Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

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2011年10月12日(水)

農薬散布の意義 [寒蘭の勧め]

この時期に殺虫剤を散布していると言うといつも不思議がられます。
そして決まって薬害はないのか聞かれます。

そんなに驚かられることなのでしょうか?
私のサイトでは何度も紹介しているので常連の方はなんとも思われなくなっているとおもいますが、昼間出会う人たちは頑固に殺虫剤散布はダメだと考えているようです。

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画像は今日散布した農薬と葉面散布剤。
ロディー乳剤はハモグリバエやその他の花を加害する虫用。アミスターフロアブルは炭そ病の予防。アミノメリットは最近仕入れた蘭が根が悪く、葉から肥料を補給するため。
それぞれが2000倍となるよう混合しました。

(後ろのキンチョールは混ぜていませんよ(^_^;)

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農薬は右のポリ容器を使用。
約45リッター薬液を作っている。散布には7頭口の噴口を使っている。
ちなみに左のポリタンクは200リッターのもので、キトサンなどを灌注するときに使用。この時は噴口を灌水用ノズルに交換しています。

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ポンプは20年近く使っている電動のポンプ。配管のホースをつなぎ替えれば各蘭舎で散布が出来る。このポンプで最長40メートル先まで散布(灌注)しています。

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さて、タイトルの「農薬防除の意義」ですが(今回は炭そ病予防と兼ねていますが、炭そ病は後日述べます)、私がどういう目的でやっているかを少し長くなりますが書いてみます。殺虫剤は使わなくて済むのであれば使わない方が良いと思いますが、私の環境ではどうしても使わざるをえません。

寒蘭を加害する虫はいくつかあるりますが、加害されて最もがっかりするのが花時期の虫です。そのなかでは「トクナガハモグリバエ」が筆頭ですね。
この虫は多食生で、どこにでもあるような雑草を餌としています。寒蘭には花芽が数センチほど伸びる、硬い花芽の袴から柔らかな蕾が覗き始めた頃、蘭舎の外部から親が飛んできて産卵します。時期的には早い花であれば8月上旬、遅い花であれば10月中旬頃です。年により多発したり全くいなくなったりしています。野外では餌となる雑草がある限り繁殖しているようです。
成虫は2ミリほどの長さで、ほんの少しの隙間から入ってきます。よく蘭舎の開口部に4〜5ミリ目の防風ネットを張っていますが(私も第二蘭舎は全面張りました)、この程度の編み目では簡単に侵入します。

画像は第一蘭舎の開口部ですが、ほとんどの虫は通り抜けられる大きな編み目です。(明らかに防虫にはなっていません。トクナガハモグリバエから見れば防風ネットでも同じように見えるかもしれません)

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第一蘭舎も開口部の何カ所かは防風ネットを張っていますが、基本的に窓は5センチ目の金網を張っているだけです。
なぜこんなことをしているかというと、蘭舎に入った虫が簡単に外に出られるようにしているからです。

虫を外から入らさなくするためには、密封性の良い温室で開口部に0.4ミリ〜0.2ミリ目の防虫ネットを使用する必要があります。入り口は最低でも二重にし人の出入り時に虫が入ってこないよう細心の注意を払わないといけません。
花芽の伸張が残暑厳しい時期になる寒蘭でこんなことは出来ません。
そこでどうしても農薬での防除が必要になるのです。

私が窓をほとんど開放状態にしているのは、虫が入り込む危険性はありますが、入り込んだ虫が容易に外に出られるようにと考えているからです。仮に防虫ネットを張っていて、なんらかのひょうしで虫が侵入してしまえば、その虫は外には出られなくなり施設内の作物を加害するということに成りかねません。密閉した施設内での農薬散布では、農薬が効かない虫の被害に苦しんでしまうことになります。

それと今回のロディー乳剤もですが、アディオン乳剤も害虫の忌避効果の高い農薬です。花芽だけでなく蘭舎の至る所に散布することで、蘭舎に虫が近づかないようにしています。

皆さんが心配する薬害ですが、いまのところ全く見られません。
よく「○○という殺虫剤をこの時期の花芽に散布してかまわないか?」と訊かれますが、これには「解らない」と言っています。それは訊かれた相手の環境や散布方法がどう言うものか見当が付かないからです。
薬害の発生は環境により違ってきます。散布方法によっても異なります。当然メーカーは薬害の出る農薬は作っていません。薬害が出ないように希釈倍率など細かな使用方法も定めています。
定まった使用方法以外の使い方をした場合にほとんどの薬害は出ています。

