンは昨年の観察では、新しく伸張中の根や若い根には少なかったと思う。

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デンプン粒(この粒はデンプンだと思うのだが確認はしていない)の蓄積は、バルブと根ともに成熟するにつれて多くなっているようだ。若いバルブや根ではほとんど蓄積されていない。
若い組織では光合成で生成された炭水化物はすぐに利用されて貯えられるところまで行かないのだろう。

それとも私の採光管理では、若い組織では光合成がデンプンの貯蔵までいかないのだろうか?

寒蘭もシンビジウムと同じように光合成の光飽和度(光合成が一番活発になるところ)は3万ルックス程度と言われている。
私の蘭舎はこの一ヶ月間は半分どころか三分の一にも達していない。
(ちなみにシンビジウムは余裕を持って5万ルックス程度の環境で栽培されている。)

Posted by woods at 2012年07月03日(火) 18時23分   パーマリンク

2012年07月02日(月)

花芽分化4 [寒蘭の勧め]

シンビジウムの光強度と花芽分化の関係についていろいろ調べていたら、光強度と花との関係で興味深いデータ見つかった。

バックバルブ下位部の炭水化物含量が、90%遮光下で育てたシンビジウムでは50%遮光下で育てたものとくらべ約4割に留ままっていたと言うものだ。しかも、50%遮光ではグルコースやフルクトース、サッカロースなどの糖は全体の14%と少なくデンプン割合が86%と高いのに対して、90%遮光下はデンプン割合は29%と低くかった。そしてこのときの90%遮光の弱光下では、花芽は全く発生していなかったと言うものだ。

これらから「シンビジウムが花芽分化するための内部的必要条件の一つとして,若い生育中のリードのバルブ下位部に光合成産物がある一定以上蓄積することが不可欠であると考えられる。」とまとめていた。

Posted by woods at 2012年07月02日(月) 21時07分   パーマリンク

2012年06月30日(土)

花芽分化3 [寒蘭の勧め]

【ブラインドと休眠】
ブラインドという言葉をご存じだろうか?
シンビジウム栽培の用語で夏の高温で花芽が止まることを言う。
暖地の平地では6〜7月に付いた花芽が8月の暑さに耐えられなくなって止まってしまう現象。品種にもよると思うが伸張している途中で止まって腐ってしまう。

これを回避するためにシンビジウムは7月頃、山上げを行っている。1000メートル級の高地に移動して涼しい環境で花芽を伸ばしている。

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寒蘭でもこのブラインド現象が起こっているのではないだろうか?近年8〜9月に花芽が止まってしまうものがよく見られるようになった。自分は7月下旬頃より花芽が伸びてきた株をタグ管理しているが、昨年は花芽を確認したもののうち花を見られなかったものが14鉢ほど率で5%ほどあった。猛暑の一昨年は10%を越えていた。

それと観察していて思うのだが、ブラインドするまでも盛夏は花芽の伸張が止まっている。このまま止まってしまうのではないかと心配していると9月の中頃から伸張しているが、夏の間は一ヶ月は休眠しているようだ。

Posted by woods at 2012年06月30日(土) 21時11分   パーマリンク

2012年06月28日(木)

消毒 [最近の蘭舎]

今日は久しぶりに晴れ間が見える天気だった。午後雲の間に太陽が現れた。
急いで農薬散布の準備をして散布していると、一気に暗くなり雨が降り出した。あいにく雨の中の散布となった。

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農薬の保管庫になっている冷蔵庫。
今日はセイビアーフロアブルとバリダシンを取り出した。

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農薬はこのホースと7頭口のノズルで散布している。

Posted by woods at 2012年06月28日(木) 23時00分   パーマリンク

2012年06月27日(水)

花芽分化2 [寒蘭の勧め]

【日長や温度に直接依存せず,日照条件に支配される炭水化物の体内含量が関与している。】
このことを寒蘭で考えてみると、「5、6月に十分な日照を採っていること」、「芽かきをしていること」などはこれに当てはまるからやっているのだなと今更ながら思ってしまう。

昔から寒蘭は4枚葉や5枚葉以上が出ないと花が付きにくいことが解っていた。奴で新芽を出すと花を付けるのが難しいことや、逆に枯れかけの株で新芽の付かないバルブには花が付くこと等、これらのことから花を付けるにはどうしたらいいかという具体的な方策がわかっていたのだろう。
光合成で十分な炭水化物を生成しバルブや根に貯蔵しないと、そして貯蔵した炭水化物をむだに使わず、花芽のために残さないといけないということは寒蘭栽培の基本的な道理だったのだろう。