また、自分は少々薬害がでても虫に食われて全く花が見られないより、少しばかり奇形になっても見られた方がいいと思って散布を続けています。防除はハモグリバエを主体にしていますが、8月上旬から農薬散布することでカイガラムシや、これから発生するガ類の被害も予防できています。蘭舎からはナメクジもまったくいなくなっています。

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この画像は7頭口のノズルからの噴霧状況です。
かなりな圧力で噴霧されています。

長くてくどくなりましたが、今日も昼間、農薬散布について訊かれました。どんな農薬が良いのか、こちらは殺虫剤のことかと一生懸命説明しているのに、結局「殺虫剤は怖いので散布しない」で終わっています。これから本格的に寒蘭栽培を始める方は、農薬散布に目的と意義を持って取り組んで欲しいものです。(寒蘭の勧め)

Posted by woods at 2011年10月12日(水) 19時25分   パーマリンク

2011年10月11日(火)

支柱外し [寒蘭の勧め]

「寒蘭の勧め」のなかで先に支柱立てを紹介しましたが、今回は支柱外しです。どのタイミングで外すかによってその後の管理に大きく影響します。

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自分が外すタイミングはこの当たりです。

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花間が空き蕾が傾き始める頃です。

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この時点で正面を決めます。
こちらがいいでしょうか。バック木の面です。

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理想は新芽が展開している面が正面になると良いのですが、なかなかそうはなりません。
正面とは第1花(下の端の花)と頂花(一番上の花)が前を向く方向ですが、この蘭はこちらが正面になると良い感じがします。新芽は右側になるがちょうど同じような大きさの1年木の葉の間に来ます。見ていて違和感がありません。
バック木の方が正面になっていると見苦しく展示会では減点の対象となります。

正面が決まると花軸の傾きや曲がりを手直しします。花軸の傾きは株自体を傾けて修正できます。または針金で元を縛っても良いです。花軸の曲がりはこの時点であればハンドパワーでかなり補正できます。また蕾の向きも修正できます。第1花と頂花が別方向を向いているとどちらが正面か解りません。できるだけ合わせるようにしたいです。

ここまで決まればあと2週間。開花を楽しみに待つだけですね。


Posted by woods at 2011年10月11日(火) 21時40分   パーマリンク

中村支部展開催のお知らせ [雑記]

みなさんおはようございます。
中村支部展の開催が決まりましたのでお知らせします。
11月12日・13日です。

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この日は宿毛支部展もあります。
12日の晩には支部の交流会もあります。中村で宿泊される方は是非参加してください。

*中村支部のポスターは前年度優勝花を載せています(今年はひな壇でライトアップされた久岡氏出品の恵です)

Posted by woods at 2011年10月11日(火) 10時49分   パーマリンク

2011年10月10日(月)

オークション [雑記]

久しぶりにオークションに出品しました。
http://tosaran.com/auction/start.shtml

Posted by woods at 2011年10月10日(月) 21時25分   パーマリンク

2011年10月06日(木)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎]

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ここ1週間ほどすっきりしない天気続きましたが、今朝は久しぶりに晴天で蘭舎へ朝日が当たった。今朝は薄暗い中、花芽に直射を当てようと蘭舎の中で右往左往していた。隣のおばさんは何をしているかと思ったことだろう。

7時前の第二蘭舎です。

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こちらは東端の棚ですが、この前まで日は全く差さなかったが、今朝は1時間ほどしっかり当たっていた。

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第二蘭舎は3つの平棚の他に作業台があるが、そこも大活躍で日が差していない所の鉢を持ってきて置いた。
ちょうど日が当たるように鉢を移動している。

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こちらは東側の窓際の作業台。
昨日から置いていた青花に日が当たっていた。
青花も直射に当てると堅くて厚みのある良い花になるようだ。

日に当てたくないのが更紗なのだが、どこに置いたらいいのかわからない。この蘭舎で一番暗い所はどこだ(^_^;)

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こちらは第一蘭舎。
この時間帯、全く日が当たっていない。
家の裏にあるこちらは第二蘭舎より朝日は1時間以上遅くなる。

でも構わないもので、「恵」や「鈴華」、「里紅」、「金紫鳥」はここで発色しひな壇に上がった。
ならば今まで通りやったらいいじゃないかと言われそうだか、早朝の日光を加減して取り込めば桃や紫の色が出るのじゃないかと期待している。

Posted by woods at 2011年10月06日(木) 20時33分   パーマリンク

2011年10月05日(水)

卓上の一鉢 [寒蘭の勧め]

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私は寒蘭の花をどれだけ楽しんできたのだろうか。
ここ何年も展示会で上位入賞することに情熱を傾けていたが、それが私の寒蘭作りの楽しみであったのだろうかと自問している。

先日撮った写真だが、なんとも卓上の一鉢は風情があって良い。

Posted by woods at 2011年10月05日(水) 22時04分   パーマリンク

ロクヨン [Digitalcamera編]

宝の持ち腐れ的になっている「AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR」ニコンの新型のロクヨンです。今年の3月に購入していた。
デジ一眼(当時D100でしたが)を始めた頃、いつかはロクヨンと思いながら欲しくてたまらなかったレンズです。退職の記念に思い切って買っていました。

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何を撮るかですが、寒蘭を撮るために買ったんではないです。
いまのところ朝日や夕日を撮っています。先日アップした月はこのレンズで撮っています。
使わないともったいないので寒蘭も撮ってみようとは思っています。

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三脚・雲台関係は
GT5541LS Gitzo CF6X Systematic Tripod
GS5121LVL Gitzo Leveling Base
PG-02 FG: PG-02 Full Gimbal Head
の3点です。ちなみにカメラはD300。

あまり使っていないのでたいした感想は言えないのですが、重量的には軽い方ではないかと思います。ただし持ち運ぶのは大変です。
ブレは無いようであるような感じですが、レンズのVRがよく効いているので私の撮影内容であれば全く問題有りません。感想になっていないですが。

Posted by woods at 2011年10月05日(水) 22時00分   パーマリンク

2011年09月29日(木)

無消毒鉢の使い回し厳禁 [寒蘭の勧め]

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先の記事「植え替えのポイント」のなかで簡単な鉢の消毒方法を紹介したように、自分は鉢を再利用するときは全部消毒しているように思われたかもしれないが、実際は病気の心配ない鉢はそのまま使ってきた。


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以前はほとんどをこの方法で消毒していたのだが、考えてみると去年も今年も一度もしていなかった。根の悪いのも当然かもしれない。

鉢を簡単に水洗いして、ケミクロンGの1000倍液へ10分間浸漬による消毒。
土が付いたままの鉢を浸けても効果はあると思うが、一応浸ける前には水洗いをしている。この作業が面倒で何年も手抜きをしていた。

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ケミクロンGは農業用の容器や用土の消毒剤である。ほぼ完璧に病原菌を滅菌できる。
成分的にはプールの消毒剤と同類。
1000倍液でもやけどを起こすので、使用時はメガネやゴム手袋が必須。液に手をいれてもすぐには問題ないが、乾くと濃くなりやけどを起こす。このため液が手や顔に散った場合はすぐに水洗いする。

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引き上げて数日放置。
白い粉が残るが気にせずに植えている。気になるようだったらこの時点で水でかけ流すとよい。
日に当てると成分の塩素が飛ぶので早く使いたい場合は日向に干すとよい。

「無消毒の鉢の使い回し厳禁」
いつでも基本はしっかりやっていかないとダメですね。

Posted by woods at 2011年09月29日(木) 15時06分   パーマリンク

2011年09月28日(水)

根圏微生物 [寒蘭の勧め]

ラン菌のことはいろいろと書いてきましたが、ラン菌を含めて根圏微生物という世界があります。
みなさんあまり知らないと思いますが、近年非常に注目されている分野です。解らないこともまだまだ多いですが、というより解っていることが少ないと言った方が良いですが、ネットで検索すると色んな人の記述が見られます。
寒蘭栽培の上で参考になることがいっぱいありますので、いちど色んな人の記事を読んでみて下さい。
私も勉強中です。

http://www.ideshokai.com/navi/kikaku1.html
http://www.mizunobunkaen.com/neken.pdf
こんなところがわかりやすくて参考になります。

Posted by woods at 2011年09月28日(水) 21時28分   パーマリンク

2011年09月27日(火)

憂鬱 [最近の蘭舎]

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寒蘭を作っていると解らないことがいっぱい出てくる。
いろいろ考え過ぎて、結果を悪くすることも少なくない。