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しかし、「日長や温度に直接依存せず」と言うとこからは、今年の新芽が順調に伸びてその後バルブが張ってくれば花芽が付くのか?という疑問が出てくる。それは多くの場合、来年のその時期5、6月にならないと付かないという答えになるだろう。(一般的な環境ではまず無理であるし、特殊な環境を作ったとしても任意にコントロールすることは難しいと思う。)

しかしながら、例外がある。
左の画像のような新芽には花が付く場合があるのだ。

下は上の株の新芽のアップであるが、この時期に新芽のバルブがこの程度大きくなっているものには大きな確率で花が付く。花芽の出はやや遅いものの、昨年のバルブから出た花と見劣りのしない花が同じ時期に開花を見ることが出来るのだ。
あくまで私の蘭舎でのことだが、この時期にバルブに一定の厚みがないと7、8月にいくらバルブが張って大きくなっても花芽は来ない。(上への伸びでなく横の伸びが必要)

調べてみれば解ると思うが、おそらく親バルブから子バルブへの炭水化物の移動があるのかもしれない。この大きさは「たまたま炭水化物含量が適量となるので」花芽分化してしまうのではないだろうか。(新芽の内は自分の葉で光合成してバルブに炭水化物がたまったから花芽が分化したということにはなかなかならないと思う)

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Posted by woods at 2012年06月27日(水) 20時09分   パーマリンク

2012年06月26日(火)

花芽分化 [寒蘭の勧め]

今朝のこと「花芽を付けるた水を切りたいが、いつ頃が良いだろうか?」と質問があった。
花芽を付けるため水を切ること、実際には10日ほど水やりをしないことらしいいが、私はそれをしたことがないので答えに困ったのだが、いまだにこう言うことを考えている蘭作りもいるのだなと感心した。(自分がしている技術でないので深く考えたこともなく、若い頃になんどか聞いことがある話なので迷信くらいに思っていた。)

今日は1日中「水を切る」ことがどう言う事なのだろうか?という問いが頭の中を駆け回っていた。
昔の人がしていたので、一つの栽培技術だったのだろうが・・・
上の答えに直接にはならないかもしれないが、ブログのネタに花芽分化について考えてみたい。

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寒蘭の花芽分化のメカニズムは研究されることもなく、
先に紹介した「カンラン 寒蘭の美と栽培 誠文堂新光社」の澤先生の記述「花芽は5〜6月の初夏の頃に作られる。長日条件に加えてある程度の温度を必要としている。」からほとんど進展していない。

シンビジウムの花芽分化も6月頃から始まるのをご存じだろうか?
突然シンビジウムの話で申し訳ないが、寒蘭で研究されていないのならシンビジウムを参考にするしかない。私は以前から花芽分化のメカニズムは寒蘭とシンビジウムは一緒ではないかと考えていた。

最近ではシンビジウムの花芽分化は【日長や温度に直接依存せず,日照条件に支配される炭水化物の体内含量が関与している。】と言うところまで解ってきた。
これが寒蘭にも当てはまるのではないかと思う。

(続く)

Posted by woods at 2012年06月26日(火) 20時25分   パーマリンク

2012年06月20日(水)

芽かき [コレクション]

我が家の蘭舎でも、やっと芽が伸びてきました。

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今年は芽の出も遅いが、芽数もずいぶんと少ない。
昨年、かんんばって株分けしたためだと思うが、複数芽付いた株は2割もない。

上の画像は展示会用の株から切り取った芽。残していたら何万円にもなるものも有るが、良い花を付けるためかいだ。

以下は、既出だが私の手順です。
気を付けることは、病気を移さないこと。
ハサミはその都度火であぶり、かぎ跡はしっかり癒合剤で保護している。

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株元の土を少し除ける。

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バーナーで熱消毒。

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ハサミの先がバルブと新芽の結合部までしっかり届くよう入れ新芽を切り取る。

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この時、根も付いていれば綺麗に取れている。
(これは失敗か、根がまだ伸びていなかっただけか)

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綿棒に癒合剤をたっぷり付ける。

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切り跡にしっかり塗りつける。

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1時間くらい置いて土を戻すと良いが、私はすぐ戻している。

上手くできない場合は鉢から株を抜き取って処理すればいいが、馴れればこの方法でうまくいく。

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ポイントはしっかりハサミでバルブと新芽の結合部を切り取ることだ。
これが出来ていないと残った部分に腐りが入ったり、成長点を残してしまうと、そこが再生していびつな形のバルブとして残る場合がある(その残ったバルブから次の年芽が出てしまう)。