今年、私を悩ましているのが新根の黒変。
いまのところ生育には影響ないが原因がわからない。

画像は「福の神」、昨年の本部展ベタの部金賞株。

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いつまで待っても花が見えないので今年はダメかとバックを外し植え直そうとうつしてみた。
なんと3つきた新芽の一つに花芽が付いていた。
株分けはやめて、植戻すことにした。

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根の状態を確認すると、まだ痛みにはなっていないが、成長中の新根が先端部をのこして真っ黒である。

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こちらの新根(中央の伸張中のもの)も茶黒い。

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こちらも(中央やや下の伸張中のもの2本)。

08月23日の「根被の働き」で紹介しているように本来の根である外皮や皮層はまったくもって何ともなく、根被(死んだ状態の細胞がスポンジのようなって根を保護している)だけが変色しているのだが。
見た目に黒いとどうも嫌だ。そのうちどうにかなりそうで怖い。

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ついつい、土が悪いのか、赤玉土のせいかとかいらぬことを考えてしまう。夏場に伸張しているカ所に変色があり、それも今年と昨年のみで、その前はこれほど茶黒くなっていない。この二年灌水回数が多かったのがいけなかったのかとか・・・考え出したら止まらない。

白い根の根被と黒い根の根被を顕微鏡で見ても大きな違いは見あたらない。細胞壁が白っぽいか茶色いかで明確な差はなく白い根もよく見ると細胞壁は茶色くなっいる。
それと外から茶黒く見える物は、ほとんどが付着物である。白い根にも同じような物が付いているが付いている範囲が非常に少なく、黒い根は多いという感じである。
この付着物がどうして付くのか、悪さはしないのか(逆にこれが付いていると蘭の生育が良いような気がするが)を見極めていきたい。

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とりあえず、この福の神は新しい土で植えた。

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7号鉢で植えていたが、3芽新子が付いているので元の鉢には収まらなくなった。
土佐寒では7.5号鉢は嫌われる傾向にあるが仕方なしに植えた。

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この福の神は我が家の看板木だ。
これほど葉が幅を引いて大きな株は他に無いだろうと思う。
一昨年(金紫鳥が優勝した年)も本部展に連れて行ってたが、私は金紫鳥よりこちらに優勝を期待していたほどだ。




長々と愚痴を書いてしまったが、答えは自分で見つけている。
「初心に戻れ」、「手を抜くな」であるが、双六のように振り出しに戻ることも必要だと思う。
とりあえず3年前に戻ろうと思っている。

Posted by woods at 2011年09月27日(火) 16時35分   パーマリンク

2011年09月24日(土)

花芽管理 [寒蘭の勧め]

もう一ヶ月もすると花時期ですね。いよいよ本番が近づいてきました。この時期は花芽をムシに食べられないようにすることはもちろん、花軸が曲がらないように伸ばすことも大切な管理になってきます。

展示会では曲がった花軸では、審査でどうしても減点され上位入賞が難しくなります。家庭用なので花軸は曲がっていても良いじゃないかという人もいますが、ほったらかしで曲がったのでは魅力が半減します。放任で咲かせた花は自然咲きで良いようですが、鉢植えしていること自体が不自然ですのでもう一細工して、その花の魅力を引き出してあげたいものです。花軸を真っ直ぐすることで、見違えるほど良くなります。
(いつかは意図的に曲げて生け花的観賞をするようになるかもしれませんが・・)

花軸を真っ直ぐ伸ばすためにはやっぱり支柱立てが必要です。他の方法もありますが、鉢を回したり、開花してから花軸をいじったりするより、支柱立てが一番楽で良いのじゃないかと思っています。立てるときはしんどいですが、花配りをして蕾の方向が決まるとその後はほとんど手が掛かりません。花軸が伸びて最後の蕾が傾き始めたころが支柱の外し時ですが、ここまで真っ直ぐ伸ばしていると支柱を除けても花は自然とまとまります。
よく展示会当日(会場)まで支柱を立てている人を見かけますが、会場で支柱を外してから姿勢直しにバタバタしています。

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画像は支柱を立てた直後
昨日今日と一気に200本ほど支柱を立てた。基本的な支柱立ての方法は今までも何度かブログに載せているのでそちらを見てください。

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初めはこんな感じで花茎の元から縛っています。
元の方は硬くなっていますが先は柔らかく折れやすいので注意して下さい。

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花芽が上部に伸びるにつれて上へ上へと縛っていきます。

寒蘭は花軸を真っ直ぐ伸ばすことで花の魅力が引き出されているのではないでしょうか。

Posted by woods at 2011年09月24日(土) 19時26分   パーマリンク

2011年09月19日(月)

夏モード終了 [最近の蘭舎]

タイトルは「いよいよ展示会(戦闘)モード」の方が良いかもですが(^o^)

何時までも夏を引きずっていてもいけないと思い、二重にしていた遮光を一枚にしました。秋肥も全鉢に施用し、秋に向けての準備が整いました。明日から、支柱も立て始めいよいよ展示会モードへ突入です。

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第一蘭舎
白色寒冷紗を重ねて張ってたが、遮熱ネット一枚にした。

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全鉢にグリーンキングを施用。見えるかな?

聞かれると思うので・・・
5号鉢へ2g〜7.5号鉢へ4gの割合で表土2〜3ヶ所へ施用。置いたというか載せたと言う感じ。生育が良くない鉢には少なめにしたが、花芽が付こうが付くまいが鉢の大きさで量を決めて施用している。
(この当たり、そんなやり方で良いのか?とよく訊かれるのだが、全体を同じように管理しないとややこしいのと、いままで不都合がなかったことや、花も良く伸びるので、こんなやり方をしている。ただし、前回施肥は6月末。)

色んな作業をこの時期にするのは、そんなことは言えなくなっているが暑さ寒さも彼岸までであり、敬老の日や秋分の日で休みがあったことなどで、深い意味はない。

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第二蘭舎
クールホワイトを重ね張りしていたが、除けた。
南から見たところ

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東から見たところ

変わり映えしませんが、近況です。

Posted by woods at 2011年09月19日(月) 15時31分   パーマリンク

2011年09月18日(日)

植え替えのポイント [寒蘭の勧め]

今回は植え替えの仕方と考え方をまとめてみました(カテゴリ「寒蘭の勧め」の流れの話になり、内容的には既出のものです)

地元でも「植え替えは何時が良いのか」「この時期植え替えして構わないのか」とよく聞かれますが、私はこれには答えに困ってしまいます。いつも「したいときにすれば良いのじゃないですか」と素っ気ない返答になってしまい、相手を怒らしています。

聞いている人は、植え替えに適した時期はいつがいいのか、こんなときに植え替えして病気になってしまわないのか心配していると思うのですが、なかなかこの時期が良いですよとか、ダメですよと言えません。

私は植え替えの良い時期、植え替えして大丈夫な時期というのは無いと思っているからです。反対に目的があって植え替えするのなら何時しても良いと思っています。ただ植え替え時の注意点・基本事項をしっかり守ってもらわないといけませんが。

私は8月下旬から9月中旬までにかなりな数を植え替えしています。
目的は「開花が見込まれた株なのに花が来なかったものが、どんな要因で花が付かなかったか原因を探ることと、来年に向けて対策をいち早くとること」です。

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この株は6芽あり、新芽は5枚葉で親より大きい。画像ではわかりにくいがバックの3芽はやや黄化し痛み始めている。

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根を見ると何カ所か傷んでいる所があった。

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前3芽と後ろ3芽で割ったが、後ろは根の多くが傷んでいた。
前も1本の根の途中が黒変し皮層がスカスカになっていたため、思い切って剪除。

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土を新しいものにして植える。

この株では自分なりに原因は【これだけ大きな新芽を付けてしまうと、根痛みがあるこの蘭にとって花芽を付ける余力がなかったのだろう。】対策は【バックを外し悪い根を切り取った。】ことで納得なのだ。

花芽が付かない原因がどうしても考えつかないものも多いが、根の状態を確認し傷んだところを取り除き、傷んだバックを割ることだけでも一日でも早くしたほうが良いと思っている。(寒蘭の病気は親株からの持ち込みが多い。親株の葉や袴などの枯れこみに菌糸が付着して越年し翌年の感染源となっている。)

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ここからは植え替えの注意点になるが、まずは鉢の簡単な消毒方法

ガスコンロの上に網を敷いてその上に鉢を逆さに置く、サナは鉢の底に載せる。中火〜強火で1〜2分ほどあぶる。鉢から水蒸気が吹き出してくる。この蒸気で菌は死滅する。
先ほどまで植えていた鉢を洗わずにそのままあぶっているが、乾燥した鉢だとひび割れするかもしれない。