手で摘み取る方法は、傷跡から腐敗病や炭そ病が感染する可能性があり、自分は恐ろしくて出来ない。
この作業で土が多めに動いた場合(完全に植え替えとなった場合など)は病気予防のために潅水後タチガレエースを潅注している。とにかくこの作業で病気が感染しないよう細心の注意が必要だ。

Posted by woods at 2012年06月20日(水) 19時59分   パーマリンク

2012年06月10日(日)

肥料 [最近の蘭舎]

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この蘭舎で作業している時間がずっと少なくなっている。新芽が伸びるのを待っているからだが、ビニールを除けてから芽が止まっていた。
やっと伸び始めたので、今日は肥料をやった。

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Posted by woods at 2012年06月10日(日) 22時29分   パーマリンク

2012年06月01日(金)

遅い新芽 [最近の蘭舎]

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我が家の蘭の新芽もこんな状況です。

捜して初めて出ていたのだと解る。

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土を少し掘って出してみた。芽の出は遅いが太さはそこそこある。

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葉が覗いている新芽は皆無だ。
これが一番伸びている方。

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親のイモは良く張っているが、芽はまだまだ小さい。

今年は1ヶ月ほど遅いのではないだろうか。

Posted by woods at 2012年06月01日(金) 17時05分   パーマリンク

2012年05月27日(日)

Photoshop CS6 [PC編]

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ボツとなっていた画像をCameraRaw7.1とPhotoshop CS6で処理してみた。
暗い会場での撮影画像だ。

色は展示会場のライトの影響もあり、再現は難しいかな。

Photoshop をCS6 へバージョンアップしたので遊んでみた。

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Posted by woods at 2012年05月27日(日) 21時41分   パーマリンク

2012年05月19日(土)

整枝 [最近の蘭舎]

今年は新芽の伸びが遅く、何時もの年なら始めている芽かき作業はまだまだ先のことになりそうだ。

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バルブも張りいよいよ新芽が出そうとなるこの時期、葉が斜めに傾きだす。そのままにして置くと方向が定まらず古い葉とバランスが悪くなる。
そんなとき私は株元をアルミの針金で縛って矯正している。

1mm経のアルミ線。これを7〜10センチほどに切りCの字状の輪っかを作る。

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この輪っかを株元に巻付け、葉が起きあがるよう指で締め付ける。
この状態で何日かおくと固まるので輪っかを外す。

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こちらは(左の画像)、葉が1枚垂直に伸びている。

こんなときは葉の付け根に発泡スチロールのくさびをかまして垂直に伸びていた葉の元を斜めになるよう固定する。
これも何日かすると斜めに固まるので発泡スチロールをのける。

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色んな整枝方があると思うが、この方法は比較的簡単だ。

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Posted by woods at 2012年05月19日(土) 06時34分   パーマリンク

2012年05月18日(金)

すっかり夏モード [最近の蘭舎]

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変わり映えしませんが、近況です。

こちらは第二蘭舎、窓も開放ですっかり夏モード。
(夜は少し寒いので、この戸は閉めている。)

天井は、遮熱ネット(75%)とクールホワイト(45〜50%)との二重。
サイドは胸の高さまで、70%だったと思うが白い遮光ネットを張り、胸から上をクールホワイトを張って上下二段に分けている。
なぜ二段にしているかというと、窓を開けたとき、窓には防風ネットは張っているが、今の時期乾燥しすぎないかと下段を風よけにしているからだ。上段はクールホワイトの編み目越しに風が入いり、またある程度の風ならクールホワイトの裾がめくり上がって入ってくる。

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第一蘭舎は?と気になっている方もいると思うが・・・
まったくの手つかず!!

この一年間身体を使いすぎ「あちこち痛めていたので療養していた」
と言いたいが、本当は鳥を追っかけすぎていた(^o^)

オニさんも帰ったのでそろそろと思っているが、こんどは暑くなってしまった(^_^;)


Posted by woods at 2012年05月18日(金) 11時04分   パーマリンク

2012年05月04日(金)

少し早いか [最近の蘭舎]

今年は早めの遮光をしている。
明るいところが15,000ルックスを越えると遮光資材を代えている。
今日は遮熱ネット1枚からクールホワイトを重ね張りした。
10,000ルックスを切るくらいになっている。少し暗いだろうか?

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Posted by woods at 2012年05月04日(金) 23時17分   パーマリンク

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