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癒合剤は必ず使用

バルブの接合部分はハサミは使わずに手で割って、その切り口に癒合剤を塗布する。トップジンMペーストを塗る方法もあるが、こちらは物理的に傷口をふさぎ、病菌の侵入を阻止する。切り戻した根にも塗ると良い。

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ハサミはバーナーで焼く

新聞紙と軍手は必需品ですか、錆びたハサミも必要。
以前、ハサミが錆びているので人に笑われたことがある。もっと良いハサミを買えと言われた(^_^;)
新聞紙と軍手の使用方法はわかりますよね。一鉢一鉢使い捨てが原則。

このあたりでフザリウムを移している人も多い。

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土は作り置き

袋から出してそのままの乾いた土を使うと根痛みを起こす心配がある。
理想としては使う前1ヶ月から水を掛けて土を馴染ませておくと良い。

(土の再利用は考えない方が良いと思います。消毒の方法もありますが、蘭の生育を考えると新しい土が良いです。)

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消毒は鉢毎に

通常の灌水後、薬液の入ったジョウロで灌注。薬剤は必ず防除目的にあったものを使用。

以前はバケツに薬液を作っておいて何株も一緒に漬け込んで根の消毒をしていた。
これが病気を蔓延さす温床となっていた。言うまでもなくその薬液に効かない菌やウイルスはバケツの中で他の蘭に移ってしまう。

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あまり汚いので見せたくないが・・
私の作業台。この周りに一通りの物(道具)を集めている。

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植え替えした鉢はとりあえずここへ
左下の台へ置いている。

植え替えは思いついたら少しでも早いほうがいいと思います。

問題は病気にならないようにすることです。ただこれもどの時期が一番病気が少ないかということになると思いますが、真冬の一時期を除いて一年中病気は発生しています。実際、私も正月休みに植え替えすることが多かったのですが、植え替え適期としては冬場は中途半端だと思います。秋や初夏の根が伸張するときの前にある程度の処理をしておきたい株も多くあり、痛みの程度も時期によって違っています。
病気を心配せずに一年中植え替えすることが自分としては理想ではないかと考えています。

病気はここで紹介した基本的な作業をしていれば、そうそう起こるものではありません。植え替えの処理が遅れて病気のバルブを残している方がよっぽど危険です。

Posted by woods at 2011年09月18日(日) 21時22分   パーマリンク

2011年09月15日(木)

病気の見分け方2 [寒蘭の勧め]

腐敗病(フザリウム)の画像をアップしないで病気の見分け方というのもおかしいですが。

もしフザリウム菌ならスボ抜け症状の葉を引き抜いてビニール袋に入れておけば、3日もしたらカビだらけになってしまいます。
それとこの画像のように腐ったところからはフザリウムの胞子がうじゃうじゃ出てきます。

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画像の右上にかたまって見える三日月型の細胞がフザリウム菌の大型分生胞子です。
予防方法について質問がありましたが、予防するには、まずはどのように感染し発病するかを知ることですね。


寒蘭におけるフザリウム病の発生メカニズムは、私の推定の部分も入りますが・・・

この胞子は水で簡単に運ばれる。灌水で周りの鉢に飛び散り、土の中に流れて行くと、多くは死滅するが、運の良い胞子は目の前に根が近づいてくるとその刺激?で発芽し菌糸が根の中に侵入する。菌糸が根の中心の導管まで伸びてくるとその中で胞子を作る。この胞子が水の流れにのりバルブまで届くと、バルブの中で発芽し繁殖することで地上部を犯してしまう。これがスボ抜け症状として現れる。ただこれだけに留まらず、バルブの連結部を通してバックバルブまで感染し発症してしまう。最後には株全体が腐ってしまう。

菌が侵入できるのは根の先端の伸張中の根冠部のようだが、何らかの原因で傷があると傷口からも侵入してしまう。

スボ抜け症状は新芽に起こるが、これは新芽の根がフザリウム菌に犯されやすいとことに起因していると考えられる。2年生以上の根には先にラン菌が定着していて、糸状菌同士の拮抗作用でフザリウム菌を抑制しているようだが、1年生の根は最初は無菌であり、ラン菌を取り込もうとしているため、同じ糸状菌のフザリウム菌には無防備で簡単に侵入されてしまうのではないだろうか。

また、古い根であってもなんらかの原因でブザリウム菌の勢力が強まってしまうと菌糸が侵入してくる。2年生以上のバルブではズボ抜け症状は見られないが、代わりに、葉がバルブの元から黄化し少しの刺激でぱらりと落葉する症状が見られる。道管やバルブの中で菌糸が増殖してきて道管を詰まらせてしまい、地上部に水を送れなくしてしまうからで、初期症状として葉が何となく生気を失せて萎れてくる。こちらもバルブの連結部を通してバックバルブも感染してしまう。(反対にバックの方から症状が出て新しいバルブに移っていくこともある)

フザリウム病で問題になるのが、発病したら株全体が枯れるまで収まらないことだが、これが1〜2ヶ月の短期間に留まらず年を越えて発症していくことがある。
それと2年生以上の根では感染してから発病するまで長期間(数ヶ月から数年)かかっているようだ。
さらにやっかいなのは、発病した株の残渣が感染元であるばかりか、胞子の状態で越年し数年間は感染する危険性を持つことである。
胞子はほとんどが数ヶ月以内に死滅するのだが、なかに厚膜胞子となって数年生きながらえる物がある。この胞子もそのままでは、土の中で栄養となる物がない状態では発芽しないが、根が目の前に近づいてくると根から分泌される養分で発芽し根を犯してしまうこととなるのだ。

残渣は発病株を処分すれば良いが、厚膜胞子が潜む可能性のある土や鉢は新しいもか消毒済みのものを使用する必要がある。
これでも完璧でなく、親バルブのどこかに付着している可能性もあり、いつか土の中にこぼれて根に遭遇するかもしれない。とてもやっかいな病気なのだ。

9月25日加筆
腐敗病は、症状的に急性なもの慣性なもの色々ありなかなか判断が付きにくいと思いますが、スボ抜け症状を認めたときは速やかに正常な蘭から遠ざける、隔離すると言うことを徹底し、繰り返すことで根絶できる病気です。
腐敗病かただのズボヌケかと思いながら何時までも蘭舎に置いておくことが、この病気を蔓延させている大きな要因です。

Posted by woods at 2011年09月15日(木) 21時52分   パーマリンク

2011年09月14日(水)

病気の見分け方 [寒蘭の勧め]

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

この画像は検鏡してもフザリウム菌や炭疽病菌らしきものが見つからなかった事例です。

腐った部分に僅かに正体不明の菌糸が見えたので病原菌の菌糸かとかと思い、ビニール袋にいれて様子をみた。3日後に黒褐色に変質した所は2,3倍に広がったが、菌は見つからなかった。


画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

今年のスボ抜け症状のなかで、袴まで腐った物はフザリウム菌がいたが、袴やバルブが正常だったこの鉢からはかフザリウム菌や炭疽病菌は見つからなかった。

なぜ、スボ抜けになったかは不明ですが、腐敗病や炭疽病でなかった事例の紹介です。


フザリウム菌による腐敗病は、当然ですがどこかに感染した経緯があり、病気を貰った可能性のある時期が推測され感染したのは「ああ、あの時かな」と思い当たるものです。
この鉢は小苗の時から5,6年育てたもので、腐敗病が発生した株の近くにも置いたこともなかったので、なっとくなのですが・・・

よくあるのは、寄せ植えの中で他の株が先に腐敗病に犯されていた場合です。数本の中で1本発病して引き抜いて処分しても、残りの他の蘭に感染していることがあります。数ヶ月〜1年前までは感染の危険度は大ですが、2〜3年前であっても感染の可能性はあります。

Posted by woods at 2011年09月14日(水) 22時08分   パーマリンク

2011年09月12日(月)

中秋の名月 [Digitalcamera編]

画像(400x266)・拡大画像(1000x665)

みなさんこんばんは
寒蘭とは関係有りませんが、今日は中秋の名月ですね。
ときたま雨も降る変な天気ですが、雲の合間に月が見えていました。

滅多に使うことのないレンズを持ち出して撮ってみました。

上は1000mm相当の生画像。下はトリミングですが月の表面がよくわかります。月はこんな感じなんですね。

画像(400x266)・拡大画像(1000x665)

Posted by woods at 2011年09月12日(月) 21時26分   パーマリンク

2011年09月09日(金)

近況報告3 [最近の蘭舎]

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

この画像も同じ日に撮っていました。
花芽の画像2枚

1枚目は無名黄金葉桃無点
2年前に元大方蘭会会長故宮渕氏の遺品整理の競りで仕入れたもの。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

2枚目は無名桃紅花。
昨年リビングで咲かせていたもの。

花芽は5,6センチに伸びた物もありますが、だいたいこんな大きさです。
まだ20〜30はこれから出てくるもの(土を切っていない)もありそうです。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

北からみた第二蘭舎内1

この画像の中央やや下、通路を挟んで黄金葉の鉢があります。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

北からみた第二蘭舎内2

黄金葉は大きな蘭の影にならないよう、前列にあります。

Posted by woods at 2011年09月09日(金) 22時03分   パーマリンク

2011年09月08日(木)

近況報告 [最近の蘭舎]

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

今の状況を幾鉢か紹介します。

一番目は白妙。白妙もこちらにあります。というか昨年からここにあった。4芽に新芽が3つ、さらに花芽が2つ付いている。

欲張って芽かきをしなかったが、3芽とも普通に育っている。
(本当は毎年芽かきをしてきたので葉が大きくなりすぎて嫌になり、芽を多く出せば小さく作れるかと芽を残しました。)

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

こちらは福の神。
これも大きくなりすぎて、小さくしようと芽かきをしなかった。
3芽に大きな新芽が2本+小さな新芽が1つ。
さすがに親3芽では花芽まではこなかった。

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こちらは金紫鳥。
こちらは本当に欲張って2芽出した。
花芽がきた。
3鉢にしているのでこの鉢に花がこなくても良いと芽かきをしなかった。

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これも良い花なので増やしたいと芽かきをしなかったが、花芽が付いた。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

左は1芽で花が付いた。右は2芽で花芽が付いた。

紹介した鉢は昨年も花を付けていたもので葉の成長が遅いですが、だいたいこんな感じです。
幼木から育てて今年初花の鉢は葉が展開したのもあります。

Posted by woods at 2011年09月08日(木) 05時45分   パーマリンク

2011年09月07日(水)

近況報告 [最近の蘭舎]

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

そろそろ展示会のために花芽の管理をする頃になりましたね!!

画像は今日の第二蘭舎です。
第二蘭舎は今年から主に紅花や桃花の作場として使うようにしています。

今日は朝日が蘭舎の奥まで当たるように少し窓を改造した。
(どんな発色方法が良いのか試行錯誤でやっています。この蘭舎は屋根は紫外線カットのポリカ張りですが、サイドは特に東南サイドは紫外線をカットしていないガラスネット入りタキロンを使っています。それでも少しでも直射が花芽に当たるようにと考えて改造しました。)

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

隣家の屋根の上から庭木越しに朝日が当たる。
この植木はこれから蘭に届く光を確認しながら剪定していく。
この場所は我が家で一番早く朝日が当たるところ。女房に文句を言われながらもなんとか説き伏せて庭の半分を蘭舎に確保したところだ。これが一番しんどかった(^_^;)
今日は6時半頃には日が当たっていた。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

ドア方式にしていた左サイドを、右開きから左開きに変え、コーナーの波板を取り除いた。開口部が南の窓と一体となり開放的な採光部となった。

開口部の壁には4mm目の青色防風ネットを貼った。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

南の棚。

画像(300x199)・拡大画像(1000x665)

一番奥の棚。
朝日はこの蘭舎の一番奥まで届く。

Posted by woods at 2011年09月07日(水) 16時53分   パーマリンク

2011年09月06日(火)

ラン菌根菌4 [寒蘭の勧め]

しばらく更新出来ていなかったです。
申し訳ないです。
9月にはいって本格的な植え替えを始めたのですが、根が思ったような出来でなく落ち込んでいました。
二年続きの酷暑でだいぶやられています。秋以降の回復を期待してここ何日か作業していました。

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見飽きたと思いますが、細胞内でかたまり始めたラン菌根菌の初期の菌糸。

画像(300x240)・拡大画像(1200x960)

細胞内が菌糸だけの細胞に隣接する細胞(ペロトン)

画像(300x240)・拡大画像(1200x960)

菌糸がはっきりとわかる。
我ながらベストショットですね(^_^)v

Posted by woods at 2011年09月06日(火) 21時26分   パーマリンク

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